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2018-12-08

Windows 10 October 2018 Update - 半期に一度の恐怖

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さて、また半期に一度、誰も望んでいない、「恐怖の時」が訪れたようです。


Microsoft社は、現地時間、2018年10月2日に、『 Windows 10 October 2018 Update 』の提供を開始しました。


ところが、弊社メルマガの「気になる情報」でも紹介した通り、このメジャーアップデート提供開始直後から、Microsoft社のコミュニティには、次のような苦情が寄せられ始め、瞬く間に400件もの数に昇ったそうです。


Windows Updateは正常に終了したが、ドキュメント・フォルダ内のファイルが消えてしまった。 』


★弊社メルマガ:社内システムのクラウド化 2:株式会社エム・システム情報マガジン(第90号)

→ ../magazine/20181101.html


このため、Microsoft社では、急遽、この「 Windows 10 October 2018 Update 」の提供を中断すると共に、既に、メジャーアップデート適用してしまった人のために、下記更新プログラムを発行せざるを得なくなってしまったようです。


OSビルド「17763.1」の場合 :修正プログラム「KB4464330」

・正しくないタイミングでの計算により、「指定した日数よりも古いユーザ プロファイルを削除する」というグループ ポリシーの対象となるデバイス上のユーザ プロファイルが予想よりも早く削除されることがある問題を修正します。

Windows カーネルMicrosoft Graphics コンポーネントMicrosoft Scripting Engine、Internet Explorer、Windows 記憶域およびファイル システム、Windows LinuxWindows ワイヤレス ネットワークWindows MSXMLMicrosoft Jet データベース エンジン、Windows 周辺機器、Microsoft EdgeWindows Media Player、および Internet Explorer 用のセキュリティ更新プログラム

●該当更新プログラムの情報

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4464330/windows-10-update-kb4464330


ちなみに、「KB4464330」を適用すると、OSビルドが「17763.55」になります。


OSビルド」の確認方法に関しては、弊社の過去ブログを参照して下さい。(「winver」コマンド)

★過去ブログFall Creators Update 〜 今度は何が・・・


また参考までに、これまでのバージョン情報を掲載しておきます。(※除くEnterprises)


項番名称バージョンリリース時期サポート終了保守
1Windows 10(初期バージョン)15072015/072017/05/09×
2Windows 10 November update15112015/112017/10/10×
3Windows 10 Anniversary Update16072016/082018/04/10×
4Windows 10 Creators Update17032017/042018/10/09×
5Windows 10 Fall Creators Update17092017/102019/04/09
6Windows 10 April 2018 Update18032018/042019/11/12
7Windows 10 October 2018 Update18092018/102020/04/14

Microsoft社は、当初、製品リリース後、5年はサポートするしていた契約を一方的に破棄し、次のエディションのWindows 10に関しては、メジャーアップデート提供開始後、18ヶ月(1年6ヶ月)しかサポートしないと言う方針に、ライフサクルポリシーを変更しています。

→ Home、Pro、 Pro for Workstation、 IoT Core

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ブログは、2018年10月末頃に執筆したのですが、その後、2018年11月13日に、バージョン「1809」の再リリースを行ったようです。

この事は、Microsoft社の下記ページに記載されています。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4464619/windows-10-update-history


しかし、再リリースを行った後も、何件も問題が発生している事を、Microsoft社も認識しており、この問題に関しても、上記ページに記載されています。

再リリース後も、直ぐに問題が発生していますので、はやり、下記のように、「メアリー・ジョー・フォーリー」氏の提言を受け入れるべきだと思います。

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全く、冗談のつもりの「恐怖」が、本当の「恐怖」に変わってしまったようです。

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アメリカの著名なテクノロジーライター「Mary Jo Foley(メアリー・ジョー・フォーリー」氏は、今回のMicrosoft社の失態を見て、「Windows 10アップデート戦略を見直すべき」と提唱しています。

ZDNEThttps://japan.zdnet.com/article/35127057/


この記事の中で、彼女は、「数多くの新機能の提供ではなく、信頼性強化のためのアップデートを行うべきである。」と提言していますが、私も、まさに、その通りだと思います。


現在のCEOが就任した1年後(2015年)に「Windows 10」がリリースされ、その後、毎回の様にメジャーアップデートで失敗を重ね、それにも懲りず、また今回の大失敗とメジャーアップデートの提供中断、もういい加減、自らの戦略ミスを認めても良い頃だと思います。


彼女も次のように述べています。


『 自社の重要戦略が思い通りに進んでいないことを認めるのは難しいはずだ。この戦略が持続可能なものではないと認めるのではなく、基本的に機能しており、問題があったのは「ごく一部の顧客」だと主張し続ける方が簡単なのだ。 』


現在の「Windows 10」と「メジャーアップデート」は、全く上手く機能していないと思います。

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さて、そんな悲惨な状況の「Windows 10 October 2018 Update(Redstone 5)」ですが、今回、実装の有無は別として、次の様な機能を追加したようです。


1.「同期電話」アプリWindows 10 PC とスマートフォンのリンク機能

2.「切り取り領域とスケッチ」アプリ :キャプチャ・ペンツールによる描きみ・共有機能

3.クリップボードの強化 :コピー内容の履歴保存と、履歴からの貼り付け

4.表示文字の拡大 :テキストだけを拡大する機能

5.メモ帳の新機能 :ズーム、折返し検索、右クリック検索、等の機能追加

6.Bluetooth機能強化 :「Swift Pair」機能サポート

7.バッテリーヘルスモードを追加 :バッテリー寿命の低下を抑える機能の通知

8.サインイン時のセキュリティキー対応 :別売のセキュリティハードウェアサポート

9.Microsoft Edge機能追加 :複数機能の追加

10.その他 :検索機能強化、絵文字追加、UpdateのAI化、等


このように、大きく9項目を、新機能として追加したようです。当然、「何だ !? たったこれだけ ?」と思う方も多いでしょう。私も、そう思います。


ところが、最後の「Microsoft Edge」に対しては、下記の通り、ユーザインターフェイスだけで5個ほど機能を追加していますので、まあ、そこそこ変わったのかな〜と言う印象です。


?ジャンプリスト機能

?ツールバーの再デザイン

?メディア自動再生制御

?ダウンロードメニューへの項目追加

?読み取りビューの強化


しかし、これら機能の追加に伴い、当然、これまで、今回追加した機能の代わりに提供していた何個かの機能が廃止されています。


廃止された機能は、次のような機能です。


ホログラムアプリ

Microsoftモバイルコンパニオン

・Distributed Scan Management (DSM

・「unattend.xml」における「FontSmoothing」設定

・limpet.exe

・Trusted Platform Module(TPM)管理コンソール

Windows Embedded Developer Update


まあ、普通の使い方をしていれば、廃止されても、特に影響は無いと思いますし、今回、代替機能が提供されていますので、そちらを使えば良いと思います。


されに、既に新規機能の開発が行われておらず、その内に廃止されると思われている機能もあるようです。


Snipping Tool :「切り取り領域とスケッチ」に置き換えられる予定

・ディスク クリーンアップストレージ センサーで代替

CDF Dynamic Lock APIWindows 10「動的ロック」機能で代替

・OneSyncサービス :同期機能が「Outlookアプリに組み込まれる


それでは、新機能を紹介します。

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■「同期電話」アプリ

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最初は、「同期電話」アプリの紹介です。


何か変な機能名称ですが、本来は「Your Phone app」と言う名称のようです。


上記で説明した様に、「Windows 10 PC とスマートフォンをリンクする機能」となります。


しかし、元々、Windows 10には、「モバイルコンパニオン」と言うアプリが実装されており、このアプリスマートフォンと接続する事が出来ました。

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但し、このアプリは、Apple社「iTunes」の様に、データ転送が出来る訳でもなく、単にスマートフォンの状態を表示したり、OneDrive等のWebアプリダウンロードしたりする事しか出来ない、いわゆる「使えないアプリ」でした。


そこで、今回、本当に、スマートフォンと同期接続し、スマートフォン内の画像を表示したり、テキストデータを送信したりする事が出来るようになったようです。


このため、前述の通り、この「モバイルコンパニオン」アプリは廃止されてしまっています。


何となく使えそうですが・・・但し、接続して使用出来るスマートフォンは、「Android」のみで、「iPhone」は、接続は出来るようですが、接続するだけで、後は何も出来ないようです。


また、このアプリを使用するためには、スマートフォン側にもMicrosoft用のアプリインストールする必要があるようです。


しかし、実際の処、現在でも、スマートフォンをPCにUSBで接続すれば、スマートフォン側の画像をPCで取り出す事もできますし、「iPhone」であれば、「iTunes」や「iCloud」経由でmp3ファイルのやり取りが出来ます。


正直、私には、このアプリは不要です。

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■「切り取り領域とスケッチ」アプリ

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次は、「切り取り領域とスケッチ」と言う、また変な日本語の名前を付けられたアプリです。


本来の英語名は「Screen Sketch」と言う名称なのですが、どうして、こんな変な日本語名称を付けるのか理解に苦しみます。


そのまま「スクリーンスケッチ」にすれば良いのにと思ってしまいます。


命名者の感覚を疑いたくなってしまいます。


さて、この「切り取り領域とスケッチ」ですが、画面に表示されている画像(キャプチャ)を、3種類の切り取り方法から選択した方法で切り取り、自由に加工できる機能と言うことです。

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また、画像は、表示画面のみではなく、ファイルから画像を開いて編集する事もできるようです。


切り取り方法は、矩形(四角)で囲む、全画面、およびフリーハンドの3種類がありますし、また、3秒後、10秒後と言う遅延切り取り指示も行えるようです。


そして、肝心な加工ですが、画像の縮小は行えず、定規や分度器を表示させて直線や円形を描いたり、フリーハンドで描画したりする事が出来るようです。


要は、これも既存の「Snipping Toolアプリバージョンアップ版と言う位置付けとなっており、「Snipping Tool」は廃止予定となっています。


但し、「切り取り領域とスケッチ」は、元々は、PC用ではなくSurface等のモバイル端末を意識して開発されたアプリらしく、タッチペン(スタイラスペン)を意識した仕様になっており、非常に使い難いと言う評判です。


このため、「Snipping Tool」の廃止を惜しむ声が沢山あるようですが、Microsoft社も、本当は、その辺の事情が解っていたので、「Snipping Tool」の即時廃止を見送ったのかもしれません。


と言うことで、このアプリも、私的には不要アプリ扱いのようです。

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クリップボードの強化

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皆さん、「クリップボード」ってご存知ですか ?


Windows PCで、テキストや画像を「コピー」や「カット」した場合、そのテキストや画像を保存しておく場所の事です。


しかし、現状、この「クリップボード」の内容を確認するためには、どこかに、コピーしたデータを「貼り付ける」必要があります。


そこで、今回の新機能では、現在、何が「クリップボード」に保存されているのかを、目視確認する事が出来るように改良されたそうです。

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さらに、現状では、最新の、つまり最後に「コピー/カット」したデータしか保存出来ない仕様となっていますが、今回の機能追加で、「コピー/カット」データを履歴として保存するも可能になったようです。


そして、履歴データから、データを貼り付ける事も可能になるそうです。


Windowsキー + V」でクリップボード履歴を開く事が出来るようですが、これは、結構、便利な機能かもしれません。


但し、次のような制限があるそうです。

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・対象は、書式なしテキスト、HTML、画像。

・データ容量には制限があり、個別データは1MBまで、全体は5MBまで。

・保持可能な個数は50個まで。

・「切り取り領域とスケッチ」も保持対象となる。

履歴はPC再起動初期化される。


また、この機能に関しては、もう1点、「クラウド同期」機能があります。


こちらは、同一「Microsoft ID」でログインしたデバイス同士で、クリップボードの内容を共有出来るようですが・・・クラウド同期の場合、100KB未満のテキストデータしか共有出来ないようです。


また、同期タイミングも微妙なようですので、こちらの「クラウド同期」は、イマイチかもしれません。

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■表示文字の拡大

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この「表示文字の拡大」では、全体スケールを変更する事無く、テキストのサイズだけを大きくする事が出来る機能のようです。


例えば、この機能で、エクスプローラー画面において文字を拡大した場合、アイコンの大きさはそのままで、説明文のテキスト文字だけが大きくなる、と言う仕組みのようです。


設定は、「Windowsの設定」−「簡単操作」−「ディスプレイ」−「文字を大きくする」と言う順番で行う事になります。


表示されるスライダーにより、文字を最大225%まで拡大する事が出来るようですが、最小は100%で文字を小さくすることは出来ないようです。


「それで何が良くなるの ?」と言う事ですが、高解像度液晶ディスプレイなどを利用している場合に、高解像度の表示を生かしつつ、表示文字だけを大きくして使いやすくことが出来る、と言うウリ文句のようです。


しかし、「だから ?」と言う感じがします。

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メモ帳の新機能

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次は、「メモ帳」への機能追加です。


メモ帳」とは、「Windows」に標準装備されているテキストエディタの事で、「Windows 1.0」の時代から付属している機能です。


但し、Windowsの初期バージョンから実装されている割に、全くと言って良いほど機能が追加されておらず、私も、HTML等のテキスト編集を行う場合には、別のテキストエディタを使っています。


今回、Microsoft社も、ようやくユーザの声に耳を傾け、何点か機能を改良したようです。


(1)MS-DOS/Windows以外の行末記号にも対応

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テキスト文字を改行する場合、目には見えませんが、改行場所には「改行コード」が埋め込まれています。


そして、この「改行コード」は、OSの種類により異なり、Windows OSの場合、その生い立ちの歴史から、MS-DOSと同様「CRLF」と言うコードが埋め込まれています。


このため、Linuxアプリケーションに付属するReadMeファイルやインターネットからダウンロードしたテキスト等をメモ帳で表示させると、「Windows OS」は、「改行コード」を理解することが出来ないので改行せず、行が全てつながった状態になってしまっていました。


今回の機能追加では、MS-DOS/Windows標準の行末記号(CRLF)以外、UNIX/Linux系の「LF」とmacOSの「CR」にも対応出来るようになったようです。


(2)ズーム機能追加

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フォントサイズを変更することなく、文字を拡大(ズーム)できるようになりました。


メニューから選択するか、あるいは「Ctrl-+(プラス)」や「Ctrl-−(マイナス)」、「Ctrl+マウスホイール」により、ズームインおよびズームアウトできます。


そして、「Ctrl+0」で、デフォルト表示に戻すことが出来ます。


(3)検索の [折り返し] 機能追加

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検索機能に、「[折り返しあり」 オプションが追加され、最後まで検索したら折り返して初めから検索できるようになりました。


処理可能な範囲の最後に達した後に最初に戻ることを、「ラップアラウンド」と呼ぶようです。


(4)Bing検索機能

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テキストを選択して「右クリック」→「 Bing 検索」を選択すると、その選択した文字列をキーとして、 Bing 検索を行う事が出来るようです。






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その他にも、次の様に、多くの機能が追加されたようです。



・巨大なファイルを開くときのパフォーマンス向上

・Ctrl + Backspaceにより前の単語を削除可能に

・テキスト選択でのカーソル操作を改善

・ファイル保存の際に、行番号と列番号が1にリセットされないように

・画面に完全に収まらない行を正しく表示

・以前に入力した検索値が保存される

・テキストを選択しながら検索ダイアログを開くと自動入力される


かなり多くの機能が追加され、Microsoft社も、ようやくサードパーティ製品を意識し始めたようですが、「メモ帳」愛好家(こんな人達が居るとは思いませんでしたが)の方達からは、「プログラムが肥大化してパフォーマンスが低下するのでは ?」と言う心配も寄せられているようです。

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Bluetooth機能強化

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Bluetoothに関する機能も、強化が図られたそうです。


(1)「Swift Pair」のサポート

Swift Pair」とは、新しい周辺機器が近くにありペアリング準備が整っていると接続のための通知が表示される機能です。


この機能の実装により、設定アプリを辿る必要が無くなるので、ユーザは簡単に接続することができるとしています。


但し、この「Swift Pair」と言う技術は、「Swift Pair」に準拠したBluetoothデバイスにのみ対応する技術なので、どんなBluetoothデバイスでも使えるとは限らないそうです。


また、この機能は、本来、前回のメジャーアップデート(Windows 10 April 2018 Update)で提供予定だった機能のようです。


(2)Bluetooth トラブルシューター改善

嘘か本当か解りませんし、どのような改善が施されたのかも不明ですが、「Bluetooth トラブルシューター」が改善され、以前よりも問題解決が簡単に行えるようになったと言っています。

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バッテリーヘルスモードを追加


PCのバッテリーを、常に100%に充電したままにすると、全体的なバッテリー寿命にとって良くありません


そこで、一部のPCメーカーは、バッテリーが100%になると、バッテリーレベルを低レベルにして、バッテリー寿命の低下を抑える「バッテリーヘルスモード機能」を有効にしています。


該当PCにおいて、「バッテリーヘルスモード」が有効になっていて、かつ電源に長時間接続したままにすると「バッテリーヘルスモード」がオンになります。


今回の機能追加では、「バッテリーヘルスモード」が有効になった時点で、それを知らせる通知が表示されるようになるそうですが、どのような表示なのかは解りませんでした。

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■サインイン時のセキュリティキー対応

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Microsoftアカウント」にサインインする時に、「セキュリティキー」を使用してサインインできるようになったそうです。


って、皆さん、「セキュリティキー」ってご存知ですか ?


セキュリティキー」とは、左の画像の様な物理デバイスで、サインインするために、ユーザ名やパスワードの代わりに、指紋や PINコードを登録したり、あるいはワンタイムパスワードを生成したりしてサインインするアクセサリーです。

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この「セキュリティキー」は、PCと、USBキー、あるいはNFCリーダーを用いて接続する事になります。


つまり、「セキュリティキー」を使う場合、別売の「セキュリティキー」を購入する必要があると言う事になります。


また、この機能を使う場合、結構面倒な設定が必要になりそうです。

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Microsoft Edge機能追加

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前述の通り、「Windows 10 October 2018 Update」では、Microsoft社のWebブラウザ「Edge」に、かなりの改善を施したようです。


Microsoft社では、この「Edge」の普及に非常に注力しており、メジャーアップデートの度に、沢山の機能追加を施します。


その昔、と言っても数年前までは、Webブラウザと言えばMicrosoft社の「IE(Internet Explorer)」と言う時代もありました。


しかし、現在ではMicrosoft社製ブラウザのシェアは低下の一途をたどっています。


現在(2018年9月時点)でのWebブラウザのシェアは次の通りです。

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種類メーカーシェア(%)
ChromeGoogle66.28
FirefoxMozilla9.62
Internet ExplorerMicrosoft8.26
EdgeMicrosoft4.08
SafariApple3.59

その他|-|8.17|


そこで、Microsoftは、失地挽回を図るべく、メジャーアップデートの度に、多くの機能を追加しているのですが、シェア低下には、歯止めがかからない状況となっています。


さて、今回は、前述の通り、大きく5個の機能が追加されているようですので、その内容を紹介します。


(1)ジャンプリスト機能

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タスクバー上の 「Edgeアイコン」上で、マウスの右ボタンをクリックすると、ジャンプリストが表示されるようになったようです。


この「ジャンプリスト」には、利用頻度が高いWebサイトが表示され、リスト上のサイトをクリックすると、Webサイトに簡単にアクセスできるそうです。


また、Webサイトは、プッシュピンアイコン(マウスバー時に表示)をクリックすることで、固定や固定を解除することができるようですが、Chromeだと、「新しいタブ」を開けば、利用頻度が高いサイトが表示されるので、この機能と同じだと思います。

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(2)ツールバーの再デザイン

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この機能追加は、「ユーザからの強い要望を受けて追加した」との事ですので、これまでは、余程、使い難かったのだと思います。


右側に新旧の「設定」の画像を掲載しましたが、確かに現在(バージョン1803)の設定は、項目も少なく、サブメニューも無くて使い難い感じがします。


今回の修正では、一般的によく使用されるアクションを前面と中央に配置し、カテゴリー別にサブメニューを設けたようです。

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要は、これもGoogle社のブラウザChrome」を真似たデザインに変更しただけの話だと思います。


左側に、Chromeの設定メニューを掲載したので、比較すれば、よく分かると思います。


まあ、メニューには、各機能のアイコンも表示されている点が、Chromeと異なりますが、これは必要なのでしょうか ?

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(3)メディア自動再生制御

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前回の「バージョン1803」で、これもChromeの真似で、タブの設定に「ミュート機能」が追加されましたが、今回は、さらに「詳細設定」が行える機能を追加したようです。


「設定メニュー」→「設定」→「詳細設定」で、3種類(許可/制限/禁止)の対応を指定出来るようです。


また、メディアの自動再生に関しては、サイト毎にも指定出来るようです。


Chromeの場合、Chrome側の独自ポリシーで、サイトのメディアを自動再生するか否かを決めていますので、Edgeの方が、利用者が自由に設定できるので、その分だけ自由度は高くなるみたいです。


しかし、数億個もあるWebサイトに対して、利用者が個別に自動再生の有無を設定するのは、逆に無理があるような感じがします。


ある程度、ブラウザ側で、自動再生の有無を決めてくれた方が親切な感じがします。

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(4)ダウンロードペインのメニューに項目追加

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ダウンロードペイン」とは、単に、過去にダウンロードした、画像とかファイル等を一覧表示する画面の事ですが、今回、この画面で表示されるメニューに項目を追加した、との事らしいです。


しかし、前述のEdgeにおける「新旧設定メニュー」を見てもらえば解りますが、現在、設定メニューには「ダウンロード」情報を表示させるための項目自体が存在しません。


それでは、今のEdgeでは、どこで過去のダウンロード情報を表示させるのかと言うと、「設定」の左側に並んでいる「ハブ」と呼ばれる部分にあります。(※図の赤丸部分)

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現在は、このハブから「ダウンロード」を選択すると、過去のダウンロード情報が表示されるので、その状態でマウスを右クリックすると「このダウンロードは安全でないと報告する」だけが表示されます。


そこで今回、このメニューに上記の通り、「リンクのコピー」とフォルダー表示」を追加したようですが、これもChromeの真似のようです。

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(5)読み取りビューの強化

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「読み取りビュー」と言う機能はご存知ですか ? この機能は、Edgeには、既に実装されている機能です。


「読み取りビュー」とは、Webサイトを開くと、ウザったい広告とか見たくもない余計な情報が表示されますが、これら余計な情報を削除してくれる機能です。


現在でも、この機能は使えますので、時間がある方は、ブラウザの上図の赤枠をクリックして見て下さい。表示内容が大きく変わると思います。


但し、この「読み取りビュー」の機能は、「読み取りビュー」に対応したページでしか使えません。非対応のページの場合、この「本マーク」自体表示されません。


以降で、この「読み取りビュー」に追加された機能を紹介します。


ちなみに、この「読み取りビュー」機能は、Chromeでは拡張機能で、Firefoxでは標準装備で提供しています。


?行フォーカス機能追加

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この機能は、右の画像の様に、特定行にだけフォーカスを当てる機能です。


画面にビッシリと文字が表示されている時に、ちょっと目を離すと、何処を読んでいたのかが解らなくなる場合がありますが、このような事態を避けるため、読んでいる行だけをフォーカスしてくれるそうです。


「読み取りビュー」→「学習ツール」→「読み取りの設定」→「行フォーカス」をオンにする事で、この機能が使えるようになるそうですが、とても面倒な感じがします。


私は、文字に埋め尽くされた画面を読む場合、下部のように、読んでいる箇所をカーソルで選びながら読んでいます。

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この方法だと、あんな面倒な操作は不要です。果たして、どちらが便利なのでしょうか ?


?文書校正ツール提供(※日本語版未提供)

この機能を使用すると、単語を音節で区切ったり、文章から品詞を抜き出したりして表示するようですが、日本語版には対応していないようですので、説明は割愛します。


?ページのテーマカラー追加

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テーマカラーに関しても、既に提供している機能です。


今回、選択できるカラーを追加したとの事ですが・・・それ以外、文字間隔の大小の指定がトグルボタンに変更されていますし、文字の大小に関しては、消えてしまっているようです。


これは、正直、レベルダウンではないでしょうか ?



?単語の定義ポップアップ表示

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この機能は、「読み取りビュー」内の単語を選択すると、単語の定義がポップアップアップウィンドウに表示され、かつ「読み上げ」指示により、その内容を音声で読み上げてくれるようです。


「単語の定義」とは、その「言葉の意味」と同じ事だと思われます。


まあ、ChromeFirefoxでは、拡張機能を使えば、似たようなアドオンは沢山見つかりますので、これも「何を今さら」感が拭えない機能です。

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■その他

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その他、細々とした仕様変更や機能追加も沢山あり、本ブログでは紹介しきれません。


但し、マニア向けに提供していた「Insider Preview」 からは、複数個の機能がドロップアウトしているそうです。


現時点で確認が取れている追加機能を軽く列挙すると、次のような点が挙げられます。


・検索機能強化 :(上の画像)5個の検索モード/プレビュー追加

・絵文字の追加 :「Unicode 11」採用による157個の絵文字追加

・ダークエクスプローラー :ファイルエクスプローラーにダークモードが追加

Windows UpdateAI化 :学習機能(AI)がアイドル時間を学習し都合の良い時間帯を判断する

Microsoft To-Doペン対応 :デジタルペンに対応

VRに「懐中電灯」追加 :Mixed RealityVR空間から現実世界を覗く「懐中電灯」機能追加


さらに、今回の「October 2018 Update」とは関係ありませんが、「Office」、特に「Outlook」にも改良が加えられているそうです。


Outlook」に、次の2つの改良が行われているそうですが、こちら、済みませんが、ちょっと確認が取れていません。


ドラッグ&ドロップ機能

メールをタスクドラッグ&ドロップすると新タスクを生成し、タスクをカレンダーにドラッグ&ドロップすると新スケジュールを作成するそうです。


●受信トレイ改良

ある商品メーカーが、Microsoftにビジネスプロフィールを登録すると、Outlook上で検証済みであることを示すアイコンが表示されるので、ユーザは、連絡先情報、商品の配送状況、予約、店舗ロケーションにすばやくアクセスすることが出来るようになるそうです。



う〜ん、実際に試さないと、良く解らない機能のようです。

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今回は、Microsoft社の恐怖のメジャーアップデートWindows 10 October 2018 Update(Redstone 5)」に関する情報を紹介しましたが如何でしたか ?


今回紹介した新機能のために、Microsoft社は、どれだけの信頼を失ったのでしょうか ?


Windows 10 October 2018 Update」は、メジャーアップデートの提供中止と言う、これまで経験した事が無い大失敗を犯すだけの価値のあるものだったのでしょうか ?


非常に疑問の残るところではあるかと思いますが、まあ、Microsoft社は、今回の大失敗などケロッと忘れて、また半年後には、素知らぬ顔で、メジャーアップデートを行うと思います。


「ちょっと失敗しただけじゃん!」と言う、このMicrosoft社の「社風」は、何もアメリカ本土だけではなく、ここ日本の社員も同様のようです。


今回のブログを書くため、日本Microsoftの社員のブログも参考にしたのですが、この社員は、「Windows 10 October 2018 Update」が失敗して供給停止となっている事を知った上で、次のように言及しています。


『 テクニカルエバンジェリストという肩書はあるものの、以前とは仕事の内容がまったく違うので、このあたりの情報がまったく入ってこず、前回の Windows 10 April 2018 Update のときはEdge の新機能についての記事を投稿できませんでした。


そんな悔しさもあり、今回は配信当日に記事を公開しようと気合を入れて準備していたのですが、またもや不意を突かれたかたちとなってしまいました。


しかしながら担当案件炎上中にも関わらず、1 〜 2 日遅れで記事が投稿できたことは非常に喜ばしく思っております。


メジャーアップデートが失敗しているにも関わらず、自分のブログが投稿出来たことが嬉しくて仕方がないようです。全く・・・信じられません。


このブログは、下記URLで、今でも配信しているようです。

URLhttps://blogs.msdn.microsoft.com/osamum/2018/10/04/new-feature-of-edgehtml/


一体、どういう神経をしているのか、私には判りかねます。


近頃、日本の製造業で、会社の信頼性を揺るがす事件が多発しています。


日産検査データ改ざん、無資格検査。
スバル検査データ改ざん
スズキ検査データ改ざん
東洋ゴム断熱パネル耐火性能を偽装(2007年)、製品検査を実施せずに合格データ記載(2015年)
神戸製鋼所アルミ製部材のデータ改ざん
宇部興産汎用樹脂などの品質不正
三菱マテリアル子会社による品質データ不正問題
川崎重工業走行中の新幹線のぞみ」(N700系)の台車に亀裂が発生
日立化成バックアップ電源用の鉛蓄電池で、顧客と取り決めた品質検査のデータを改ざん
東レ子会社による製品データ改ざん
KYB(カヤバ工業)検査データ改ざん

当時、テレビでは「やっちゃえニッサン !」と言うCMが流れていましたが、本当に日産は「やっちゃった」ようです。


このように、日本の製造業では、毎月、あるいは毎年のように、自社製品の品質データ改ざんが、明らかになっています。


企業のトップは、「現場の判断で・・・」等と釈明していますが、それが「社風」と言う事だとは考えていないようです。


これらの事は、原因を突き詰めると、Microsoft社と同じ、「そういう社風」なのだと思います。


・データを改ざんしても大丈夫。

・顧客に迷惑を掛けても大丈夫。


このように、自分が良ければ、後は問題ないと考える企業が増えて行く事自体が問題です。


以前、別のブログで「お天道様が見てるぞ !」と言う言葉を取り上げましたが、今の日本には、本当に「お天道様」が必要な国になってしまったのだと思います。


それでは次回も宜しくお願いします。


以上


【画像・情報提供先】

Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)

ZDNET Japan(https://japan.zdnet.com/)

Microsoft monoe's blog(https://blogs.msdn.microsoft.com/osamum/)

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