Hatena::ブログ(Diary)

ヨーグルトーン

2014-11-19

森は生きている 「グッド・ナイト」

| 01:37

グッド・ナイト

グッド・ナイト




ごめんなさい、また名前変えた。もうこれで変えません!ヨーグルト大好き!

おそらくこれをアップするころには日付は変わっているだろうけれども、本日19日は森は生きているのセカンドアルバムの発売日だそうです。
別に今日この作品を取り上げるつもりは無かったんですけどね、今朝ピンポーンの音で目覚めて、何だろうと思ったらこれが届いてまして、ネットで見たらこれ今日が発売日だそうで、アマゾンさんやるなあ!とか思って(予約してたから当然っちゃ当然かもしれない)。
期せずしてぼくはこの作品を発売日当日に聴けることになったのですよ。期せずしてなんて書いた通り、自分にはこれはちょっとしたサプライズみたいなものでして、てかまあ発売日知らなかったんだよね(ファン失格)。いやさあ、昨今は素晴らしいアーティストがいっぱいで、こちらが何もしなくとも消費しきれない量の傑作がどんどんリリースされてるわけで・・・・・・ごめんなさい。

特別対談:岡田拓郎(森は生きている)× 吉田ヨウヘイ(吉田ヨウヘイgroup)前編 「この二人って、ジム・オルークさんと 大友良英さんが共通項なんですよ」 | The Sign Magazine
インタビュー:森は生きている、さらなる音楽的進化を遂げた2nd アルバム『グッド・ナイト』完成! - CDJournal CDJ PUSH
profile | 森は生きている

ぼくがこのバンドに出会ったのはたしかこの記事だったかな。
森は生きている『FOAM OF THE DAZE』 - 青春ゾンビ
エレキングのなんかのレビューで、たしか竹内正太郎さんがこのブログを紹介されていて、それ以来個人的にもこのブログを見るようになった。ここでは森以外にもceroだとかの東京インディーシーンのことがよく扱われていて、自分はとてもお世話になっている。というかこのブログ、明らかにシーンの盛り上がりに貢献している。

大学に入ってから一人暮らしを始めて、ちょっとさびしいけどとても穏やかな時間を過ごせるようになったからなのか、あまりメタルだとかの激しい音楽を聴かなくなった。その代わり昔のフォークとかののどかな音楽や、krankyだとかから出るようなもわわあんとした音楽をよく聴くようになった。
彼らと出会ったのは、そのように自分の好みが変わっていくころのことだった。もう自分の好みどんぴしゃだったよね。こればっかりは運がよかったんだろうな。ファーストアルバムを初めて聴いたときの喜びようったらなかった。日本からこんなバンドが出てくるなんて!というのも彼らの音のルーツのおそらく半分以上は外国の音楽にあったからです。日本にいながら!まあそういうバンドが他にいないかと言えばいるわけで、代表としてはオウガが挙がるだろうし、まあそもそもの話、森が影響元に挙げているはっぴいえんどだってそうだったろう。
まあともかく、当時の自分の好みと彼らの音楽性がほんとにめちゃくちゃ合っていたのです。自分が大学生時代にもっともよく聴いたアルバムを10枚挙げるとして、そこにはsam prekopのファーストやはっぴいえんどサードが確実に入るのですが、森は生きているが彼らのブログでこの2作品を取り上げているのを見たときは、マジか・・・って思いましたよ。


ファーストを始めて聴いたときの自分は彼らの音を「チルウェイブ通過後のthe band」なんて言っていたのですが、なんでチルウェイブなんて言葉を使ったのかというと、当時チルウェイブというジャンルがけっこうもてはやされててなんとなく使ってみたかったというのもあるのですが、何より彼らの奏でる音が、音色がとても丸く、まろやかに感じられたからでした。もわ〜ん。ふわぁ〜。チルウェイブって言葉は今ではもう廃れつつある?っぽいのであれですが。今改めて形容するなら「the bandがベッドルームでシティ・ポップを演った感じ」ですかね。

で、今回のセカンドですね。まあこの感想は2,3回アルバム聴いた時点でのものなんであんまあてにならないかもしれないですけど。一番違う、と感じたのはサウンドですね。ちょっと荒っぽく?なっている(#2しょっぱなからのあのギターリフな)。とは言ってもこの荒さ、ラフさも多分相当コントロールされたもので、極端ですが、いうなればスティーブ・アルビニの録音みたいなもんです。職人技。・・・というようなことを上のインタビューとかツイッターでも言っていたのでちょっと安心。そのインタビューでも出てきますが、ちょうどグリズリー・ベアのVeckatimest〜Shieldsの変化と似ています。まあぼくはVeckatimestの方が好きなのですが、それは音じゃなくて曲の問題なのでここでは置いておいて。
てか、音ほんとにいいです。前作のまあるい音もすごく心地いいのですが、それは退屈さと表裏一体と見ることもできるわけで。それが今回はより骨太に、ロックっぽくなっている。地に足が着いた。単純にすごくかっこよくなった。この音は日本のバンドじゃ頭二つくらい抜けてるんじゃないかな。ボーカルが無くても演奏だけで聴けますもの。#5じゃなんかブライアン・メイのギターみたいなのも聴こえる。おれこの音すごく好き・・・。あと、たまに実験的な音も入ってきたり。最後の曲なんかはけっこう遊んでる感じします。

曲に関して言えば、前作よりもいろいろなタイプの曲が入っている。曲数は少ないのにバラエティ豊かという印象がある。正直、少しまとまりがないかも、ってくらいなのだけど、前作であんだけきれいに整えたんだから今回はこんくらいはっちゃけてもいいでしょう。というか、全体のまとまりの欠如よりも一曲一曲の充実に耳がいく。曲は確実に今回の方がいいと思う。
というか音の変化とも関わってると思うんだけど・・・ 音がくっきりして、また骨太になったおかげでいい感じにすき間ができたと思う。風通しが良くなった。曲の緻密さは健在だけれども、あまり聴いてて疲れないもん。

音の好みって人それぞれなんで、今回の変化も人によって受け取り方は違うのでしょうが、こと自分に限れば、ものすごくいい変化だと言えます。このままどんどん骨太になってってほしい。いやまあ90度くらい方向転換してもいいですが。
現時点でのベストトラックは#6の「気まぐれな朝」です。いまの自分には理想的な音。

8.7