DIY好きのオーストラリア人、リノベーションもどこまでできる?

住み慣れた家でも、リフォームによって見違えるように印象が新しくなりますが、DIY好きのオーストラリア人たちは、リノベーション(英語では“リフォーム”のことをこう呼びます)もできるだけ自分たちでやりたいと考える人が多くいます。
代表的なDIYとしては:
・壁のペンキ塗り
・フローリング(床板)の張替え
・キッチンキャビネットのペンキ塗りかえ
・バスルームやキッチンのタップ(蛇口栓)のとりかえ
ガーデニング(池や家庭菜園づくり、タイル舗装、芝生造成)


もっとも簡単かつ一般的なDIYといえば、なんといっても壁のペンキ塗り、一部屋をまっさらな白にペイントすれば、見違えるように新しい部屋のようになります。お気に入りのテーマカラーをひとつ決めて、ペイントする“フィーチャー・ウォール”も効果的です。


また、先週のブログで紹介したように、フローリングの張替えも、DIYでできる代表的なものです。床板の寸法を測り、詳細にカットできるマシーンさえ入手(購入/レンタル)すれば、かなり効率的に作業が進みます。


タップ(蛇口栓)のとりかえですが、これは去年我が家でもバスルームのタップを新しくしました。家全体に水を送る水道の元栓をいったん閉じ、タップを変えるだけで作業としてはそれほど複雑なことではありませんでした。


それにしてもオーストラリア人たちはこうしたDIYスキルをどのようにして身につけるのでしょうか?やはり小さいときから父親がこうしたDIYをするのを身近にみて育つうちに自然と覚える、ということが大きいようです。


さらに、全国ネットで放送される“ベーター・ホーム・アンド・ガーデン(よりよい住宅と庭)”という長寿番組があり、その番組内でも毎週DIYコーナーがあって、ハウツーを紹介しているので参考になります。面白いのは、この番組の前面スポンサーはオーストラリアの最大手ホームセンター・グループのバニングス(Bunnings)ということ。番組内で使用される機材も材料もすべてバニングスから。テレビで見ていると、いとも簡単に庭に池を作ったり、デッキングを作ったり、バスルームのタイルを張り替えていますが、機材を自前で購入するとかなりの出費になることもあるので、ちょっと注意が必要です。


また、バニングス各店舗では、定期的にDIYワークショップが開催されており、そこで様々なスキルを学ぶこともできます。

ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com

写真1:“フィーチャー・ウォール”は部屋の壁の一部分だけをペイントすることで、部屋全体のイメージを左右する効果があります。

写真2:“ベーター・ホーム・アンド・ガーデン(よりよい住宅と庭)”では、イケメンのプレゼンターがDIYのコツを披露してくれます。