2004-10-10
■[stock][book]欲望と幻想の市場
20世紀初頭の伝説の相場師、ジェシー・リバモアの半生を描く自伝的小説。後半、似たような話が度々出てきて、若干だらけ気味になるが、読みこたえは十分。小説としても株本としても買いです。以下面白いと思えたポイント。
「相場バカ一代」
主人公がストイックに相場の技術と精神(?)をつきつめていく姿が描かれている。もちろん儲けるために張っているのだが、リバモアの場合、財産を築くよりも、「相場で勝つ」という行為自体を目的としていたように見える。
アウトローな感じがよい。最初、「合百」という相場の上下に賭ける賭博からはじまって、やがて実際の株に張り、億万長者まで上り詰める。限界まで張るためか度々破産するが、また復活するところがなんかすごい。
ところで、取引の時間差が少ない合百では、リバモアは、ほとんど無敵だったらしい。例えるならニュータイプである。シャーである。今のPCデイトレードをリバモアがすると無敵かもしれない。
しかし、リバモアの最後は「自分の人生は失敗だった」と言い残して自殺だったらしい。これもまた相場師らしいか。。。
「相場本」
最後は相場本として面白い。教科書本で「損切りする」、「新高値/安値は買い/売り」、「カモになるな」という言葉だけを読んでも、思考停止気味に習うことになるが、この本の中では現実身のある熱い言葉で語られている。
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