2月です!(ちなみに1月も毎月のCSGBあると思いますので詳細わかり次第!)
AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2018年2月2日(金)20:00〜 ADV.\2500(1D別) DOOR.\3000 (1D別)
Guest Live Act:ZVIZMO(テンテンコ+伊東篤弘)、KOPY(大阪)
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJ: EVOL, Rambo, SIF, Ryota , Seikatsu
Shop: 神
AOBAもこれから、もしかしたら機会を逃すとなかなか遊びに行けない・・・、ってイヴェントに今年はなっちゃうかもしれないので皆様、万障繰り合わせの上よろしくですよ!
翌日はAOBAではないのですが、同じ流れで!
「テンテンコ仙台へ行くPt.2」 @Birdland 2018年2月3日(土)Open 18:00〜 Start 18:30〜 ADV.\2500(1D別) DOOR.\3000 (1D別)
Opening Act:United Banana
Live: テンテンコ、HERNEAR×伊東篤弘
よろしくお願いいたします。
そして
2月24日(土)には下北沢ThreeでまたしてもAOBA NU NOISE in TOKYO開催決定!
またしても東京の皆さん、お邪魔いたします!よろしくです!
さて、年が明けましたが喪中なのでさっくりと新年のご挨拶を。不束者ですが、今年もよろしくお願いいたします。今年も時間と体力の許す限りどこかで皆さんとお会いして、楽しい時間を色々な形で共有したいと思っております。そう、時間と体力は年々重くのしかかる課題になってきていてなんだかなあ、と思うのだがそういう寄る年波とか色々なものに抗い続けて43年、なので今年もそういう感じでよろしくお願いいたします。
さて、どこにも求められてはいないのですが、2017年私が買って聴いた音源の中で良かったものを20枚ほど一言コメントと共に紹介させていただきます。
Elodie 「Vieux Silence」
Elodie Ideologic Organ (2017-10-20) 売り上げランキング: 514,164
考えてみれば間違いない2人組で、なんか今まで怖気づいて聴いてなかったのですが、Ideologic Organからのリリースということもあってえいっ、と聴いたら本当に素晴らしい流
麗美 麗ドローンで感動。
Rainforest Spiritual Enslavement「Ambient Black Magic」
Rainforest Spiritual Enslavement Hospital Production (2017-10-20) 売り上げランキング: 246,010
2017年もDominick Fernowにはまあ色々な名義で振り回されたが、旧作の再発も含めこの名義はよく聴いた。今作はSilent Servantさんも絡んでいて意外にスムーズなビートも相まってなんだか
ネクス トレヴ ェルだった。
CRZKNY「Meridian」
CRZKNY クレイ
ジー ケニー
GOODWEATHER (2017-04-01)
売り上げランキング: 22,530
CD3枚とも未知の音楽、というか音、で衝撃を受けた。Vivenzaのビート効いた版、みたいなノリとかキックだけの高速ダンスミュージック、とか色々引き算と足し算が絶妙。
ハンバート・ハンバート 「家族行進曲」
正直今まで触れた音源はあまりピンとこなかったけれども、今作は中古
レコード屋 さんで店員さん私物が流れているのを聴いて即新品屋に買いに走った。カントリー風味がここまで現代的に昇華されて、且つ歌詞も何だかぐっと胸に迫る、もしかしたら2017年一番エモい瞬間はこれ聴いてた時だったかも。
Jens Lekman「Life Will See You Now」
Jens Lekman Secretly Canadian (2017-02-17) 売り上げランキング: 124,641
良い歌詞良い曲良いビート、という普通にありそうでなかったダンサブルなポップソング集で最高楽しかったし、深かった。
The XX「I See You」
The xx ザ・エックス・エックス Young Turks (2017-01-13) 売り上げランキング: 2,576
2017年はこれしかなかった、かもしれない、という決定的なサードアルバム。こんなに自分らを生かしながら逞しくダンサブルになるとは・・・。
The Autumns「Suffocating Brothers」
Autumns Clan Destine (2017-10-27)
Lo-Fiなマシーンビートと重厚なギターノイズまみれのマジ窒息感。こういう音はやはり突如現れ私の心を奪っていく。
Golden Teachers「No Luscious Life」
Golden Teacher Golden Teacher Music (2017-11-03) 売り上げランキング: 169,089
ほら
ニューウェーヴ の時代のファンクとか好きじゃないですかあなた、とニヤニヤされながら簡単に目の前でその時代の音をアップデートされてしまったような痛快な音楽。まだまだ得体が知れないところも嫌いになれない。
Peter Perrett「How The West Was Won」
Peter Perrett Domino (2017-06-30) 売り上げランキング: 115,118
The Only Onesの新作はなかったが、すぐにでも
Johnny Thunders になっちゃいそうだった彼のソロが出て、しかも年輪を感じさせながらも軽快で、猛烈に感動しなかった人はいなかったのでは。
Jessie Ware「Glasshouse」
Jessie Ware Imports (2017-10-27) 売り上げランキング: 53,703
ここまでどっしりとした名盤作るとはデビュー当初のなんか唐突な登場(そう見えた)からは思いもつかなかったなあ、という個人的な反省も大きいが名盤。
Aldous Harding「Party」
Aldous Harding
4ad / Ada (2017-05-19)
売り上げランキング: 112,631
今年の
4AD からのリリースはどれも本当に素晴らしい作品ばっかりだったけれども、これがやはり本当に1人の声なのか、とかなんか背後で蠢いてる感があるし音数極限まで絞られているのにどこか軽やかで、なんだこれ、という意味では一番の衝撃。
Hercules And Love Affair「Omnion」
Hercules & Love Affair Bmg (2017-09-26) 売り上げランキング: 696,100
4枚目にして一番メロウな、そして一番煌びやかなダンスミュージックが誕生。ゲストヴォーカルのすばらしさは相変わらずだけれどもとにかくこのタイトル曲だけでも名盤確定というものである。
Beach Fossils「Somersault」
Beach Fossils Bayonet (2017-06-02) 売り上げランキング: 78,404
初期衝動復活の前作も素晴らしかったけれども、今作での
ギターポップ だのインディだの、そういう言葉も無関係にやりたいようにやったら打ち込みもあるけれども結果凄くしなやかなポップスアルバム、みたいなできちゃった感には感動。こんなに良い曲ばっか作れるってすごいなあ、という。
Rat Columns「Candle Power」
Rat Columns Upset The Rhythm (2017-03-10) 売り上げランキング: 462,400
2017年も本名名義でもう1枚あったり相変わらず飛ばしていたDavid Westだが一番この名義で色々集約されてきているのかな、という決定打の1枚。曲のポップさも今まで一番かも。
Kelela「Take Me Apart」
スムーズだけれどもそれだけではなく、とんがっているかというとそうでもない、実にバランスの取れた今様のソウルフルネスに感動。
Slowdive 「
Slowdive 」
SLOWDIVE DEAO (2017-05-05)
売り上げランキング: 156,909
復活作には大体がっかり、というのは今は昔の話で2017年は
ジー ザスもRideも良いアルバムだったなあ。けれどもここでのなんだか
異世界 とこれまでの世界を見事に合体させてしまったのは
Slowdive という名前が消えてもずーっと良い音楽作っていた活動の賜物なのだろう。
Phoebe Bridgers「Stranger In The Alps」
Phoebe Bridgers
Dead Oceans (2017-09-22)
売り上げランキング: 3,598
たくさんの良い女性シンガーのアルバムを聴いたけれども、なんだか彼女のデビュー作には中毒性があってシンプルに聞こえるが故にじわじわと来る曲ばかり。歌詞も含めて良い意味で落ち着かない感じが新鮮だったなあ。
坂本龍一 「Async」
非音楽的な部分も音楽的な部分もasyncだけれどもsyncしている、という結構凄いことになっているアルバムだったし、とにかくなんだかどんな環境で聴いても音が良くてすごく響いて、そこらへんの凄みも感じられた。
Cigarettes After Sex「Cigarettes After Sex」
Cigarettes After Sex Ptkf (2017-06-09)
フィジカルでの再発のEPとかも含めて2017年は夢中になった。こういう翳りがあって、そして良い意味で甘ったるい音楽って絶対嫌いになんてなれないのだ、ということを痛感したのであった。
Moritz Von Oswald And Ordo Sakhna「
Moritz Von Oswald And Ordo Sakhna」
キルギス の伝統音楽グループとの共演盤。
中央アジア っぽいなあ、という民族楽器を用いた演奏曲が突如ダブ加工されてノイズの海、とか普通の演奏なはずなのにクリックが入ってダンスミュージック、とか変容の具合も含めてめちゃくちゃ面白い、12月最大の愛聴盤。Moritzさんは本当に最近何やっても面白いな・・・。
ということで偉そうになんか一言コメントなんかつけてしまいましたが、結局世の中の流れとかそういうものも関係なく好きなものは好き、な2017年でした。2018年はどうなるのかしら・・・。
ちなみに曲単位では西野カナ の「パッ」VIDEO と欅坂46 の「風に吹かれても」VIDEO の2曲はめちゃくちゃ聴いてて、とくにカナやんはカップ リングも含めて歌詞も何だか迫ってきた。欅坂は歌詞が本当に最悪だったけどまあしょうがない。この作詞家もう引退した方良い。あとThe Horrors の「Something To Remember Me By」VIDEO はアルバム全体
Horrors Caroline (2017-09-22) 売り上げランキング: 54,949
も良かったけれどもこの曲が
スペシャ ル過ぎて・・・。
ということで元旦の今日は坂本龍一 「Async - Remodels」
坂本龍一 commmons (2017-12-13)
売り上げランキング: 1,870
を聴いている。上で挙げた「Async」のリミックス盤なのだが、Sekibangさん(
はてなブログ のidの飛ばし方がわからず・・・)がおっしゃっていた通り本編よりも聴きやすい。結構ビートを入れてきたりとかモチーフとなるメロディを展開させてスムーズな楽曲にしたり、ということで本編の異形さが逆に際立つ結果になっている。本編聴いてから、という順番を間違えると大変なことになってしまいそうな危険な1枚でもあるが、ちょっと挙げてもOneohtrix Point Neverに
Alva Noto にArcaにAndy StottにYves Tumorに
Fennesz に、という豪華布陣による再解釈大会なので間違いあるわけないから本編と共に必聴の1枚であろう。それぞれがもちろん良い仕事しているのだが、中でもめっちゃくちゃ異様なのがArcaで何だこの日本語は・・・、という驚きと全体を覆う只ならぬ妖気はまさに物の怪の仕業、と言える仕上がり。Arcaの昨年のアルバム
ARCA アルカ XL RECORDINGS / BEAT RECORDS (2017-04-07) 売り上げランキング: 63,329
も遂に全開、なやりたい放題の底なし音楽だったので、今年もどうなることやら・・・。