本年も興味津々で頑張ります♪

mukku38682014-01-02


明けまして お芽出とうございます。
本年も どうぞ宜しくお願い致します。
昨年は、仕事の内容も プライベートな家族の事でも これまでと違った事も多く 賑やかに過ごすことが出来ました。 今年も これまでの事を大切にしつつ 新しい事にチャレンジしたいと思います。  

「雪の兼六園が、見てみたいね!」と 石川県在住の息子を迎えに行く口実に 予定を調整していましたが、「兼六園も雪が積もっていないよ…」との事。 それでもスケジュール調整をして ジャックラッセルのNOELも泊まれるペンションの予約を取って出掛けると 予想通りに妙高高原では、「此処って 2車線あるよね?」と言うくらいに どこを走ったらいいのか判らない程の吹雪に〜* そして日本海へと近づくと 車のフロントガラスが割れるか!?と思う様な勢いで 1cm程の雹が、物凄い音を立てて 車に降りかかってきました。
親不知の海岸では、「おお〜!!」と 思わず声に出してしまい様な高波が打ち付けていましたが、沖合は何とも言えなく穏やかな美しい海の色を見ることが出来ました。
途中、富山の小杉IC で下りて 道の駅へ立ち寄って 《白海老かき揚げ丼》を食べました。良心的な値段で お味もご当地グルメのチャンピオンになったと言われるだけあって 楽しめました。

この夏にベトナムでのABUロボコン世界大会で 8年振りに日本チームとして優勝をした息子たちのロボコン班は、早くも 来年のインドでのABU大会に出場する為に 6月に行われる国内予選大会優勝を目指して ロボット達が動くまでの仕上がりとなっているようですが、次の学年へと引継ぎをしつつ 本格的な調整に入る前の ちょっと一息〜 そんな感じで 活動拠点の夢考房も閉まったので 久し振りに 一緒に金沢散策へ出掛けました。


「昨日まで 道路からも水が出ていなかったから 原チャで走れたんだよ。 この前、皆で行った時には、雪吊りの縄を張る準備をしていたんだよ。 雪の風景が見たい〜って言う人たちが来たら マジで降ったよ…」と言われるタイミングで 我が家の周りにも 未だに融けずに沢山見ることが出来る 雪の風景を楽しむことが出来ました。 
 

我が家の辺りでは、江戸時代に 八ヶ岳から吹き下ろす冷たい強風の《八ヶ岳颪》を防ぐために植林された赤松が、東西から植えられて 丁度、合わさった場所を《揉合神社》として奉られています。 最近は、松喰い虫などの被害もあって伐採されている箇所が増えていますが、それでも高く伸びた赤松の森の多い場所です。
こんな風に 巨大な盆栽の様に仕立てられた美しい松を観ると 松喰い虫の被害等の対策に 庭師の方々の努力を感じます。


以前のもご紹介をしたことがあると思いますが、これまでの美しい松が管理されている兼六園の片隅に 「政府の指示で 昭和20年6月頃に 軍用航空機の燃料にする為に 松脂を採取したあと」の立札と共に立つ 赤松があります。 丁度、映画《永遠の0》《風立ちぬ》を観た方も多い事かと思います。

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)

風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)

 
石川県の部隊は、旅順での戦闘の際に 最も多くの戦死者を出したことから 後に ロシアのステッセル将軍から 友好の証に 乃木将軍へ贈られたピアノが、有ります。 前田利家とまつを祀ったステンドガラスのある尾山神社にも 石川県の陸軍の部隊の石碑が建てられています。
此方から ステッセルのピアノの音を聴く事が出来ますので 開いて見て下さいね〜♪ 
http://www.kanazawa-gu.ac.jp/houjin/modules/shisetsu/index.php?content_id=1
ステッセルのピアノ (文春文庫)

ステッセルのピアノ (文春文庫)

ステッセルのピアノ・クロパトキンのピアノと呼ばれるピアノは、全国に数台ありますが、どれも記録は残って居ません。

 

映画《武士の献立》は、《武士の家計簿》ともちょっと違った角度から 加賀百万石を描いています。 包丁侍や そろばん侍に支えられていたからこそ 現在の金沢があるのかとも思います。

武士の献立

武士の献立

武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新― (新潮新書)

武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新― (新潮新書)

   

金沢城は江戸時代までは、大きな戦に巻き込まれることは無かったようですが、明治維新後の日本の諸外国との攻防の為に それまでの建物を陸軍の武器庫などとして利用のされた時がありました。 そして様々な工法の石垣の組み方が施されている事でも 知る人ぞ知るマニアックな金沢城の石垣の中には、煉瓦で トンネルが作られている箇所があります。
第二次世界大戦の戦争を体験した方々の言葉も 段々と少なくなりつつありますが、この様な形として残しつつ 語り継ぐ必要性も大きいと感じます。 
山梨からですと 多くの家庭は、大学などの進学で 東京へ行くことを親子で夢見ますので 息子が進路が決まった時に「俺、金沢〜」と言うと 「何で 東京じゃないの?」と言う言葉が返ってくることが殆どでした。 しかし「金沢じゃできない事があるから〜」と ロボコンで世界を目指したことで 歴史の深い石川県で過ごせることは、社会人となって世界と向かい合う様になった時に 大きなものを得てることに気が付くでしょう。 娘も 都内へ近くて ちょっとローカルな《のぼうの城》などの所縁有る土地に触れていますので 歴史に興味が無くても ずっと後になってから 気が付くことが、沢山あるかと思います。


年末の お正月の買出しで賑わうアメ横の映像は、テレビでお馴染みですが、加賀の台所・近江町市場に行ってみました。 関東・関西とも違った人の流れや市場の様子が、見ていて楽しかったです。

以前から気にはなっていた場所が、この近江町市場の直ぐ近くに幾つかあるのですが、「行きたい!」と言って調べたら「今日から休館日だった…」と とても残念だった《金沢蓄音機博物館》があるので 冬場でもお天気が安定して居る時に 是非とも沢山の蓄音機と そして《メイソン&ハムリン・アンピコ》を観に行きたいです。
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/
《メイソン&ハムリン》は、歴史の教科書に出てきたメイフラワー号で ドイツからアメリカへ渡った一族の子孫が、リードオルガンなどに使われるリードの調整中に 様々な楽器の音に似せて 音が作れることを発見して 1854年にオルガンハーモニュームの製造をスタートさせたメーカーです。  《アンピコ》とは、簡単に説明すると 紙製のロールに穴があけられたものをソフトとして使う自動演奏です。 私も 100年前のピアノのアンピコの調律や アメリカで発展したアップライトの自動演奏のメンテナンスに関わらせて頂くことがあるので 是非とも ステッセルのピアノと メイソン&ハムリンのアンピコの生の音が聴いてみたいのです。 学生時代にお世話になった静岡県のメーカーのクロイツェルに 大きな本棚〜と言うよりも 壁一面に当時保管されていた大量のロールを「あげるよ」と言って頂いたのですが、ソフトは当てもハードの自動演奏の方が無かったですし メンテをしない破れて行ってしまうものでもあるので 遠慮してしまいましたが、数本だけでも 好きな曲の分だけでも 頂いておくべきだった…と 後悔しています。
今年は、これまで以上に後悔の無いように その時に出来る事や 折角のチャンスでしたらば、遠慮して仕舞わない様に 楽しみながら頑張っていきたいと思います。


皆さまへ お年賀として〜目で楽しんで お味をイメージして下さい〜♪
本年もどうぞ宜しくお願い致します。