次あたりは仕込んだものを放出したいでござる雑記

どうもこんばんは、しばらくのごぶさたでしたMU-6です。
「夏休みの自由研究をやる」と息巻いた割にリアル夏休み明けからそれなりに忙しく、気がつけば8月も終わっている今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
ここはひとつ9月の終わりまでは大学は夏休みだし! というへりくつで逃げておくことにします。仕込み自体はできているんで書くというスイッチさえ入れば書けるはずなんですけどね……それがなかなか(^^;


ただ、なかなか雑記が書けないことの一因でもあるのですが、ここのところ買ったエロゲ・ギャルゲになかなか当たりが多く、久しぶりに買ったものを積まずに進めています。
ここんところはかなりそっち方面のプレイ意欲が落ちていて「オレもそろそろ現役は引退かな〜」と思ったりもしていたのですが、いやはや単なる思い込みでしたね。単純に盛り上がるだけのものにぶつかってなかっただけか。
と、久々にゲーム充してるので、ここんところプレイした/プレイしているゲームの感想を簡単に書くことにするよ。ぶっちゃけ早くゲームに戻りたいので手を抜いていると言われると返す言葉もないくらい簡単にいきます(ぉぃ

きっと、澄みわたる朝色よりも、

別メーカーでライターさんが担当した『いつか、届く、あの空に。』が結構好きだったので買ってきたきっと、澄みわたる朝色よりも、』
「なかなか当たりが多い」と書いた直後にアレですが、始めに言ってしまえば個人的にはこれはハズレでした。
やれ一本道だ、ヒロインが一人しかいないだ、Hシーンさえ1回しかないってどういうことだよというような一部で取りざたされた件はオレの場合全く気にならなかったのですが、単純に長々と引っ張るほど面白くなかったんですよね。


『いつか、〜』については大体人から「どんなゲーム?」と聞かれた時に北都南が和傘一本で戦車の主砲攻撃をいなすゲーム」と説明しているのですが(そしてそれが間違っていないんですが)、もう少しだけ真面目に説明するとライターの個人的趣味をアホみたいに詰め込んでいて明らかに飽和状態なのになぜかそれなりに楽しめる出来に仕上げている力業なところが好きだったんですよ。
なにしろ「天体観測アドベンチャー」とか銘打っておいて実際に収録されている要素ときたら

とてんこ盛り。こんなの全部同じ鍋の中にぶちまけたら大変なことになるのは目に見えているのに、なぜかこのゲームはそれほどアレなことにはならなかったんですよね。組み合わせの妙が発生していたというか。
ま、なんにせよ文章のしつこさなんかは気になりつつも、ヒロインたちはきちんとかわいくキャラも立っていたし、基本的なポイントは押さえつつ、わけのわからないネタを入れてそれなりにちゃんと面白くしているところがポイントでした。


今回はそういう意味だとぶちこんだ要素が少なかったのが敗因のひとつなのかなぁと。
ひよを初めとする女性キャラは個々に魅力を持っていたし、シナリオ上の位置付け的にもひよが唯一のヒロインであることもそれほどは気になりません(この作品はループ物なので固執しなくても良かっただろうとは思いますが)。
が、今回は仕込んでいるネタが事実上1個――戸隠に実在するある伝承――だけでして、その伝承の断片が明かされる2周目の途中で全体の構造はほぼ全部見えてしまうんですよね。
んで、ついでに言えばその話がそれほどややこしい話でもないので、全体的に牽引力に欠けてしまった感が否めません。変な所で優等生的とでも言えばいいのでしょうか?
ライターさんはよほど言霊思想や漢字の持つ意味というネタが好きなのか、主人公たちの名前にこれでもかとネタを仕込んでいたり、そのネタをいちいち解説してくれたりするのですが、それだって基本的に「で、それがどうかした?」レベルのものでしかないですしねぇ……。
「与神という苗字はもともと四神という字から来ており、すなわち医学を司るアポロンアスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアの四柱を意味しているのです(キリッ」
と言われても設定開陳ありがとうございます以外のコメントはないっすよ(^^;


言葉を駆使しすぎて逆に何を言っているのかよくわからなくなることがある言葉遣いはもう味のひとつだと思って諦めるしかないのでしょうが、それでもやはりしつこすぎると思いますし……、どうせヒロイン1人だけとか万人受けしないであろう要素は入れていたんだからいっそもっと狂ったゲームにしてしまえばよかったんじゃないか、というのがコンプした後の率直な感想でございました。
キャラクターだったり会話はなかなか良かったと思うので文章が気にならない人ならもっと楽しめるかも。
オレ的にもクリアまでに3回もループするのでなければもう少し高い評価だったかもしれません。

DREAM C CLUB

発売前から「ピュアな紳士」などの神ワードを生み出してきた『DREAM C CLUB』。最初から最後までどう見てもネタゲーでしかなく、実際ネタゲーなんだけど、意外に真面目に作ってあって楽しめてしまうのが驚きの一本。
街をふらふら歩いていたら何の説明もなくドリームクラブがあって、何の説明もないけど妙にキャバクラっぽい価格設定でお金を取られて、そして1年経つと何の説明もなく消えてしまう……という筋書きからしてもうメチャクチャですからね。
これでストーリー物だったりしたら、ホストガールの女の子たちが主人公が過去に助けた動物霊だという衝撃の展開が待っていたりしそうですが、そんなこともないですし。
まるで生ぬるい夢の世界の話ですよ。


しかしながら、その一方で攻略的には好感度とシナリオフラグが完全に分離していて、さらに酔わせさえすればシナリオフラグを進行させることが可能というゲームデザインゆえに「酔った勢い+お仕事ゆえにデートはOKしたけど好意は全然ありませんでしたスミマセン」という、鬼のようだけど現実には一番ありそうなエンディングが用意されていたりして、リアルなんだか夢の話なんだかよくわかりません。
これがピュアということなのか。


ただかわいい女の子とお酒を楽しみ、カラオケなんぞを歌ってもらうというゲームの目的自体は100%達成していて、女の子は個性もあり、キャラクター的にもモデリング的にもなかなか魅力的に描かれていると、素直にそう思います。カラオケのダンスなんかは先行組であるところのアイマスよりぶっちゃけ上だと感じますし、何がD3とタムソフトにここまでさせたのかよくわかりません。これが……ピュアの力……!?
とりあえず恐ろしく内容はないですけど、なんだかんだで楽しめているので良し。
ただバイト代のほとんどをドリームクラブにつぎ込んでいる主人公を見ていると、給料の大部分をリアルにキャバ嬢につぎ込んでいた自分の親戚を思い出して少し悲しい気持ちになるのだけがマイナスですね(ぉぃ
あの頃にドリクラがあったら、彼もあそこまで堕ちなかったのかなぁ……?
(ちなみに親戚がハマったキャバ嬢の場合はデートもHもしたけど好意は全然なかったんだよ! 女ってマジ怖いよね!)

ラブプラス

どんなに忙しくても一日に1回はDSを起動して凛子とメールをやり取りしたりしています。
完全にリアルタイムモードでやっているので平日はなかなか呼び出しをする機会もないのが悩みの種です。やっぱり外出のときに後輩の女の子に見られるとしてもプレイするべきなのかなぁ?
もう既に「MU-6さん、最近はどんなゲームプレイしてるんですか?」と聞かれた時に、ゲーム内容について熱弁してドン引きされた後だからこれ以上失うものもないし(マテ


うん、やればハマるだろうと思ってましたけど、やっぱり案の定きっちりハマりました。凛子かわいいよ凛子。
今日なんか凛子とカラオケデートしたんですけどね? 彼女が何度もキスをねだってくるから結局デート開始から終了までに50回以上キスしちゃいましたよ。リップクリームとか塗っておかないと唇荒れちゃうレベルですよ。
……ということが臆面もなく日記に書ける程度には気に入っています。いいなぁ、このどこまでも甘ったるいラブプラス時空。プレイしている最中の顔は絶対に見せたくないし、人間としてはどんどんダメになりそうだけど(笑)。


ここを見ているようなよい子のみんなは当然もう買っていると思いますが、まだ買ってない人がいたらとりあえず騙されたと思って買っておくことをオススメしますよ。いちゃラブが好きな人とか、アイマスのいいところはオーディションやレッスンじゃなくてコミュに決まってんだろ派の人は親を質に入れてでも買うべき。リアル彼女持ちは彼女を質に入れてでも買うべき(マテ
それだけの価値がこのゲームには、いえ彼女たちにはあります。


でも本当によくできてると思うんですよね。
自分がもっとも感心したのはメールに対するレスポンスでしょうか。こっちがメールした後、返ってくるまでに少し間があったり、夜のメールだと返ってこなかったりっていうのが物凄くリアルに感じるんですよね。まるで本当に返してきてくれているように。
実時間にすると10秒とか20秒とかそんなもんなんですけど、ゲームにおいてそれだけレスポンスがないという経験を通常していないので、余計に長く感じる。
「まだ返ってきてないかな? まだかな? 来た!」って完全に好きな女の子からのメールを待ってる状態の男そのものじゃないですか。
全体的に真面目に変態ゲームを作っていると思わされる作品ですけど、ここが一番凄いと思ってたりします。
って、偉そうに語りつつも女の子にメールしたこと自体、ほとんどないので本当に「好きな女の子からのメールを待ってる状態の男そのもの」なのかどうか、一般論は全然わかんないんですけど。
ちなみに自分の場合はそもそも「オレのようなゴミ虫がメールなど送ったらかえって嫌われるだけだろ」と思う方なので、一般論には当てはまりません。凛子にも最初はおはようメールとか送って逆に嫌われないか、ちょっと悩んだんだぜ?(ぉ


――と痛い話はこれくらいにして。でもリアルに「来週の日曜日はどこに行こうかな?」と思わせる力は大したものだと思います。平日のコマンド実行で彼氏力(パラメータだと思いねえ)を溜めれば溜めるほどキスできる回数が増えたり、できることが多くなるから平日のやることなさもそれほど気にならないし。平日にデートできないのが難点だけど、それもプレイヤーの時間の都合さえつけば彼女を呼び出して外で会えるしね。
不満らしい不満といえば、自分の名前がレアすぎて姓名ともに呼んでもらえないことくらいでしょうか。
ちくしょう、ちくしょう……っ!(血涙)
いい加減「たー」という投げやりな呼び方から脱出したいと思いつつ今日はこの辺で。

懐古主義と言われようと『痕』が良作な件

ちょっと前ですが『痕』のリメイク版をコンプリートしました。
『痕』といえば古株のエロゲユーザーには説明の必要すらない傑作中の傑作。追加シナリオに追加ボイスにとずいぶん危ない橋を渡るなぁと思いつつ生涯4本目の『痕』*1を購入したMU-6さん。内心ガクブルしながらプレイしましたですよ。


なにしろ傑作中の傑作とはいえ、発売は1996年。既に13年の年月が流れています。
MU-6にとっては実際に鶴来屋のモチーフになった加賀屋に泊まりに行くくらい思い入れがある作品ですが、13年という時間は斬新な物を陳腐化させ、思い出を美化するに十分な時間です。
もし今プレイしたらなんてことなかったら……、でも変に手を入れて欲しくないし……、そんな複雑な心境で遊び始めた気がします。


が、結論から言ってしまえば杞憂でした。
本編は今プレイしても文句なしに面白い!
特に変なキャラ付けがされているわけでもないのにしっかりと立った柏木四姉妹のキャラクターは今プレイしても十分に魅力的。主人公の耕一さんもバカではなく、完璧超人でもないバランスのいいキャラクターで感情移入もしやすいです。
シナリオについては今の感覚で見ると(もしかすると当時見ても)初音シナリオや楓シナリオは性急な印象が否めませんが、そのかわりに非常にテンポ良く次から次に起こる展開に引きつけられます。
この辺は仮に今、新作として作ったらだいぶ変わりそうですね。事件が起こるまでの日常描写がかなり長くなりそうです。
従姉妹というある程度近しい関係が構築できているヒロインだから導入が短めでも問題ない……というのは考えすぎで実際のところは製作期間をそんなに長く取れたわけじゃないからなんだろうな(ぉ
でもそれが結果として奏功しているわけですから世の中何がプラスに働くかわからんですね。
っていうか性急とかどうでもいい。エディフェルのCGがごっつい美しく仕上がっていた時点でどうでもいい(マテ


不安といえばそれなり以上に思い入れがある作品なのでCVがどう作用するかも不安だったのですが、それも結局のところ杞憂でした。
長瀬警部だけはちょっと自分のイメージとは違いましたが柳川さんは邪王炎殺黒竜波を撃ちそうなイケメンボイスでガチホモ兄貴も満足でしたし、四姉妹もなかなかグッド。
サンプルボイスを聞いた時は「どうだろ、これは」とか思っていたのですが、実際にプレイしてみたら初音ちゃんにすっかりやられてしまいました。水橋キ○ガイの友人が「やつの妹はガチ」と言い続けていた意味が…ようやく…わかったよ……。
ボイス関係で難を挙げるとすると陵辱シーンで柳川の声が入ってしまっているために、犯人=耕一さんかもしれないという可能性が初見プレイヤーから見てもゼロになってしまっていることでしょうか。あそこは演出的に耕一さんが声を聞いて「別人だ!」と確信するまではぼかしておいて欲しかったです。


とまあ、興味を持つような人はとっくにやってるんでしょうが、万が一、いや、億が一、未プレイの方がいらっしゃったら是非に、是非にやっていただきたいですな!
ちなみにいないとは思いますが、「なんか『月姫』とかと少し雰囲気似てるよね」とか言ったら刺すのでよろしくお願いします(マテ


――ここまでで終われば良かったんですけど、追加部分は概ね微妙でぐんにょりでした。


いや〜、追加シナリオは最初から諦めてたからいいんだけど(マテ)、他の部分の追記・修正もあまり有効に機能していたとは思えないんですよね。
時流に合わせて携帯電話関係の記述が増えていたのはいいと思いますが、だとすると千鶴さんと一戦交えたあとに携帯電話に何件も着信が入っていないのは不自然でしょうし、梓のところにかおりちゃんが遊びに来ている最中に突然ふらふらと出て行く耕一さんに対して周りがそれほど気を払わないのはおかしいですし……。修正した意味自体が薄らいでいるように思います。
中でも自分としてスッキリしなかったのは冒頭、悪夢を見て精神的に追い詰められる男が心の中で叫ぶ「朝! 朝!」の回数が減っていること。
おそらくはしつこいと判断してのことでしょうが……、いいんだよ、全体のテンポがいい中であそこだけしつこいまでに同じフレーズが繰り返されるからこそ狂気一歩手前の必死さが出るんだから! なんでそんなことがわかんないかなぁ……。
細かいところで文章が修正されていて全体としては読みやすく、元のテイストを崩さずでまとまってるだけに、たまに出現する微妙なところが逆に引っかかってしまうデスヨ(ぉ


追加シナリオについてはリニューアル版で追加された過去編でさえ微妙だと感じた*2自分なので到底受け入れられまいと思っていたものの、懸念していたよりはアリだったかなというのが正直なところ。
完全にSSと割り切ってしまえば許容範囲ですし、それなりに楽しめると思います。千鶴さんがほぼギャグキャラ化しているところを見てもSSと考えるべきで、なんというか懐かしのDNMLで作った二次創作を思い出したとか思い出さなかったとか(^^;
しかしながら新キャラの六花は「謎のメイドさん」という立ち位置自体も作品世界の中で明らかに浮いていましたし、女のエルクゥなのに暴走するという設定も作中のその他の設定と矛盾するものになっていて作り込み不足……というよりは無理やり感を感じずにはいられませんでした。後者はともかく前者は別に行き倒れの女の子でも良かったんじゃないかという気が……(^^;
最後までやっても六花の中の「もう一人」がどんな存在なのか皆目わからんしな。


そんなわけで存在自体が誰得感もある追加シナリオではあるものの、無理やりな追加要素に全力で対応したライターさんの頑張りは評価したいところです。
ほぼ間違いなくオレみたいな古株の人に文句言われるってわかってて取り組んだ勇気には敬意を表するッ!
以上、長々と書いた割に最終的には「未プレイの人はやるべし、プレイ済みの人は……まあ、その、ボイスが聞きたければやってもいいんじゃね?」という極めてありきたりなものになりつつ感想おしまい。
ちょっと前に予告した自由研究でたぶんもう1回、この作品をネタにするかと思います。と予告らしきものをしつつ今日はこの辺で。

*1:Windows版、新装パッケージ版、2002年のリニューアル版、今回

*2:ヨークとエルクゥの設定が明かされたのはいいけど、前世設定を全否定しちゃったのがしょんぼりですよね〜

コミケお疲れ様でした

お買い物の証

というわけで右上はこの手のエントリには付き物の購入物一覧。
いただきもの、友人に買ってきてもらったもの含めてなかなかの数になりました。何があるのかわかりにくいように乱雑に積んでいるのは仕様です(笑)。
今回は落選してしまったので久しぶりに買い物オンリーのコミケでしたが、まあこれはこれでなかなか楽しいですね。
今年は企業ブースで買う数を大幅に抑えたので結果として出費も過去最低レベルにすることができましたし、結構満足のいく形で終えることができました。
企業ブースに行くとどうしても単価が高いんで出費がかさむんですよね……(^^;


今回のコミケで印象的だったのはやっぱり2日目の混雑っぷりでしょうか。
N-010に行きたかったんですがのんびりめに足を運んだら凄まじい人出で結局中に入るのを諦めました(´Д`;
(物自体は先に中に入った友人が買ってくれましたが)
一緒に行った友人と企業ブースだけ少し覗いて帰ったんですが1時半くらいに通った時もまだ東で入場規制してましたからね〜。あれが東方のパワーだとしたらとんでもねえな……。
東方というジャンルそのものに興味がなくて本当に良かったと思う今日この頃。


方々で議論になっているマナーの低下と参加者の低年齢化については、3日目に並んでいる最中もいろいろな意見を耳にしましたが自分的には前者はそれほど気にならなかったかも。
後者に関しては数年前と比較すると低年齢化は進んでいるようにも感じるけどしかたないのかな〜とも思いますね。昔よりももっとオタク的なものに関する情報が入りやすいし。中高生のオタ入門でおなじみラノベなんかでも『俺妹』みたいにこの辺のネタ扱うの出てきてますもんね。より様々なラインから情報が入ってくる以上、より広い層が参加するのはやむなしなのかなと。
走らない、徹夜しない、みたいな最低限のマナーをわきまえているのであれば問題ないと思います。聞いている限りだとマナー自体を知らない人も多いみたいでアレですが……、あんなの別に「コミケならでは」でもなんでもなく大勢が集まる場合の基本マナーだと思うんですがね(^^;

幸福実現党の集会に行ってきた

帰宅後に仮眠を取ろうと思って寝るとちょっとのつもりが朝まで寝てしまうこと多数の今日この頃いかがおすごしでしょうか。
おかげで体調自体は悪くないのですが……やっぱり暑さで地味に体力が削られているんですかねえ。夏はデブには厳しい季節ですからねえ。まあ土日にきちんと遊びに出かけられる程度には元気です。って、そのせいで平日ヘバっているというだけのような気がしてきた!(社会人失格)


暑い日々が続く中、仕事帰りに先日行なわれた幸福実現党の集会に行ってきました。
幸福実現党といえば皆さんご存知の通り、幸福の科学を前面に出した政党であり、今度の衆院選ではなんとビックリ自民党より多くの候補者を擁立したことでも話題を呼んだ最大規模の泡沫政党です(自分で書いておいて言うのもなんだけど「最大規模の泡沫政党」って凄い表現だな)。
特にトップである大川隆法自らが比例区で出馬するというニュースと、『金田一少年の事件簿』でおなじみさとうふみや先生がとうとうカミングアウト政界進出したというニュースは結構話題になったような気がします。
これまで『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』とOR映画――幸福の科学ではアルファベットのOとRをモチーフにしたマークが使われることから勝手にそう呼んでます。教祖のイニシャルがモチーフになってる紋章ってのもすげえな――を見てきている自分としては興味を持たないわけにはいきません。
ある日チラシをもらったら会社帰りに寄れそうな時間・場所で集会をやるというので、意気揚々と出かけたのでした。


今回足を運んだのは8月6日に行なわれた東京一区向けの講演会。
会場のザ・プリンスパークタワー東京は世界のホテルランキング第2位の実績も持つ一流ホテル。さすがに落ち着いたたたずまいです。地下ホールに下りてみると開演1時間前の時点ではまだそれほど混んではいませんでした。が、着席していないというだけでホール近辺では結構な数の来場者が。「お久しぶり」みたいな会話が飛び交っているところを見ても顔見知り率はなかなか高そうです。
あ、あれですよね。みんな東京一区だからご近所さんっていうだけですよね? ここにいる人たちがみんな信者の人で、オレがうかつに講演中吹いたりしたらと思うと怖いのでそう考えておくことにします。
会場では各種書籍も販売。何気にベストセラーなエルカン先生だけあって何冊もの本が並べられ、そして即売会のごとく売れていきます。……ここに来るような人はおおむね購入済みなんじゃないかって気もするけど、どうしてこんなに売れるんだろ?
幸福実現党の基本理念が書かれた『幸福実現党宣言』や『新・日本国憲法 試案』も気にはなったのですが、オバマの守護霊や金正日の守護霊と話す本があまりにも気になったのでそっちを購入して、配られたリーフレットを読みつつ本番に備えます。


この日、講演をしたのは東京一区候補の田中じゅんこ氏と、総裁の大川隆法氏。
ウォッチャー気取りのオレですが、生エルカンを見るのはこれが初めて。さすがに少々興奮するのを隠し切れません。なにしろ九次元存在ですからね、やべーですよ。何がやべーのかはよくわかんないけど。光の想念エネルギーに圧倒されてそのまま入信してしまう可能性すら否めません(マテ*1
ちなみに田中氏の方は会場に行くまで気づかなかったんですが、昔日テレのニュースプラス1でキャスターをしていた桜田順子さんなのだそうで。あー、どうりでどこかで見たことがあるような気がしたわけだわ。かなりの頻度で見てたもんなぁ。
個人的には「どうしてこうなった」のAAを貼りたい気持ちにもなったのですが、このエントリ書くためにWikipedia見たら……まあ、その、なんというか納得した。
「どうしてこうなった」というより「前からそうだった」なの? のりピー状態なの?


肝心要の政策説明に関してはそれほど特筆すべき事項はなし。いやまあ途中ちょっと寝てしまったので、そこで超重要なことを言っていたのかもしれませんが、一緒に行ったEFAさんのレポを見る限りそういうことはないと思うので「特筆すべき事項はなし」ということで通します。
雰囲気的には消費税撤廃>いじめ問題の解消など教育問題>対北朝鮮政策というような比重の置かれ方だったかと。
「貧乏になりたかったら自民党、核ミサイルで死にたかったら民主党」というインパクト絶大のチラシを作っている幸福実現党だけに対北政策はかなり重視しているのかと思ったんですが……。
まああれかミサイルを反転させる装置を開発済み(本人談)のドクター中松もいるからそんなに重視しなくてもいいってことなのかな?(違
いずれにしても政策としての練度はさておき思ったよりもずっとそれっぽいことを言ってたなぁというのが本音。ちょっと驚きました。
いやだって党のパンフ見ると

  • 宗教教育を取り入れ優れた人格を育てます。
  • 拉致問題で進展が見られない場合、北朝鮮自衛隊レンジャー部隊を派遣し、金正日総書記を拘束し、日本に連行する「軍事演習」も選択肢から排除しません。
  • ユーラシア大陸を一周するリニア鉄道を構想し、実現します。

とか「う〜ん、これはどうだろ」と呟かずにはいられない政策がずらっと並んでいるので、てっきりそんなことばかり話すのかと思ってましたですよ(^^;


ただよくわからなかったのが2点ほど。
1点は「小さな政府を目指す」と言いつつかなり大規模な公共投資をやるような政策(リニア鉄道とか)を挙げ、「消費税撤廃による景気刺激策で税収は逆に増える」と言っていたこと。なんか矛盾しているような気がします。小さな政府にするなら税収は必ずしも増やさなくてもいいし、大規模な公共投資はやれないだろと思うんですが。短期的目標と中長期的目標を並列して説明してたんですかね?
もうひとつは生エルカンに全然カリスマ性を感じなかったということ(マテ
別に宗教者は信仰心の厚い人に対してのみカリスマを発揮すりゃいいんでしょうが、ノンポリな立場で見ると普通に普通のおっさんだよなぁとかなんとか。それ相応に信じている人がいるわけですから何もないわきゃないですよね、そうですよね。
最後の最後にヤバいことを書いてしまったか? と恐れ戦きつつ今日はこんなところで。怖い人に消されてなければまた会いましょう(^^;


<おまけ>
会場で買った『金正日 守護霊の霊言』があまりにも熱すぎる。発言ごとにキャラがブレまくる将軍様(の守護霊)のコメントがいちいち面白くて、できることなら全文転載したいくらい。

――(ミサイルを撃って国威発揚したいというコメントに対して)飢えている国民が多いのではないか。
「知らんな」

「今のはテポドンではない、ノドンだ……」とか大魔王バーン様みたいなことを言いそうな雰囲気すら感じさせるコメントをする一方で

――(ミサイルを)日本海へ撃つのか、それとも日本列島を飛び越すのか。
「それは、あなた、極秘事項でしょうが。国家機密を、今、ただで訊こうとしとるのか」
――もちろん、ただで。
「食糧援助をしなさい、食糧を」
――あげるものはない。
「まあ、もうちょっとお世辞言ったら、言ってやってもええがなあ」

などと「国家機密聞くの楽だな、オイ!」とツッコミを入れてしまうようなコメントもする将軍様(の守護霊)が楽しすぎる。
というかインタビュアーといい、もう少し言葉を選んで収録することはできなかったのだろうか。

*1:説明が面倒なので用語多めでお送りしておりますが、意味がわからない方はこの辺にでも目を通してください

こくまろみるくに行ってみた

注:本記述は2009年7月25日時点での感想であり、現在の状況とは異なる可能性があります


最初に注意事項も書きつつ先週オープン直後のこくまろみるくに行ってきました。
この手の特殊飲食店に行くのも実に久しぶり。基本的にこの手の店には行かないようにしているんですが、やっぱりこの店名を見ると行かないわけにはいかんよな(笑)。
Web系のメディアや一部ブログおよび事前公募に当選した方向けのプレオープンが行われたものの(オレがほとんど全く探さなかったこともあり)あまり感想を見かけることがなかった同店。なんであんまり見かけないんだろうと不思議に思いながら店に行ったのですが……
ああ、なるほど。何も書かないのはみんなの優しさだったんだね!(ぉ


というわけで感想としては↑の一行で終わってしまっている気もしますが、アレな感じでした。
気になったところを具体的に挙げるとすると

  • オペレーションの練度が低い
  • お肉料理が売りのはずなのに……。
  • サービス体系がよくわからない

といったところになるのでしょうか。


最初の項目については読んだまま。初日ということで色々と勘案しなくてはならないのでしょうが、それを差し引いても回っていない印象を受けました。昔なにかでファーストフードチェーンのマニュアル接客をバカにする人々に対して「最低限のサービスを保障するためにマニュアルはあるんだ」というようなことを書いた本を読んだ記憶がありますが、オープン前のマニュアル化とそれに基づいたトレーニングってのは重要なんだなぁと思ってしまったほど。


とはいえ接客がたどたどしいだとか、席が空いているのに入店するまでにやたら時間がかかるというのは初日だしスタッフの練度が向上すれば自ずと改善されることなのでスルーするべきという意見もあるでしょう。
ただ「お肉料理が売り!」とまで書いているのに

    _ □□    _      ___、、、
  //_   [][]//   ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/、  誰  作   こ
//  \\  //  /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ  だ   っ   の
 ̄      ̄   ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|  あ  た   肉
―`―--^--、__   /:::::::::=ソ   / ヽ、 /   ,,|/   っ  の   料
/f ),fヽ,-、     ノ  | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」') !! は   理
  i'/ /^~i f-iノ   |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | )         を
,,,     l'ノ j    ノ::i⌒ヽ;;|   ̄ ̄ / _ヽ、 ̄  ゙i )
  ` '' -  /    ノ::| ヽミ   `_,(_  i\_  `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
     ///  |:::| ( ミ   / __ニ'__`i |  Y  Y Y Y Y
   ,-"        ,|:::ヽ  ミ   /-───―-`l  |  //     |
   |  //    l::::::::l\    ||||||||||||||||||||||/  |     // |
  /     ____.|:::::::|    、  `ー-―――┴ /    __,,..-'|
 /゙ー、,-―'''XXXX `''l::,/|    ー- 、__ ̄_,,-"、_,-''XXXXX |
/XX/ XXXXXXXXXX| |         _,  /ノXXXXXXXXXX|

状態なのはいかがなものかっつー話ですよ。
ステーキがスーパーの整形肉を焼いたのと大差ない(つーか同行した友人に至っては「整形肉のほうがマシ」とまで言ってた)のは致命的かなと。
肉を愛するものとしてこれは許せません。
これも練度の問題……とは思いにくいんですよね。なんか最初から冷めてるし(^^; 料理長がんばれ超がんばれ。


最後の項目については、より正確には席のチャージ料がよくわかりませんでした。
通常席でひとり800円/h、VIP席では1500円/hかかるんですが、お通しが出るわけでも水が出るわけでもなかったので……あれは何なんだろう? 普通は何かしらそれっぽいものが出るような気もするのですが。
この辺りもいずれ改善されるのかなぁ。さすがにお冷やくらいは出るようになると期待したいです。
せめてVIP席には何か出してくれ、とわざわざVIP席に入った人としては思わずにいられません(マテ


――ここまでこのように苦言を呈しましたが各種の質はさておき一品あたりの価格相場としては特殊喫茶基準で考えれば妥当なところだと思います。一般的な飲食店と比較すれば明確に高いですけど(^^;
なので、その相場に納得できる方が練度が上がった後に行くのであれば大きく落胆することはないと思うのですが、チャージ料が割に合わなさすぎるのでVIP席はオススメいたしません(受けられるサービス全然変わらないしね)。
正直なところ、今のままでは名称以外の点で競合過多の秋葉原特殊喫茶戦争で生き残れるとは到底思えないので頑張って欲しいものです。

なつやすみのもくひょう

大体夏コミに合わせて休みを取る私ですゆえ自分の夏休みはまだですが、そろそろ周りでも休みを取る人が出てきました。
町を見回すと学生さんなんかはもう休みに入っていて世間は夏休みモードなんだなーという気になりますね。
なので自分もちょっと夏休みらしいことをやってみようかなとか、そんなことを考えてみたり。
具体的には小学生とかの時によくやった「夏休みの目標」でも立てようかというのと「自由研究」でもやってみようかなと思っています。
とりあえず目標の方はそうですね〜、短くてもいいから昔みたいに毎日更新……はいくらなんでも無理として2日、いや3日に1回は何か書きたいところです。ところです、が、やっぱり客観的に自分のゆとりを考えると3日に1回というのも厳しい気がしてならないっすね……(´Д`;
目標は1週間に2回としたいところですけどマニフェスト的には1週間に1回がいいところかな…。


いきなり目標として揺らいでるって? いいんだよ、小学生の目標だってほとんどの場合達成できないもんじゃん!(MU-6さんはそういう子供でした)
対して自由研究の方は2つほど考えているネタはあるのですが、まだ仕込み始めた段階なのでノーコメントで。
こっちの方は少なくとも2つのうち1つはちゃんと形にできるのではないかと思ってます。もう1つの方は他の人間の協力が必要だったりするので、そっちの都合次第で無理かもですが。
「自由研究」という名のとおりちょっと真面目寄りの内容だったりするので読んで面白いものにはならないかもしれませんが、まあ良かったら読んでくださいなってことで。

夏コミ関係のお知らせ

もうコミケまで気がつけばあと2週間ですよ。もう皆さんカタログは買いました? 軍資金の調達は完了してますか?
オレはカタログこそ買ったものの軍資金の方はかなり心許ない感じです(´Д`;
今年に入ってから急速にエロゲ関連のエネルギーが減退している関係で今年はあまり企業ブースでお金を使わなくて済みそうなんですが、それでも「余裕ですよグハハハ」とはいかなさげ。憎い! 残業代やボーナスの減少が憎いよ……。
しかも直前までこんな事言いながら、いざ蓋を開けてみると結構お金を使っちゃったりするのがあのお祭りの恐ろしいところですよね〜(他人事のように)。
でもまあ今年のやる気減退に関しては割とマジっぽいので意外となんとかなるんじゃないかと淡い期待をしている今日この頃です。もっともエロゲ関連の出費が減った分、それが全部アイマス関連に流れるだけなんじゃないかっていう説もあるのですが(マテ


さて、そんなMU-6さんの寂しい懐事情はさておき夏コミ関係でお知らせです。
といっても今回は申し込んだものの落ちてしまったので自分が何かを出すというわけではないのですが……。
既にご本人のブログでも告知されていますが、「静かに暮らしたい」とか言いつつ刺激的なエントリを書かせたらエロゲ関連ブログでも随一でおなじみ(笑)のラルフさんのところでお手伝いをさせていただく予定です。
ラノベ『ばけらの!』の二次創作本ということで割とマニアックなチョイスだよなぁと思いますが、原作好きの方、ラルフ兄さんファンの方はぜひ足を運んでみてください。
ついでにMU-6のところに顔でも出してやるかという方がいらっしゃれば、その方もこちらのサークルまで。販売の邪魔にならない範囲でならお相手させていただきますゆえ。朝一は買い物でいないかもですけど午後くらいからなら多分留守番してると思います。


詳細についてはラルフさんの告知エントリを見ていただいた方が良いとは思うのですが、一応場所と日付だけ。
 1日目 西む19a「Half Moon
 1日目 西む19a「Half Moonですよ!(とても大事なことなので2回言いました)
では当日のご来店(という言い方をすると同人的にはやっぱりまずかったりするのだろーか?)をお待ちしております!