猫が星見た

映画の感想

トリック劇場版 ラストステージ

ある日、天才物理学者・上田次郎のもとに、村上商事の加賀美慎一からある依頼が持ち込まれる。それは、とある海外の秘境にあるレアアースの採掘に協力して欲しいというもの。村上商事が採掘権を獲得した場所で、地元部族の妨害に遭っているというのだ。彼らを扇動しているのは謎めいた呪術師の女とのこと。上田は不思議な力を披露して人心を掌握する呪術師のトリックを見破る必要があると考え、自称超売れっ子天才美人マジシャンの山田奈緒子を旅に同行させることにするのだったが…。


シリーズのファンでほぼ全話見ましたけど、完結したのは残念ですがよかったと思います。今回の本編は大した内容ではありません。謎解きも手抜きだし、犯人もあっさり捕まるし、奈緒子が呪術師になりかわるのも唐突でした。ただ、ラストはとてもいいですね。テレビの1stシーズンから見ているファンは皆ぐっときたのではないでしょうか。あにぃ〜がすごい懐かしかったです・・・思い返すとやはり1stシーズンは勢いあってすごい面白かったなあ、仲間由紀恵阿部寛も今とは違ってちょっとマイナーな俳優でしたし、深夜ドラマらしくうさんくさい感じが他にはないドラマで、寓話として楽しめたドラマでしたと懐古してしまうのでした。

悪の法則

若くてハンサムな敏腕弁護士“カウンセラー”。美しい恋人ローラとの結婚を決意した彼は、ふとした出来心から闇のビジネスに手を出してしまう。派手な暮らしをする実業家のライナーから裏社会を渡り歩く仲買人ウェストリーを紹介され、メキシコの麻薬カルテルとの大きな取引に一枚噛むことに。ウェストリーからは危険な相手だと脅されたものの、自分は大丈夫とタカを括っていたカウンセラーだったが…。

2時間返してください・・・と懇願したくなるほどつまらない映画。セリフが詩的でもったいぶっていて思わせぶりだったので、いつか面白くなるだろう、それかどこかであっと驚く真実が判明するんだろうと我慢して見ていたけども、最後までもったいぶった会話ばかりでさっぱり分からなかった。髪の毛を掻き毟りたくなった。
意味分からないのが魅力で楽しい映画と、分からないのがバカっぽい映画とありますが、これは後者。バカな脚本家がひとりよがりな話を書いた、ただそれだけです。見ているとこちらまで頭悪くなりそうな話です。
殺人方法が妙にこだわっている所も、かっこつけすぎで鼻につきました。それ以前に、まずいことが起こったのにみんな逃げるの遅すぎ。ブラピもあんだけこの世界の奴らは残忍だ、この世界はクソだとか、自分はすべて見てきたとか通ぶっていたのにも関わらず、ハニートラップにすぐひっかかってどんだけ間抜けな奴なんだと思いました。カウンセラーはお話にならないくらいただの情けない奴ですし、実業家もやばい仕事していたわりにはちょろい人でしたね。キャメロン・ディアスもそれほど凄い女に見えないところもイケてない映画でしたね。この映画は時間を無駄にしたい人だけ見ればよいと思います。