新幹線大爆破

日曜はおにぎりを作ってコンビニでから揚げとコロッケとお茶を買って公園へでかけた。セイちゃんはロナウド、フクちゃんはメッシのユニフォームを着て、初めてのマイボール、ピンクとイエローの3号球をおろしてもっていった。陽射しがつよかったのでお弁当と一緒に日陰のベンチでぼんやりしていたら、セイちゃんが、おかあちゃんみてみて！とベンチのわきに置いたのがごきぶりの死骸だった。まさかと二度見したけれど、ごきぶりにしか見えないので、宿六をよびつけ、落ち葉で拾い上げて遠くに捨ててもらった。セイちゃんにとってはごきぶりもてんとう虫とおなじようにただの昆虫なので、そのフラットな視点に悪気などあるはずもなく、おかあちゃん、ダイジョーブ、生きてないよ！と何度もいわれたが、ちっとも大丈夫ではなかった。
夕方近くなって来客。5月場所の初日を幕内の取組からテレビ観戦した。いただき物のパスタソースでペンネのグラタンをつくり、あとはキャベツと肉をはさんだコッペパンを焼いたが、火加減をまちがえて黒焦げにしてしまった。から揚げやシュウマイを買ってきてくれたのを広げてなんとかテーブルの上がととのった。取組は白鵬に初日から土がつく波乱があり、座布団が舞ったが、5日目を終えて結局大関横綱は全員に土がついて横並びになりつつある。フクちゃんが先場所から好きな佐田の海が初金星。遠藤の怪我が気にかかる。内館牧子が「 世の中でいちばん美しい男は、五月の川風に吹かれながら歩く力士」といっているので、いつかきっと5月場所の国技館にでかけておすもうさんを眺めてみたい。

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テレビ放送の録画。日本版スピードで、東京発博多着の新幹線に爆破テロがしかけられ、時速80キロよりスピードが落ちると爆発する、というもの。テロリストの主犯格を高倉健がやっていて、事業に失敗、嫁子どもに逃げられ、二進も三進もいかなくなって新幹線爆破を企てたというちょっと無理のあるストーリーだけれど、おもしろかった。ゴールデンウイークに高倉健の任侠映画をテレビでやっていて、高倉健は顔がシリアスすぎてふつうの人の役ができなかった、というのは頷ける気がした。新幹線大爆破のラストシーンも印象的。リトルダンサーのアダム・クーパーもすごかったけど、健さんもなかなかだった。健さんが暗闇でビカビカしていた。