そうそう

がんばって書いてはいるのだが,所詮,一市民である,うそ,いいなおす,一市民以下の大学院生.そうそう,面白い話などあるはずがない.むしろ,そうそう面白い話がある大学院生は,将来のことを心配した方がいい・・・ぐふぅ(自爆
 結局お盆休みといえない土日を休暇に当てただけで,月から今日までばっちり大学にきて「統語論入門〈上〉―形式的アプローチ」を読んだり,10月から始まるやんごとなきお仕事の資料を作ったり,来月頭の学会資料を作ったり,データを解析したり,飯を食いに行く途中にf:id:muddydixon:20050818214658j:image大文字焼きを眺めたり,うそ,ちらみしたりしてただけです.

ストレス発散購入

 あ,夏休みの最後というか一日もないの昨日,通常とは逆の日程だと思われるのですが,いらいらして大量に本を買いました.頭の方しか読んでないけど楽しみです.6冊も買ってしまった・・・まぁ,全部文庫だったしどうせ飛行機の中で眠れないから読むことにしよう.
 あ,さらに思い出すけど,「中吊り小説 (新潮文庫)」を読み終わりました.なかなか,なかなか,松村友視・吉本ばななと・阿刀田さんの話が面白かったなぁ・・・.
 ちなみに,昨日買った本は「溺レる」です.川上さんの書く駄目男.感性がちょっぴり近いような,近づけないような,近づきたくないような.そんなところが気に入りました.溺レる (文春文庫)
 「蝦蛄を食べに行きませんか?」となんの約束もしてないのに誘ってしまう.ぐだぐだに酔っ払っていい気持ちのまま,ふわふわとしたキスをする.覚えていないわけがないのに,無闇に相手を試したくなる.相手がなにかをしたわけでも何かをし忘れているわけでも無いのに,試したくなる.意識を失うふりをして,意識を取り戻すふりをして.理由もなく相手を騙していると,自分がドッチだったのかふくふくと分からなくなり,結局騙しているのは相手なのか自分なのか.相手と自分の境界線が曖昧に也,なんだか無性に悲しくなる.そんな駄目男.永井荷風とか椎名誠とかが描く駄目男を愛おしく思えるヒトにはお勧めではないでしょうか.