ミサは14時半に変更

修道院の入り口

 朝6時半のミサに行ったら誰もいなくて、”ミサは14時半からになった”お知らせが扉に下がっていた。神父様も御高齢になり,朝早く車を運転して離れた場所から来られるのは大変なのだとそうな。まして冬は雪が降り道が凍る。もはやミサが毎日あることが不思議なくらいのこと。午後出直してミサに与る。この神父様に赤ん坊のあの子は洗礼を受けた。遠い記憶が戻る。ミサが終わって久しぶりに挨拶を交わす。若い日に、スイスからこの地に来られお年は88歳と聴く。アルピニストであった頑強な体を今はゆっくりゆっくりと運ばれる。
 これが最後のミサと毎回思いながら共に時間を過ごす。この神父様は私たちに人としての大切なあり方をその姿で教えてくださる。実直であること。諦めず己の思いを生きること。
アプローチ。親分。

正面
林の向こうは四十四田ダム