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「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書)

「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書)

錯誤という現象は視点をミクロに落としこんでいくことによって解消される。ふむふむ。しかし、こころをそうやって細切れにしていく作業には爽快感とともに、得体のしれない違和感がつきまとって離れない。そこから語られない部分を探してしまう。砂漠で何を思うかなんて、行ってみなけりゃわからない。論理不要の経験主義(「行ったもん勝ち!」)を言うのではない。ただ、カミュが好きなだけ。