ぶらんにゅー

スーパーカブ・バイクのメット×8つ・ミラー×3・自転車×6

これらは僕が京都に来て8年の間に盗まれていったものである.なんでだかしらないけれどよくものを盗られる.一番つらかったのが「バイクで山科まで家庭教師にいったらその間にメットが盗られていて,終電も無くなって帰れなくなったので24時間の王将で朝まで過ごしたこと」です.
 つらいつらいといっていても前向きではないので,今は新しい(おととし購入)バイクに乗っています.このバイクになってからもメット・ミラーとぱくられてきまして,今はタンデムの時には後輩のI君のメットを借りている日々でした.申し訳ないなぁと思いながら借りていたので,昨日新しいヘルメットを買いました.今後はぱくられないように毎朝毎晩神様に一祈りしてから眠りにつこうと思います.
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おきることとおきないこと

三日ほど前,I君と晩飯を食べに行った.NT君も誘ったが愛妻家の彼は僕らとは遊んでくれないようだ.彼はいつも(略
 今日は,貧乏学生でいっぱいの京都ならではの超低料金・超大盛・非清潔感という食堂に向かう.店の名前は鳥番だ.米を3合くらい使ったスタミナ定食大盛(390円)を学部生時代よく食べた.人生で2番目に貧乏だった時期には「1日断食→夜のみスタミナ丼」というローテーションを1ヶ月繰り返したこともある.ここの大盛を一度I君に味合わせてやりたく何度もいっているのだが,いつも「今日は休み」「オーダーストップ」「夏休み」などで食べることができない.今日もトライしたのだがだめだった.あきらめて前向きに違う店に.
 どこに行くか悩んだ結果,久しぶりに「げんざえもん(漫画食堂)*1」に食べに行くことにした.
 ちょっと遠いのでI君のバイクに二人乗りで行くことにした.彼はなかなかに飛ばすほうで,かつ,アグレッシブな車線変更を繰り返すので,なんども事故にあっており十字路や路地が見えると35km程度まで速度を落とし,大きな交差点には,クラッチとブレーキの両方を軽く握って進入するチキンな僕には怖くて仕方が無い.しかも僕はいかにして静かでスムーズな,そう,音も速度も微分可能なギアチェンジをするかを心がけているのだが,彼はそのギアでいかに引っ張ってギアチェンジするかを楽しんでいるので,怖い怖い.
 話がそれた.食事にいったのだが,げんざえもんはお休み.久しぶりに食いに来たのに休みやがってコノヤロー!っと怒っても店が開くわけは無く建設的ではないので,チャーリーブラウンのとんかつ屋さんに向かう.向かうとここもお休み.僕は何てこと無いのだがI君は
「三軒続けて休みなんて僕初めてですよ」
と憤慨している.
 結局,この日は必ず開いている餃子の王将にて食べたのだが,彼にとって「三軒店が休んでいる」ことが初めてだという事実にびっくりした.僕にとっては一ヶ月に一度くらいの割合で定食屋が臨時休業して海外に行ったりしているので三軒続けて休みとかは結構起こる出来事だったんだが彼にとってはとっても稀有な,というかはぢめてな出来事だ.
 世の中的にはどれくらいの割合でこういうことが起こるんだろうか?ちなみにさっき昼食のパンを食べるときに自動販売機でダイエットコークを飲もうと思ってお金を入れてボタンを押したんだけど何も出てこなくて,蹴っ飛ばしても何もでてこなくて,まぁ,返ってこない*2ものは仕方が無いので,あきらめて横のスプライトを飲もうと思ってお金を入れてボタンを押したらミニッツメイドが出てきた.

*1:漫画食堂とは学生が多い京都には結構あり,漫画が所狭しと壁一面に置かれ,定食を食べながら読むことができる食堂である.たまにページとページがお米粒によって張り合わされてあることがあるが,あまり気にしてはならない.

*2:返って来ないと言えば学会誌からの返事も返ってこない.鬱

ブルガリアお仕事記5

9月6日
 この日は自分の発表とかあったけど,なんとか無難に終了する.この後,まじに,学会の様子を実況しても誰も関心が無いと思われるので,ここでは見たところ,聞いたこと,話したことなどに限っていこうかと思われ.
 昨日の惨劇(ブルガリアひとりぼっち)に反省して,いろんなところの景色(寮や寮に帰るためのバス停,目印は特に重点的に)携帯カメラで取り捲る.I君いわく「ヘンゼルとグレーテルのぱんくずですね」うるさい.
 そんなこんなで,この日はなぜだか学会の予定が変更され午後のセッションが短くなる.んだもので15時ごろには終了.院生仲間のS君(ロシア人・陽気・快活)に拉致されるように黒海に・・・
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 黒海そばの売店で水着と果物を購入し,また,果物がおいしそうなんだ.いざ,海岸へ.黒海は死海と違って塩分濃度がとくに濃いということも無く.普通.でも,不思議なことにあまりべたべたしなかった.面白いのが,パラソルは誰かビジネスとしてさしているらしく,この下に入るとお金を取られる.でも,パラソルとパラソルの間にいると別に払わなくてもよい.たとえ,それがパラソルの影の中だったとしても.ふふふ,悠長なビジネスだなぁ...わずかとはいえトップレス女性もいました.
 んでもって,この日の晩.晩ご飯は学会主催のBBQ.場所は昨晩の惨劇発生の地カンポス.うん,ちょっと赤面した.参加者が多数のためあんまりケバブ食べられなかったけど,結構ず〜〜っとワイン飲みながらディスカッションというか言語学者のデータ解析方法に対して質問してた.なぜ統計的データを出さない?なぜ,例外かもしれないサンプルを収集して現象を説明しようとするのか?などなど.話しつかれたよ.英語だしさ・・・

9月7日
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 お昼は近所のダイナーのピザ.帰りにアイスも食ったりして.ていうか,こっちの物価は基本的に安く.このピザ(たぶん直径45cmほどの10分の1カット)がなんと70円.ただし,微妙に外貨の香りがすると価格が跳ね上がってペプシが150円.ピザが70円でペプシが150円??わけわからん.
 この日はI君の発表終了.無事.というわけで,この日の晩はヴァルナ市内(僕たちがいるのははずれの方)にいってブルガリア料理を満喫することにする.仲良くなったロシア人学生とうろうろとする.
 残念ながら目当てのレストランは改装中らしくしまっていた.仕方が無いので道行くヒトに,ガイドブックにあった「お勧めのレストランがありますか?」というブルガリア語を暗記し,たずねる.届け俺の想い!!
 思いもよらず届いてしまった僕たちの心のメッセージは,当然であるが驚くべき結果を導く.あたりまえのことながらブルガリア語で聞いて,それなりに認識されて,質問として受け止められると,ブルガリア語で返される.うぉ,俺のメッセージは届いても相手からのメッセージは受信拒否だ!せっかく想いが伝わって教えてくれたのに,謝って英語で質問し直す.うん,かっこ悪い.教えてくれたのは「太陽の家」という名のレストラン.
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 ここで3人ともサラダ・スープ・メイン・デザートorコーヒーを食べ,ワイン2本(Merlot,Villa Armiraとあるがなんのことかさっぱりわからん)を飲む.屋外の庭で食べた.とてもおいしかった.ちなみに食べたのは再び焼きパプリカサラダとヨーグルトスープ,子牛のステーキでした.満足.しかも安かったし.この日はこんな風にして終了.あ,帰りはバスが無かったけど歩いたりせずに当然タクシーです.ちなみにブルガリアはタクシーも安く1km=30円くらいです.