まみ めも

つむじまがりといわれます

文学2017

連休は明るくさわやかな暑さで昼からビールを飲んだり、日に焼けてくたびれたり、一転、連休明けは冷たい雨がざぶざぶ降って見事なブルーマンデーぶりだった。ブルーマンデーコンクールがあったら入賞できたと思う。火曜も引き続き冴えない空模様なうえに健康診断がありバリウムと下剤を飲みくだし、そのあと二日間おなかをもやもやさせている。バリウム検査は毎年屈辱的なまでの回転っぷりに驚くのだけれど、ひょっとしてわたしだけ毎年回転数が増えているのかもしれない。フィギュアスケートならいざ知らず、回転数が増えても技師の人にプーさんを投げ入れてもらえるわけでもなく半笑いで検査台から離れる。実験までうまくいかず、ブルーなままウェンズデーまで来てしまった、どうしてくれよう。

文学2017

文学2017

ト。

2016年刊行の文芸誌発表作品から精選した、「今」を代表する19人の作家が描いた珠玉の短篇。
胡同のジャスミン 金井 美恵子
短冊流し 高橋 弘希
ゴーイング・ネイティブ リービ英雄
おおかみ 早助 よう子
移動販売車 高村 薫
半減期を祝って 津島 佑子
重力のない世界 上田 岳弘
被写体の幸福 温 又柔
ペギーについて私たちが知っていること 島田 奈穂子
あひる 今村 夏子
地獄には河馬 円城 塔
アジアの純真 横山 悠太
ビニール傘 岸 政彦
その日暮らし 古井 由吉
眼魚 星野 智幸
Credo 荻野 アンナ
カブールの園 宮内 悠介
ビゼンクラゲは大型クラゲ 川上 弘美
食べられる夢 島田 雅彦

近未来や現代を題材にしながらどれも錨は「いま」におろされている。今村夏子や川上弘美がよかった。