朝昼抜きで猫祭り

激しい夕焼け

 すべて終わった。朝昼抜きで国際会議と学会が終わった。後片付けをする。最後まで残って無言で働く人はいつも同じメンバー。その人たちの横で楽しそうに飲み食いしている人もまたいつも同じメンバー。やることをやってさっさと退出する。「ご苦労様などと言われたくない。あんたから」と一瞬思った。
 いかんいかん怒りの処理がまずいな自分。初めての路線だけどバスに飛び乗って親分と待ち合わせた教会まで。運悪くそこで友人と出会ってしまい、彼が企画に関わった自死遺族関係の研修に出て・・・へろへろ・・・思わずここでもオシゴトをしてしまった。つくづく馬鹿なやつだ自分。


おなかがすいているはずなのにもはや食欲は感じない。精神的にもう限界を感じた。
ジャーン!!
そこで奥の手。まったく現実離れをする。

社殿正面左に猫塚古墳がある

正面の神社拝殿階段に並べた手作り灯篭に明かりが灯される
http://nekomaturi222.at.webry.info/
関係者のブログです。おっかしいけれどくそまじめなんだなあこれが。

 今日は南小泉にある少林神社→別名「猫塚神社」の猫祭り前夜祭。
http://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/miyagi/sendaisi/wakabayashiku/wakabayashi/wakabayashi.html

今まで知ってはいても行く機会を作れなかった。その気にならなかったのだけれど、今夜だけは行こうと思った。気持ちの切り替えがもうぎりぎり必要だったから。地元の手作り感あふれる小さな小さなお祭り。何しろ寒い寒い。
地元有志のフルートも寒いもっと寒い。自称プロのJAZZは冷凍庫並み。そこがまたよかったかも。ぶるぶる震えながら帰りはハンバーグを食べに行き、親分、姫、麦全員食べきれず残した。こんなことは今までなかったから、よほどあのお祭りのパワーが強かったのだろう。
来年も行くかと言われれば、あの地元感満載のばかばかしい生真面目さにはすごい魅力を感じる。超ど級のレア祭りだと思う。何しろ老人から赤ちゃんまで猫耳をつけて大真面目で「にゃんにゃん」と啼きながら手踊りをするのだ。
 こんな野暮ったくて馬鹿げたお祭りが今この街にあることがとてもいい。しかもかの真山青果の貧農小説で有名な南小泉村で。