ローズS検討
ローズSが阪神1800mになってから5回目の開催となります。
過去4回の上位3頭はクーデグレイスを除き上がり3位以内であがった馬で独占しています。
また07年はダイワスカーレットが逃げて勝ったレースですが、このレースはドスローの前残りというレースでした。たしかに前にいた馬が強いのは十分承知なんですが・・・・
ラップを見ても
07年
35.6-33.6
08年 重
34.4-36.2
09年
34.5-35.2
10年
34.1-34.3
07年だけ前半の方が遅くなっています。阪神外回りができたてということもあってかスローのレースが連発しているころでした。近3年は後半の方が遅くなり、後ろから届くようになりました。
08年以降の上位3頭の通過順位は
08年
1着 マイネレーツェル 7−6
2着 ムードインディゴ 14−11
3着 レジネッタ 7−6
09年
1着 ブロードストリート 7−8
2着 レッドディザイア 11−12
3着 クーデグレイス 2‐2
10年
1着 アニメイトバイオ 7−7
2着 ワイルドラズベリー 11−11
3着 エーシンリターンズ 10−7
10番手以降の馬は2着まで、1着の馬は道中7番手と非常に分かりやすい傾向となっています。
前走に記録もしくは前走で記録できなくとも上がり上位を連発していた馬を狙うのがいいでしょう。
過去の馬を例としてみると
ワイルドラズベリー
前走白百合S上がり2位
エーシンリターンズ
ローズSまでの8戦中4戦で上がり3位以内
09年
ブロードストリート
ローズSまでの6戦中5戦で上がり3位以内
クーデグレイス
前走1000万条件で上がり2位、9戦中6戦で上がり3位以内
ムードインディゴ
前走クイーンS上がり3位
レジネッタ
前走クイーンS上がり2位
ベッラレイア
5戦中4戦で上がり3位以内、3戦は上がり1位
レインダンス
前走1000万条件上がり2位、10戦中6戦で上がり3位以内
前走重賞で上がり3位以内で上がっているか、上がり3位以内が50%以上の馬が活躍しています。また前走が条件戦の場合は、前走3位以内でかつ3位以内率が高い馬が好走しています。
今回のメンバーでは
エリンコート 9戦中5戦上がり3位以内
キョウワジャンヌ 前走1000万条件上がり1位、8戦中5戦上がり3位以内
ドナウブルー 前走NZT上がり1位
ハッピーグラス 前走500万条件上がり1位、8戦中4戦上がり3位以内
ビッグスマイル 前走500万条件上がり1位、11戦中10戦上がり3位以内
ホエールキャプチャ 前走オークス上がり1位
マイネジャンヌ 前走500万条件上がり1位、5戦中5戦上がり3位以内
マルセリーナ 前走オークス上がり2位
これらの馬です。
また過去の馬をみてわかることはクーデグレイス以外の馬は春のクラシック(桜花賞、オークス)に出走していた馬です。
桜花賞、オークスに出走していた馬は
エリンコート
ハッピーグラス
ホエールキャプチャ
マイネイサベル
マルセリーナ
メデタシ
です。
秋華賞トライアルですので当然社台の馬が活躍しています。
社台以外で3着内に来たのは
この2頭のみです。2年連続で勝ちましたが、2,3着はやはり社台の馬が来ています。
今回の社台の馬は
エリンコート
ドナウブルー
マルセリーナ
メロウメロディ
ラヴァーズキッス
ロベルタ
G1馬2頭をそろえてきました。
フロック勝ちに見られているエリンコート、オークスの騎乗でアンカツを下し、絶好調の福永を乗せてきたマルセリーナ。
とりあえずトライアルから全力でいくのか、G1を勝たせたいのか。
エリンコートは個人の所有です。去年サンテミリオンも吉田照哉所有でオークス以降は全くいいところがないですね。社台の会員からしたら自分の馬だけ活躍しているのはつまらないでしょうから、G1はクラブ馬、トライアルは個人所有という流れで来ると思うんですよね。
エリンコートに関して不安材料は過去10年でみるとオークス馬のローズSの成績は
(0−0−0−4)
と1頭も馬券になっていません。オークスでの激走の疲れがまだ抜ききれていないんでしょうか。ブエナビスタもローズSではありませんが札幌記念で2着だったりしていますのでやはり若い牝馬に東京2400mは厳しい条件と言えるでしょう。