【読んだ】宇野重規『保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日
「保守」なるものの定義が揺らいでるのは誰の目にも明らかですけど、そこで敢えてスタティックな定義付けを試みるではなく、「保守」なるものの思考様式を敷衍しながら思想史を見ましょう、という事かと。保守主義の特徴として挙げられる「過剰な主知主義への批判」はイメージ通りとしても、「(断絶を称揚はしないけど)連続性の中で漸進的な変化への志向する(大意)」とか「多様性と自由の擁護(!)のための消極的調整をする(大意)」とか「お前ホントはええ奴やん」感が凄い。アレルギー含めて「保守嫌い」に向けて書いてるんでしょうね。
保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日本まで (中公新書)
- 作者: 宇野重規
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/06/21
- メディア: 新書
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