桃太郎電鉄と株
昔、桃太郎電鉄というファミコンゲームがあった。サイコロをふって目的地に向かい、途中に止まったマスでお金が増えたり減ったり、駅では物件が買え、毎年収入が入る。
このゲームを株式投資になぞらえてみると、
- 青いマス、赤いマスなど、止まるマスを選ぶのは短期トレード
- 物件を買うのは配当利回りを考えた長期投資
- 目的地に向かうのが経済全体や業界動向を考えた中長期投資
とかになるかな。
桃鉄では、ピコピコ、延々と青いマスに止まるためにサイコロをふりつづけるのは、それほど賢い方法ではない。コンスタントに儲かるかもしれないが、複利的には儲からないし、サイコロ振るだけってのも労働に近い。それよりも毎年不労収入が入る物件を買えるだけ買って、かつ大きく儲けるために目的地を目指すのが賢い投資。
まぁ、桃鉄の場合、利回りが異常に高いからとりあえず買っとくのが得ってだけの話なんだけどね。上の画面でも年間収益率50%ってことは、PER2倍(あるいは配当利回り50%)です。あと、本当は青いマスに止まるんじゃなくて、黄色のマスに止まってカードをうまく使うのが賢い方法だったりする。
↑
2年前にこんな文章を書いたが、最近また同じようなことをよく思う。
ピコピコデイトレは不労所得というより労働に近い。
しかも、桃鉄上の冬(赤マスのマイナス金額高い)や不景気年(赤マスばかり)みたいになると、全然儲からなかったり、逆に大損しちゃうこともありうる。
最近、収益不動産の本とかたまに見るんだけど、
投資マンションとか利回り10%でいい方だし、よほど資産がないと利回りで食ってくのも難しいな。
あるいはかなり安く仕入れるとか。それも目利き、経験、努力が必要だなぁ。
スィングでガツーンと儲けるのがいいんだろうが、
バブルに乗れないし、そんなテクニックないしな。
株でガツーンと儲けたはずの人が、インチキくさいDVD売ったりとかの
セミナー業に乗り出すのも、ピコピコだけで儲けるのが不安だったりするからだろうな。