BOOT革命/USB

すごいものがでました.KTが熱く主張する「ネットワーク上に自分のデータを保存して,ブラウザですべての機能を使えるようにすればよい」という意見に対して真っ向から対立する考え方です.
 アーク情報システム*1から出たBOOT革命は,「OSを持ち歩く」ことをサポートするソフトウェア.PCのBIOSにインストールすることでブートの手順の

  1. 電源オン
  2. ビデオBIOSの読み込み
  3. BIOSの読み込み
  4. 起動可能なドライブを検索
  5. 起動HDDのMBR(マスターブートレコード)を読み込み
  6. Boot Loaderを読み込み
  7. OSが起動

のLoaderに割って入り,USB外付けハードディスクを読み,外付け内のOSを立ち上げるというものです.
 自分用にカスタマイズしたものを常に携帯できるというのはかなりうれしいことだと思います.値段もそこそこ手ごろで「ありだな」と思うのですが,LinuxのLILOとの絡みがまだ微妙な点が気になりますが,やり方しだい,例えば

内臓ハードディスクにwindowsをインストール,BOOT革命をインストール,外付けにコピー,内臓ハードディスクのwindowsを消去,linuxをインストール(LILOは使わず).

でいけるんではないかと思われ.

◆関連リンク
ITmedia PCUPdate:BOOT革命/USBでPCの使い方が変わる!──外付けUSB HDDからWindowsの起動が可能に (1/3)
外付けHDDからのブートを可能にするWindows起動制御ユーティリティ──アーク情報システム - ITmedia PC USER
外付けHDDよりブート可能とするバックアップソフト発表――アーク情報システム - ITmedia PC USER

*1:http://www.ark-info-sys.co.jp/

チェインメールの墓場

asahi.com*1とかスラッシュドット*2のニュースででていますが,データ通信協会*3が(各社モバイルの)チェインメールの墓場を作ってくれたそうです.つまり,「何人に出さないと不幸になる」とかのメールは全部ここにおくると,責任持って処理してくれるそうです.
 考えたんだけど,ここって,「王様の耳はロバの耳」のアナポコ的な役割も担えるんではないでしょうか?例えば

○○ちゃん,大好きだ〜〜!!

に始まり,

□□のぼけ〜,金返せ〜!!

果ては,

△△のやつ,死んでしまえ!

などなど,出したいけれど出せない,そんなメールをここに送ることもできてしまうんじゃないでしょうか?
なんて出そうかしらwニヤニヤ

各社提供のアナポコはこちら

dake001@docomo.ne.jp
dake002@docomo.ne.jp
dake003@docomo.ne.jp
dake004@docomo.ne.jp
dake005@docomo.ne.jp
kuri001@t.vodafone.ne.jp
kuri002@t.vodafone.ne.jp
kuri003@t.vodafone.ne.jp
shika001@ezweb.ne.jp
shika002@ezweb.ne.jp

*1:http://www.asahi.com/national/update/0711/TKY200507110186.html

*2:http://slashdot.jp/mobile/05/07/11/2239207.shtml?topic=74

*3:http://www.dekyo.or.jp/

Yesterday Today Tomorrow

久しぶりに映画を見に行ってきた.友人が勧めてくれたものだ.この映画はタイの2家族の生活を描いたもの.働いて,ご飯を食べて,家族を愛して,みんなで歌って,サッカーをして,そういう生きていることを愛する映画.ありきたりの生活でどこにでもいる家族.ただ違うのは,2家族ともエイズ患者.
 一方の家族は子供がいる.この子もエイズ患者.10歳くらいから学校にはいけなくなる.母親が家で勉強を教えている.水かけ祭りにも参加し,毎日食事を取る.なんだろう,本当に普通.どこにも感動するところがない.11歳で少年は亡くなってしまう.亡くなる前に病院で少年が体の痛みにむずがると,父親が少年を諭していた.
「お前は,10数年生きることができて,ご飯を食べていたじゃないか.飛行機にも乗ったじゃないか.シンガポールにも行ったじゃないか.世の中にはそれすらできずに死んで行く人達がたくさんいるんだよ.父さんのいっていることがわかるね.だから,点滴を受けて帰ろう.そしてご飯を食べて薬を飲もう.」
 理解しているつもりだったけど,やっぱり,こういう人達は死がすごく身近で,恐ろしいんだろうけど,それでも,どこかで受理している.
 お父さんが繰り返し少年や監督に「今日はご飯を食べることができて,生きている.妻と息子が一緒ですごく幸せだ.明日元気かはわからないけれど,でも,今日はご飯を食べて生きている」となんどもなんども話していた.
 この記事を読んだ人に見ろなんてくだらないことは言わないし,いい映画だったよ,とも言わない.僕自身感動したかと言われると難しい.でも,見てよかったと思う映画だった.

 バンコクポスト紙評

もし,あなたがこの映画を観て泣くとすれば(たぶん泣いてしまうでしょう),それは主役たちをかわいそうに思って泣くのではなく,彼らがしたり,言ったりすることのすべてがいかにももっともであることが理解でき,またそれ以外には選択の余地がないのだというあまりに痛ましい事実に気づいて泣くのである.

 昨日やっていた「リトルバード*1」も見ればよかった.

◆関連リンク
京都精華大学
京都精華大学

*1:http://www.kyoto-seika.ac.jp/t_news/lecture/0003/a.html