【読んだ】筒井淳也『仕事と家族 - 日本はなぜ働きづらく、産みにく

仕事と家族 - 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)
■結論としては「普通に考えて労働力増やさないと社会保障維持できないでしょ」という身も蓋もない話で、従って出生率上げないとやばいよと。70年代まで性別分業で維持できてた社会構造が崩壊した後、日本は丸抱えを維持したまま企業内の配置換えをうまく使って乗り越えられてしまったと。で、雇用機会均等法とかも結局「性別分業」を前提にした構造自体は維持してしまったので共働きに対して正の影響は与えず、寧ろ「新時代の『日本的経営』」に典型的な様にバッファとしての非正規雇用増やす、みたいな場当たり的な対策しかできへんとかったと。

■デリケートな話だけど、「日本の職能主義って超特殊なので、移民呼ぶとしたら超専門職かサービス労働になる」とか「なるほど」と思った。