「ミラーニューロン」「心の理論」


自分がある動作を行う時にも、他人がその動作を行うのを見る時にも、同じように活動するニューロン群があるという。これを「ミラーニューロン」と呼ぶ。この発見(1990年代初頭)は脳科学者をあっと驚かせた。

どう驚いたのかというと、早い話が「脳って思ってたよりずっとずっと複雑!」ということだったらしい。つまり、『脳の中の幽霊』を著したラマチャンドランは、ミラーニューロンの発見は、DNА構造の発見にも等しいと評価しているという。

《機能局在的な見方で脳の地図を書いていったとしても、それだけでは、脳の中にある1000憶のニューロンの関係性の本質には迫れない。ミラーニューロンの発見以降、もはや、感覚情報処理と運動情報処理を分離して理解しようとするアプローチは不十分であるという認識が広がっている。》


ミラーニューロンとは何か?

―共感する神経細胞?―

ミラーニューロンとは、自分の動作と他人の動作(ジェスチャー)に「ミラー鏡」のように同じような反応をする神経細胞のことである。

行動の認識と生成の双方向計算モデル:ミラーニューロン

ミラーニューロンの発見が最近の脳科学における一つの注目すべき話題になっている。これは霊長類において、他人の運動を観察したときと、自分で同様の運動を行うときの両方において活動するニューロンがあるという事実である。これは運動の受容(観察)と運動の生成(行動)が同じ一つの情報処理で結びついていることを示唆している。

また、ミラーニューロンが発見された霊長類はシンボル操作を行う事も可能であり、脳の情報処理は言語発達と行動発達が相互的に行われていると予想される。

自閉症児のミラー・ニューロンが機能しない

結果として分かったのは、自閉症児のばあい、ミラー・ニューロンの中枢部と考えられている下前頭回の弁蓋部という箇所での活動が大切。



☆下前頭回之メンタルレベルEg入れる。

☆右ミラー・ニューロン産生遺伝子之メンタルレベルEg入れる。