ダービー検討3

ダービーと関連性が高いレースはきさらぎ賞

これは毎年のように機能していますので今年も注意です。

去年は昨日しませんでしたが、今まできさらぎ賞で好走してダービーでも好走した馬は以下の馬たちです。
09年 2着 リーチザクラウン きさらぎ賞1着

08年 2着 スマイルジャック きさらぎ賞2着

07年 2着 アサクサキングス きさらぎ賞1着

06年 1着 メイショウサムソン きさらぎ賞2着

06年 3着 ドリームパスポート きさらぎ賞1着

(05年 3着 シックスセンス きさらぎ賞4着)

04年 2着 ハーツクライ きさらぎ賞3着

03年 1着 ネオユニヴァース きさらぎ賞1着

基本的に連対馬を押さえておけば大丈夫でしょう。ハーツクライはデビュー2戦目で3着に来ているため評価が高いです。

今年のきさらぎ賞対馬

トーセンラー

です。あとオルフェーヴルも3着と好走していますが、大逃げした馬をとらえたトーセンラーと逃げ馬をとらえられなかったオルフェーヴルには大きな差があると思います。

対馬にはすべて重賞勝利経験がありました。

一番直近の重賞勝利は
10年
エイシンフラッシュ 京成杯
ロースキングダム 朝日杯FS

09年
ロジユニヴァース 弥生賞
リーチザクラウン きさらぎ賞

08年
ディープスカイ NHKマイル
スマイルジャック スプリングS

07年
ウオッカ チューリップ賞
アサクサキングス きさらぎ賞

06年
メイショウサムソン 皐月賞
アドマイヤメイン 青葉賞

05年
ディープインパクト 皐月賞
インティライミ 京都新聞杯

04年
キングカメハメハ NHKマイル
ハーツクライ 京都新聞杯

03年
ネオユニヴァース 皐月賞
ゼンノロブロイ 青葉賞

02年
タニノギムレット スプリングS
シンボリクリスエス 青葉賞

01年
ジャングルポケット 共同通信杯
ダンツフレーム アーリントンC

ローズキングダム以外の馬は3歳の重賞を勝っています。ローズキングダムは朝日杯まで無敗ですし、東スポ杯をデビュー2戦目で勝っています。

重賞未勝利もしくは2歳時の重賞勝利しかない馬は

オールアズワン
リベルタス
ベルシャザール
コティリオン
デボネア
エーシンジャッカル
ロッカヴェラーノ
ショウナンパルフェ
トーセンレーヴ
ユニバーサルバンク

です。これらの馬は他のプラスの条件があっても3着までと見るのがいいでしょう。


次に血統面を見ていきましょう。今回の登録馬すべての馬にサンデーサイレンスの血が含まれています。
サンデーサイレンスはダービー馬を何頭も出しましたが、サンデー系の種牡馬と相性のいい血統を調べるのがいいでしょう。

・父にサンデーサイレンス系の種牡馬を持つ馬で好走した馬は

10年
3着
ヴィクトワールピサ
ネオユニヴァース
母父マキャベリアン(ミスプロ系)
母母父Bustino(ブランフォード系)

09年
1着
ロジユニヴァース
ネオユニヴァース
母父ケープクロスダンチヒ系)
母母父マキャベリアン(ミスプロ系)

2着
リーチザクラウン
スペシャルウィーク
母父シアトルスルーボールドルーラー系)
母母父ミスタープロスペクター

3着
アントニオバローズ
マンハッタンカフェ
母父キングマンボ(ミスプロ系)
母母父テンタム(ウォーレリック系)

08年
1着
ディープスカイ
アグネスタキオン
母父チーフズクラウンダンチヒ系)
母母父キートゥザミント(リボー系)

07年
3着
アドマイヤオーラ
アグネスタキオン
母父カーリアンニジンスキー系)
母母父ロードゲイル(ターントゥ系)

06年
3着
ドリームパスポート
フジキセキ
母父トニービン
母母父ディクタス(ゲインスボロー系)

05年
2着
インティライミ
スペシャルウィーク
母父ノーザンテースト
母母父ガーサント(エクリプス系)

03年
3着
ザッツザプレンティ
ダンスインザダーク
母父ミスワキミスプロ系)
母母父リファール

勝ち馬の2頭は母父がノーザンダンサー系でしかもダンチヒ系。2着の2頭はどちらも父がスペシャルウィークスペシャルウィークはサンデー×ニジンスキーなのでサンデー×ノーザンダンサー系の組み合わせ。インティライミは母父もノーザンダンサー系なのでノーザンダンサー系の血が重要だということが分かる。
3着の馬を見てみると母父にミスプロ系が3頭いる。東京のG1でサンデー系×ミスプロ系はあまり成績が良くない。ヴィクトワールピサも東京のG1、ダービーとJCはどちらも3着。

父サンデー系×母父レイズアネイティヴミスプロの父)系の馬の東京のG1の成績は

(0−2−7−31)

となっている。

内訳は
11年皐月賞 3着 ダノンバラード
10年JC  3着 ヴィクトワールピサ
10年ダービー3着 ヴィクトワールピサ
10年オークス3着 アグネスワルツ
10年NHK 2着 ダイワバーバリアン
10年NHK 3着 リルダヴァル
09年ダービー3着 アントニオバローズ
03年JC  2着 ザッツザプレンティ
03年ダービー3着 ザッツザプレンティ

勝ち馬はでていない配合。ミスプロ系というよりレイズアネイティヴ系まで広げてこの成績。今回この配合なのは

ナカヤマナイト
エーシンジャッカル
ノーザンリバー
トーセンラー

これらの馬は勝ちは期待できない配合。

逆にサンデー系×ノーザンダンサー系の配合が一番勝ちに近い配合。
この組み合わせの馬は

サダムパテック
ウインバリアシオン
ショウナンパルフェ
デボネア
トーセンレーヴ

この5頭。そして母父にドクターディヴィアスを持つ

ユニバーサルバンク

も注目。ドクターディヴィアスはイギリスのダービーを勝っている馬で東京では強い。母父ではダイワエルシエーロコイウタの東京のG1勝利馬を出している。

続いて母父サンデーサイレンス
母父サンデーサイレンスで好走した馬は

10年
2着
ローズキングダム
キングカメハメハミスプロ系)
母父サンデーサイレンス
母母父シェアリーハイツ(ミルリーフ系)

08年
2着
スマイルジャック
タニノギムレット(ロベルト系)
母父サンデーサイレンス
母母父マルゼンスキーニジンスキー系)

07年
2着
アサクサキングス
ホワイトマズル(リファール系)
母父サンデーサイレンス
母母父ホワットラック(ボールドルーラー系)

3頭しか好走馬が居ないのはまだ頭数が少ないから。しかし、どの馬も2着まで。皐月賞でも好走馬が少ないのでクラシックでは勝ち馬が少ない。父サンデー系が強いというのが今の日本の流れですからしょうがないでしょうかね。
父がダービー馬(キングカメハメハタニノギムレット)、ホワイトマズルキングジョージ凱旋門賞で2着とクラシックディスタンスで強いが、勝ちきれない成績。父には根幹距離に強い種牡馬を持っていることが大事。しかもクラシックディスタンスに強い馬。アサクサキングスの成績をみると重賞勝利はすべて非根幹距離の重賞。ダービー2着なのもうなずける成績。
キングカメハメハの母父がノーザンダンサー系。スマイルジャックアサクサキングスにもノーザンダンサー系の血が含まれている。

今回母父サンデーサイレンスの馬は

クレスコグランド(父タニノギムレット
ベルシャザール(父キングカメハメハ

の2頭。どちらも父がダービー馬。が、クレスコグランドにはノーザンダンサー系の血が含まれていない。タニノギムレット産駒初の京都の重賞勝利の馬で今までのタニノギムレット産駒と違う印象を与えるが、ここでは強調できない。

去年の1,2やキングカメハメハなどダービーではキングマンボの好走が目立つ。他にはアントニオバローズも母父キングマンボ。しかもこの好走馬を出した3回はレコードを出したハイペースレース、不良のダービー、レースの上がりが33.4と超スローのダービーとまったく条件の異なるレースで好走馬を出している。今年はベルシャザールのみキングマンボの血を持っている。今年も09年に近い馬場になりそうなのでミスプロ系のパワーが必要な馬場となりそう。

他の出走馬の血統は
父サンデー系×母父メジロマックイーンが2頭
オルフェーブル
フェイトフルウォー

父サンデー系×母父ロベルト系が2頭
オールアズワン
ロッカヴェラーノ

父サンデー系×母父ナスルーラ系が2頭
コティリオン
リベルタス

母父ナスルーラ系の組み合わせはミスプロ系より成績がよくない配合。去年のペルーサもこの組み合わせで沈んでいる。2000m以上でこの組み合わせのG1馬はキャプテントゥーレ1頭。皐月賞のスローの逃げ切りのみ。2400mのダービーではおそらく来れない血統。

父サンデー系×母父メジロマックイーンドリームジャーニー、オルフェーブルの兄弟がG1を勝っているが,ドリームジャーニーはG1を3勝しているが2歳G1と非根幹距離のG1を2つ。マックイーン自体も非根幹距離のG1しか勝っていない馬なので根幹距離の適性が少し劣るのかもしれない。

最後にロベルト系だが、今日の東京の芝のレースの勝ち馬5頭中4頭にロベルトの血が含まれていた。ロベルトを持っている馬には注目。