Hatena::ブログ(Diary)

I’m just another TeXnician.

2014-05-25

[][][] TeX Live 2013から2014になって増えたフォント一覧

TeX Live 2013の8月末らへんのupdmap.cfgとTeX Live 2014 昨日らへんのupdmap.cfgの差分を取ってみました。ただそれだけです。

--- updmap.cfg.texlive-20130823	2013-08-27 07:09:40.753908382 +0900
+++ updmap.cfg.texlive-20140524	2014-05-25 11:35:42.188451822 +0900
@@ -123,9 +119,11 @@ KanjiMap otf-@kanjiEmbed@.map
 KanjiMap otf-up-@kanjiEmbed@.map
 KanjiMap otf-cktx.map
 KanjiMap morisawa.map
+Map accanthis.map
 Map OrnementsADF.map
 Map ArrowsADF.map
 Map BulletsADF.map
+Map Alegreya.map
 MixedMap allrunes.map
 Map euler.map
 MixedMap cm.map
@@ -133,6 +131,7 @@ MixedMap cmextra.map
 MixedMap cyrillic.map
 MixedMap latxfont.map
 MixedMap symbols.map
+Map AnonymousPro.map
 Map uaq.map
 Map antt.map
 Map arabi.map
@@ -140,6 +139,8 @@ MixedMap arabtex.map
 Map syriac.map
 Map archaicprw.map
 Map arev.map
+MixedMap arss.map
+MixedMap artm.map
 Map bkaiu.map
 Map bsmiu.map
 Map gbsnu.map
@@ -149,13 +150,16 @@ Map aspectratio.map
 Map augie.map
 Map auncial.map
 Map aurical.map
+Map uag.map
 Map ybv.map
+Map Baskervaldx.map
 MixedMap bbold.map
 Map belleek.map
 Map bera.map
 Map ybd.map
 Map bguq.map
 Map sqrcaps.map
+Map ubk.map
 Map boondox.map
 Map pbsi.map
 Map burmese.map
@@ -168,7 +172,9 @@ MixedMap ccpl.map
 Map ccicons.map
 Map clm.map
 Map chemarrow.map
+Map cinzel.map
 Map cjhebrew.map
+Map ClearSans.map
 MixedMap cmtext-bsr-interpolated.map
 Map cm-lgc.map
 MixedMap cm-super-t1.map
@@ -182,6 +188,7 @@ MixedMap cmll.map
 Map comfortaa.map
 Map original-context-symbol.map
 Map CountriesOfEurope.map
+Map ucr.map
 Map cs-charter.map
 Map csfonts.map
 Map cyklop.map
@@ -199,8 +206,11 @@ Map ESSTIX.map
 Map esvect.map
 MixedMap ethiop.map
 MixedMap eurosym.map
+Map fbb.map
 Map fdsymbol.map
+Map fetamont.map
 Map fge.map
+Map fira.map
 Map foekfont.map
 Map fonetika.map
 Map nectec.map
@@ -219,9 +229,12 @@ Map gfsdidot.map
 Map gfsneohellenic.map
 Map gfsporson.map
 Map gfssolomos.map
+Map gillius.map
 Map yfrak.map
 Map ugq.map
 Map hacm.map
+Map uhv.map
+Map Heuristica.map
 MixedMap hfbright.map
 MixedMap iby.map
 Map zi4.map
@@ -262,34 +275,46 @@ Map yly.map
 Map linearA.map
 Map l7x-urwvn.map
 Map lm.map
+Map LobsterTwo.map
 MixedMap lxfonts.map
 MixedMap manfnt.map
 Map marvosym.map
 Map mathabx.map
 Map mdbch.map
+Map mdgreek.map
+Map mdici.map
+Map mdpgd.map
+Map mdpus.map
 Map mdput.map
 Map mdugm.map
 Map mdsymbol.map
+Map merriweather.map
 Map troff-updmap.map
 MixedMap mflogo.map
+Map mintspirit.map
 Map MnSymbol.map
 MixedMap mongolian.map
 MixedMap musix.map
 Map mxedruli.map
 Map nanumfonts.map
+Map unc.map
 Map newpx.map
 Map newtx.map
+Map newtxtt.map
 Map norasi-c90.map
 Map cherokee.map
 Map ocrb.map
 Map oinuit.map
 Map omega.map
 Map opensans.map
+Map upl.map
 Map paratype-type1.map
+Map dummy-space.map
 Map phaistos.map
 MixedMap pigpen.map
 MixedMap plother.map
 MixedMap pltext.map
+Map PlayfairDisplay.map
 Map ap.map
 Map prodint.map
 Map charter.map
@@ -313,8 +338,10 @@ Map SourceCodePro.map
 Map SourceSansPro.map
 Map starfont.map
 Map icelandic.map
+Map stix.map
 MixedMap stmaryrd.map
 Map superiors.map
+Map usy.map
 Map tabvar.map
 Map mathpple.map
 Map qag.map
@@ -326,11 +353,13 @@ Map qpl.map
 Map qtm.map
 Map qzc.map
 Map tfrupee.map
+Map utm.map
 MixedMap tipa.map
 MixedMap trajan.map
 Map txfonts.map
 Map gptimes.map
 Map umj.map
+Map universalis.map
 MixedMap dvng.map
 Map yv1.map
 Map yv2.map
@@ -354,5 +383,8 @@ Map mcj.map
 Map mr2j.map
 Map mrj.map
 MixedMap wasy.map
+Map XCharter.map
 MixedMap xypic.map
 MixedMap yhmath.map
+Map uzc.map
+Map uzd.map

2013-12-23

[][] 毎日フォントを楽しめる2014年版日めくりカレンダーを作ってみた

これは「TeX/LaTeX Advent Caleandar 2013」の24日目の記事です。昨日の23日目はhmikisatoさんです。そして、明日の最終日25日目を飾るのはhak7a3さんです。



今年は、某弊社Green Cherry Ltd. http://greencherry.jp/設立できたり、TUG 2013 https://tug.org/tug2013/ を頑張ったりと、うれしいこともたくさんありました。一方で悲しいこともたくさんあって、今年のクリスマスはぼっちなわけです。もちろんクリスマスプレゼントも、誰からももらえるはずもない…。さらにクリスマスプレゼントを贅沢に購入できる予算すらありません。

「これは、自分でクリスマスプレゼントを作成するflagやな!!!」

というわけで、アナログとデジタルの両方を大事にする気持ちを形にしてみました。はい、これを作りました!

D

そう、2014年版日めくりカレンダーです。ただのカレンダーではありません。TeX Live 2013 currentに入っているたくさんのフォントを使い、毎日違うフォントを楽しめるカレンダーです。

この日めくりカレンダーを製作するにいたった動機を説明します。


Typodariumとは

この日めくりカレンダーは、Typodarium http://www.typodarium.de/ のTribute Hommageです。

Typodariumとは、ドイツの出版社Verlag Hermann Schmidt Mainzが出版している、1日1 font=1年365 fontsもの書体を毎日楽しめるというカレンダーのことです。毎年、タイプデザイナーフォントベンダに参加を呼びかけており、フォント製作者にとっては、製作した宣伝の場の一つになるので、毎年世界中から参加申込が殺到している状況です。すでにTypodarium 2015で紹介されるフォントも半分程度埋まっているようです。

去年、自分へのクリスマスプレゼントおよびとある忘年会の交換プレゼントとして、Typodarium 2013を2つほど購入しました。ところが、今年はとある忘年会の交換プレゼントとしてのみ、Typodarium 2014を1つだけ購入しました。

自分用にもTypodarium 2014がほしいけど…、というわけで、自分でTypodariumっぽい日めくりカレンダーを作ることにしました。

f:id:munepi:20131221185732j:image

Typodarium 2013: The Daily Dose of Typography

Typodarium 2013: The Daily Dose of Typography


TeX Live 2013にはたくさんのフォントが収録されている!

自分でTypodariumっぽい日めくりカレンダーを作るにしても、365 fontsが必要です。そんなとき、手元にあるTeX Live 2013には、無数のフォントが収録されていることに気付きました。

ぼくは、某弊社でTeXコンサルティングを業務として営んでいるものの、正直言ってTeX Live 2013に収録されている書体をすべて把握していませんでした*1。psfonts_t1.mapを眺めるときは、自分が追加したフォントが適切に設定されているかを確認するだけで、psfonts_t1.mapを斜め上から斜め下へスクロールしても「(TeX Liveにはフォントが)いっぱいあるんやなー」ぐらいの認識でした。

そこで、Typodariumのような日めくりカレンダーとして、TeX Liveに収録されているフォントを使って、毎日違う書体をパラパラと眺められたら、自分の勉強にもなるし、TeX Liveに収録されているフォントリストを知りたい方にとっても、面白い一例が提供できそうだと思いました。


製作過程

この日めくりカレンダーの製作過程を紹介します。


TeX Liveのパッケージ情報からフォントリストを抽出

TeX Liveのパッケージは、texlive.tlpdbというテキスト形式のデータベースファイルをparseすることで作られています。そのtexlive.tlpdbから主にフォントパッケージ集であるcategory collection-fontsrecommendedおよびcategory collection-fontsextraから機械的に情報を抽出して、フォントリストを作りました。

そのフォントリストを元にして、この日めくりカレンダーのLaTeX文章を作りました。


組版、面付けして印刷

この日めくりカレンダーは、A6判で組版しました。表面には月、日、曜日を出力し、裏面には、TeX Liveとしてのパッケージ名(フォント名)、短い説明文、詳細説明文を出力しました。

その組版したPDFデータをA4に面付けをします。その面付けは、印刷および裁断、のり付けなどの手動過程(笑)の効率を考えまして、以下のようなA4版へ4か月分を配置しました。

そして、面付けされたPDFデータを印刷します。12か月/4 x 31日 x 2両面 x 8円/枚 = 186枚 x 8円/枚 = 1,488円。出力のための手数料が150円ほど必要だったので、1,488 + 150 = 1,638円(税込)でした*2!ちなみに、Typodarium 2014の現時点での価格は、2,112円です……*3

f:id:munepi:20131221162941j:image


裁断

面付けして両面印刷された紙を31枚ずつ裁断します。

f:id:munepi:20131221164801j:image

f:id:munepi:20131221165029j:image


さらに、1か月分ずつ裁断します。

f:id:munepi:20131221165307j:image


背を糊付け、端を裁断

貼ってはがせるのりとティッシュペーパを使い、背をのりで丁寧に綴じます。

f:id:munepi:20131221182427j:image


他の3つの端を裁断して、端を整えます。

f:id:munepi:20131222071048j:image


ついに完成♪

左に完成品、右にTypodarium 2013を並べてみました。

f:id:munepi:20131221183110j:image



試しに2014年1月1日をめくってみました。

この書体が何か分からない人は、「私はTeX/LaTeXを使っています」と言ってはいけません(笑 また、TeX/LaTeXを使っている方でも、1月1日から1月22日までの書体が分からなければ、おそらくにわかなTeX/LaTeX使いです(笑

f:id:munepi:20131221184352j:image


TeX芸人の方で「3があほ」になれる方でしたら、次の書体もなじみ深いことでしょう(笑

f:id:munepi:20131221182723j:image

こんな感じで、日めくりカレンダーをめくって、「この書体は何でしょう?」というクイズ形式に挑戦してみるのも楽しいと思います。


さらにパラパラめくってみる。

記号の書体でアレだということは想像できるけど、さすがにT1との対応表まで覚えていないので、これが何月何日を表しているのか、さっぱり分からないです(笑

f:id:munepi:20131221184552j:image


こちらは象形文字っぽいです……。同じく、これが何月何日を表しているのか、さっぱり分からないです(笑

f:id:munepi:20131221163652j:image


8月12日は、ヨーロッパビールとかお酒が飲みたくなりますね。この日がきたら、お酒が飲みたくなりそうです(笑

f:id:munepi:20131221190838j:image


9月4日は、かっこよすぐる!!!イケメンな感じ!(意味不明

f:id:munepi:20131221182618j:image

f:id:munepi:20131221163538j:image


こちらも9月4日の出力に見られるような装飾先頭書体。でも、何日か分かりません(笑

f:id:munepi:20131221191006j:image


次の3つの書体は、いわゆる手書き書体。個性のある手書き書体で、とても魅力的☆

f:id:munepi:20131221191236j:image

f:id:munepi:20131221191100j:image

f:id:munepi:20131221191627j:image


8月16日は、例えばスライドに使えそうなsan serif体ですね。これは、Computer Modern BrightのType 1フォントです。TeX/LaTeXユーザに身近なComputer Modernでありながら、san serifなmath fontsが使えるという、定番だけどちょっとおしゃれを加えるときによいですね。

f:id:munepi:20131221191810j:image


つぎは、インドネパール方面の書き文字であるDevanagariです。これを見ると、カレーを食べたくなります(笑

f:id:munepi:20131221192213j:image


あなたの手元に、この日めくりカレンダーをお届けします!

この日めくりカレンダーのLaTeX文章をGitHub上に公開しました!

munepi/ddltxtyp14 https://github.com/munepi/ddltxtyp14

手元にTeX Live 2013がschme-fullでインストールされておれば、この日めくりカレンダーのLaTeX文章をtypesetできます*4

裏面の出力例がtexlive.tlpdbからの機械的な抽出情報であり、書体見本例として凝っていないので、ちょっともの足りない気もします。しかしながら、TeX Live 2013に収録されている書体の豊富さを具体的に紙で眺められるというのは、アナログならではの味わいであり、TeX/LaTeXの楽しみ方の一つだと思います。

TeX/LaTeX好きなあなたの手元にも、この日めくりカレンダーを置いてみませんか?


リンク集

* Typodarium http://www.typodarium.de/‎

* TeX Live http://www.tug.org/texlive/

* The Comprehensive LaTeX Symbol List

http://mirrors.ctan.org/tex-archive/info/symbols/comprehensive/symbols-a4.pdf

*1:実際に、TeX Liveに収録されているフォント数は膨大なので、それらをすべて把握するのは無茶な話です、はい。

*2:12/24早朝に気付いたことですが、A3モノクロ印刷が8円/枚でできるので、さらに面付けを工夫することで、(62+31)x8=752円/部で出力できますね。これならば、カラーページの印刷も入れられそう!

*3:ここ、ツッコミどころです、はい

*4:えっ、「できあがったPDF、くれ!」って?→検討します(笑

2013-03-23

[][][][] LaTeXを使ったPDFファイルの面付け

先月、Project Vineとして、デブサミ2013オープンソースカンファレンス2013 Tokyo/Spring へ参加していました。そのとき、展示ブースでは、Vine Linux開発者ガイドの小冊子版を配布しました*1

f:id:munepi:20130323224101j:image

おかげさまで「Vine Linux開発者ガイド」の小冊子は、大変好評でした。ということで、みなさま、ぜひVine Linuxの開発者になってください(笑

なお、小冊子版「Vine Linux開発者ガイド」のPDFファイルをこちらに置いています:

小冊子版「Vine Linux開発者ガイド」 (on trac.vinelinux.org)


さて、「Vine Linux開発者ガイド」のA5版小冊子を作るときに、LaTeXを使ったPDFファイルの面付けをしました。今回は、その面付け方法を紹介します。

面付け

その前に、面付けについて簡単な説明をします。

面付けとは、印刷・断裁・製本加工などの都合を踏まえて、印刷する版に対して複数頁を配置していくことをいいます。書籍や雑誌、辞書、論文誌などの様々な印刷物に応じて、面付けする方法もいくつかあります。

例えば、全16頁のPDFファイルを中綴じ小冊子にするためには、以下のように二面付けします。

f:id:munepi:20130322132816p:image

実際に印刷するときは、 ↓◆↓、い里修譴召譴良宗⇔△鯲礁粍刷します。その後、 ↓◆↓、い鮟鼎郵腓錣擦董▲曠船スで中綴じすれば、小冊子が完成します。

ゴリ押し(笑

こんときに、店頭で書いた \domentuke が以下の通りです*2

%#!pdflatex 
\documentclass[landscape,a4paper]{article}
\usepackage{graphicx}
\pagestyle{empty}
\begin{document}

\makeatletter
\newcommand\domentuke[2]{%
  \@tempcnta\@ne\relax
  \@tempcntb #1\relax
  \@whilenum \@tempcnta<\@tempcntb \do{%
    \vbox to \textheight{\vss
      \hbox to \textwidth{\hss
	\includegraphics[page=\the\@tempcntb]{#2}%
	\includegraphics[page=\the\@tempcnta]{#2}%
      \hss}%
    \vss}
    \clearpage
    \advance\@tempcnta\@ne\relax
    \advance\@tempcntb-\@ne\relax
    \vbox to \textheight{\vss
      \hbox to \textwidth{\hss
	% \includegraphics[page=\the\@tempcnta]{#2}%
	% \includegraphics[page=\the\@tempcntb]{#2}%
	\rotatebox{180}{\includegraphics[page=\the\@tempcntb]{#2}}%
	\rotatebox{180}{\includegraphics[page=\the\@tempcnta]{#2}}%
      \hss}%
    \vss}
    \clearpage
    \advance\@tempcnta\@ne\relax
    \advance\@tempcntb-\@ne\relax
  }%
}
\makeatother

\domentuke{48}{devsumi13-vldevbk.pdf}

\end{document}

pdfpages パッケージの小冊子作成オプション booklet

後々、pdfpagesパッケージのドキュメントを思い出してみたら、bookletオプションがあるではないか(笑

ということで、以下でも小冊子作成がおkになります!

%#!pdflatex 
\documentclass[a4paper]{article}
\usepackage{pdfpages}
\begin{document}
\includepdf[pages=-,booklet,landscape]{devsumi13-vldevbk.pdf}
\end{document}

*1:この小冊子作成の裏話を暴露すると……、デブサミ2013で配るものがなかったので、当日明朝に3, 4時間かけて、急遽DocBookからLaTeXへ変換して、とりあえず読める程度の組みました(ひどい

*2:\domentuke 内には、\expandafter が一度も出ていません……。\expandafter ファンのみなさま、すみません。