サピエンス全史

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福


色々と話題になっていた本であり、年末年始のまとまった時間がとれるタイミングで読み始めました。(Kindle版)
前評判通りサクサクと読み進められる展開で、何度か中断したものの仕事始めころには読了。


人類の歴史をいくつかの変曲点(革命)に重点を置きながら辿っていくというのが大筋の展開で、人類誕生〜現在〜そして未来へと進んでいきます。
本書で設定している変曲点は必ずしも斬新なものばかりではないです。
が、変曲点というフィルターを通してイベントや歴史の流れをみることで「気づき」が得られること、そしてそれは現在〜未来への示唆にもつながっていることを改めて教えてくれる。本書の意義はそこに集約されているのでは、と思います。


自分の生きる現在の当然は、決して安定しているコト/モノではないということを改めて突き付けられた感もあり、閉塞した視野を広げること/広げるための行動をとることを喚起することを助けてくれる効用も。


再読、じっくりまた読みたいです。