りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場4月下席 昼の部

4/23(木)、鈴本演芸場4月下席 昼の部に行ってきた。
鯉橋師匠の会が17時半開演で仕事帰りに行くには厳しい時間。だったら休んじゃえ〜と有休をとり、昼間は寄席に行くことに。
高座舞をやってる鈴本と菊丸師匠トリの末廣亭で迷ったのだが、落語協会のHPの更新が止まって寄席の代演がわからなくなり、かといって寄席に電話して聞くのも面倒で、結局演者がはっきりしている鈴本の方を選んだ。

・かな文「やかん」
・左吉「堀之内」
・ダーク広和 奇術
・馬玉「子ほめ」
・菊之丞「替り目」
・だるま食堂 コント
・一之輔「桃太郎」
・左橋「豊竹屋」
ホンキートンク 漫才
・三三「道具屋」
〜仲入り〜
・菊春「お血脈
・仙三郎社中 太神楽
・馬生「はてなの茶碗
大喜利 高座舞

馬玉師匠「子ほめ」
赤ん坊の年をたずねて「7日目」と言われ、「じゃ初七日か」というところを間違えて「じゃお七夜か」と言ってしまい、「お七夜って言っちゃったよ。」と言ったのがすごくおかしくて大笑い。
本人は焦ったみたいでその後ちょっとぐずぐずとなって苦笑いをしながら高座をおりて行かれたんだけど、なんか素顔が垣間見られたようでよかった。

菊之丞師匠「替り目」
こういう酔っぱらいをやらせたら右に出るものはいないんじゃないかと思うほど面白い。
女性蔑視と怒られそうな奥さんへの暴言も酔っぱらいのしょうもなさも全部含めて楽しい。

だるま食堂 コント
ようやく見られただるま食堂。
昼の部のお客さんは老人がすごく多かったのでみんなぽかーんだったけど、私はほんとに好きだった。面白いし粋でかっこいい。

一之輔師匠「桃太郎」
だるま食堂で一種異様な雰囲気になったのを、ぐいっとまた自分の落語に引き寄せる磁力がすごい。
この日のお客さんはほんとに私語が多くて終始ざわざわしていたんだけど、大きな声を出したり、冗長になるところはテンポをあげたり、まさに自由自在。
寄席で一之輔師匠が見られるとそれだけで得した気分だ。

ホンキートンク 漫才
落語協会の漫才は全部ホンキートンクにしてほしいと思うぐらい大好き。
何度かほんとにツボなセリフがあって死ぬほど笑った。
嵐の「ARASHI」が吉幾三に変化していくのも歌がすごくうまいのでさらにおかしい。

三三師匠「道具屋」
終わり方がすごくかっこよかった。ずどーん!

菊春師匠「お血脈
軽くてダジャレがたくさん入っててとても楽しい高座だった。この噺、好き。

馬生師匠「はてなの茶碗
はなし始めて、あ、井戸の茶碗だと一瞬がっかりしたのだが(あまり好きじゃない)初めて聴く噺だったのでやっほい。
同じ茶碗ならこっちの方が好き。

大喜利 高座舞
こういうのをほんとに楽しく見られるほど粋じゃないんだけど、それでも楽しめた。
踊りの途中で帰って行くお客さんがいて、馬生師匠が「あっ!帰っちゃダメ!」と声をかけたのがやけにおかしかった。