どしゃ降りの雨

小夏こんなに大きくなった

 昨日ミサから戻ってきたら、思いがけず蛙ちゃん夫妻がメンテナンスの手伝いに来てくれていた。庭作業を手伝ってくれる。折角だからバーべQをしながらギュダ君のメモリアルデイをしようと、急遽道具と食材を買い込む。法事とか記念式とか形にはまったことが辛くて出来ない。ただ家族で火を焚きながら思いを暖める。あの子がここに一緒にいると思いながらたわいのないことを話し、あの子がいたら喜びそうなものを分け合って食べる。
 夜は寒かったけれど、心は温かかった。こうやって残されたものはまた次の年に向かって自分の中の悲しみと折り合いを付けてゆく。彼のいない春は皆本音は辛くて悲しいのだ。だから余計暖かく優しくお互いに身を寄せる。そして何も言わないけれどお互いの暖かさを受けて自分もまた頑張れると思う。
 一晩あけて、お昼過ぎ、蛙ちゃん夫婦は帰る。途中まで一緒に行ってカラオケで思う存分歌う。最後の一曲は皆が好きだったグループの曲。全員で合唱になる。その後食事をして解散。夕方から降り始めた雨が物凄い雷とどしゃ降りになる。外の作業は出来ないので壁紙の張替えと、障子、ふすまに取り掛かる。壁紙と、障子は何とかなったがふすまが困難を極める。担当は大将。頑張れ。生真面目な性格がこういったメンテナンス作業には向いているのかもしれないけれど、何しろ時間がない。

小夏

 ちび猫で「よるかとちぐら」の後をくっついて歩いていたのが今はこの大きさ。頭がよいと言うのか両手でハンドルを挟んでどんなドアでも開けてしまう。背伸びどころか椅子を倒してその重さでドアを開けてしまったりもする。横にスライドするドアは自分の体重をかけて斜めになってあける。目撃するまでは信じられなかった。空気の流れるところは出られると思うらしく、師匠のPCに乗っかって、換気扇を探索したりする。