ずいぶん長尺だった

というか、オムニバスだったというか、夜中に二度起きた(気がする)。夢の中でも寝て起きてたような気もする。波乱に富んで、悲喜こもごもで、それでも、自分のつもりでいて、実際に目が醒めると、あ、いつもの自分だと思い出す。でもって、大方の夢の中身を忘れている。
この頃、今晩はどんな夢を見るかなぁ。と思いながら床についている自分に気付く。現実逃避傾向なのだろうか。

世間を知らない私

ヒルズ意気消沈、「同類視は心外」 ライブドア事件
2006年01月24日14時36分

 「同じ穴のむじなと見られたくない」「目先の分割で大化けする株は不安で買えない」――ライブドア社長の堀江貴文容疑者(33)の逮捕から一夜明けた24日朝、ライブドア本社がある東京の六本木ヒルズや証券会社が集まる兜町かいわいでは、会社員や投資家が批判や戸惑いを口にした。

−−−中略

 ライブドアと同じIT関連会社で働く男性(41)は「今回の件は仕事に影響はないが、(堀江社長は)ヒルズの成功の象徴。非常に残念」と話す。出勤途中で足を止め、携帯電話でヒルズのビルを撮影していた。

 一方、ヒルズの近くににあるIT関連企業の30代前半の社長は「決算の粉飾や違法行為(の摘発)がライブドア以外の企業にも波及すれば、日本のベンチャーは崩壊する。それが一番怖い」と話す。

 ITベンチャーにはライバルが多く、上場できたとしても、次々と新しいビジネスモデルを示さないといけない。「あり得ないほどの成長予測を打ち出さないと株価はすぐ下がってしまう。仲間うちでは『上場してもいいことない』という声もあがっている」


http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200601240251.html

そういや、なんとなく使うけど、意味よく知らないやと、辞書を引く

大辞泉によると

同じ穴(あな)の狢(むじな)

一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。多くは悪事を働く者についていう。同じ穴の狸(たぬき)(狐(きつね))。


むじなというのは、アナグマとかタヌキのことらしい。でもって、タヌキには化かすというイメージも世間にはある。でも、どうやら、 「一見関係がないようでも」とあるから、言葉の意味からすると、あからさまに同じ穴にいるタヌキのことでもなさそうなので、穴ではなくてビルだけど、少々、言葉の運用が違うようだ。いや、生きている言葉だから、そういう風に使うのであれば、今は、そういう意味だともとれる。

っていうか、私、六本木ヒルズって言葉は聞いたことあったけど、ビルのことだとは知りませんでした。いや、ヒルズ族のズってのは、なんかの複数形か。それとも小高い丘に事務所があるのか?くらいに思っていました。世間知らずで、すんません。

携帯電話でヒルズの写真撮ったら、揺れてたって言うならおもしろいね。人は揺れても、たぶん、建物はそこに建っていて、でも、その写真を見れば、当事者の方の心は揺れるのかもしれないね。

記事で発言をそのままって訳には行かんのかもしれんし(ってか、なんで(の摘発)が括弧付きやねん)、「決算の粉飾や違法行為(の摘発)がライブドア以外の企業にも波及すれば、日本のベンチャーは崩壊する。それが一番怖い」なんや、違法行為は前提なのか?ベンチャーって違法なことしないと成長できないのかと思う。いや、このセリフのどこまで、30台前半社長のもので、どこから記者のもので、どこから新聞のもので、どこから読み手のものか知らんが。

「仲間うちでは『上場してもいいことない』という声もあがっている」周りはライバルで、周りに仲間うちがいて、大変だなぁ。なんて思う。上場してもいいことないなら、上場せずにうまくやる方法考えたら?と素朴に思う。仲間っていう単語は、どういうのだろう。ぼくは時々考える。ぼくの辞書にはその意味が確定されてないのかもしれない。世間知らずにもほどがある。