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室井健亮の憂言記

2007-10-24 ニセ科学論者を叱責する

普通の科学者の気持ちを代弁すると…

22:36

原罪とは人間認識や行為は全て間違いだという観念です。可謬性(誤ることもある)ではなく必謬性(必ず誤る)です。

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本質論的には「分別の恣意性」や「人知を超えた摂理」即ち原罪論ゆえに、高々人為に過ぎぬ宗教的世直し(怒れる神父)を教会正当化できない。世俗の知恵的には、体制反体制を問わず特定の政治勢力への加担は、社会の変転で教会の存続を危うくする。だから宗教的世直しに乗り出す「怒れる神父」は、異端審問を通じて教会から放逐される以外ない。

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これはニセ科学論者達への叱責である。ニセ科学論者は、日常的に科学的思考を発揮すべきだと主張する。それは、まったくの間違いである。科学的思考は科学という囲い込まれた場で発揮されるものである。

多くの優秀な科学者は、研究の過程、及び、学会発表論文執筆などにおいて科学的に考える。しかし、それらの状況を離れて日常的な場面で科学的思考をしている訳ではない。普通の科学者は、科学的思考をすることをそれらの場を離れて他人から要求されれば、迷惑に感じるものである。

多くの科学者は、タレント的な活動をする一部の科学者を見て「彼らが科学的に考えていないこと」を当たり前のこととして受け取っている。なぜなら、タレント活動は科学の場から離れた活動であるからである。また、それを見る一般の視聴者の多くが「彼らが科学的に考えていないこと」を驚くでもなく、怒るでもなくごく普通に受け止めていることに多くの科学者達は安堵を感じている。そう、自分の知人が「自分が科学的思考を普段はしないこと」を当たり前のこととして受け止めてはくれないようになり、『あの人がこう言ったのだから、それが科学的な考えなんだろう』と思うようになるとしたら、それは多くの科学者にとって悪夢以外の何物でもない。

それに対して、ニセ科学論者が「一部の科学者が(科学の場から離れた場で)科学的な思考をしない。非科学的な言動をしている。」と言って非難しているのを見るととてつもなくうんざりするのだ。属性の一部として科学者であるというだけで(科学から離れた場であるにも拘らず)科学的な思考をすることを要求されるのは、まったくうんざりである。

君達が科学の世界を離れた日常的な場で科学的思考をしたいと思うのは勝手である。だが、それを他人に要求するのはお止めなさい。科学的な思考は科学の場において要求するものである。

lanccet2lanccet2 2007/11/24 17:27 「ニセ科学批判」のパロディをつくってみました。
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幼稚園に持ち込まれたニセ科学

先日、私の息子が通っている幼稚園で授業参観がありました。その授業では、園児たちを前に先生が紙芝居をしました。

問題はその紙芝居の中身です。1人の男が、海岸で助けたウミガメの背中にまたがって海中都市を訪れ、三年間をそこで暮らし、久しぶりに陸地に戻ったら300年も経っていた、というお話です。

先生は、それがまるで事実であったかのように園児たちに話すのです。

科学的には、海中に高度な文明が存在しないことは証明されているし、呼吸器を装着しないで3分以上人間が海中で生活できるはずがありません。また3年のはずが300年経っていた、ということですが、これは光速に近い速度で移動した時に起る現象であり、ウミガメのようなゆっくり移動する生き物に乗って、そのようなことが起こる筈がありません。科学的に全くデタラメの、ニセ科学です。

後で幼稚園の先生に抗議したのですが、「そのような抗議は初めてです。今度から紙芝居をするときには事前にお知らせしますので、お子様を休ませて下さっても構いません」と言われました。明らかなニセ科学なのに、幼稚園では改善する意思がないようなのです。本当に、科学の知識の無い人には困ってしまいます。
これで科学技術立国といえるのでしょうか?

lanncet2lanncet2 2007/11/24 17:39 パロディその2
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追悼式に持ち込まれたニセ科学

昨年の8月、兄弟から連絡があり、前年の暮れに亡くなった父の追悼をするから集まってくれと言われました。

驚いたのは、式が行われた寺院の管理者が私たちに語ったことです。毎年8月中旬には、死者の霊が霊界から戻ってくるというのです。だから霊を慰める必要があるのだと。式が始まると、スキンヘッドのその人物は、わけのわからない言葉を唱え始めました。これで霊が慰められるのだそうです。

霊の存在は科学的に証明されていませんし、これは明らかなニセ科学です。

さらに驚いたことは、兄弟たちがスキンヘッドの人物に高額な謝礼を支払ったことです。これはニセ科学を利用した商売ではないでしょうか。

後の食事会でこのことを話題にしましたが、皆からほとんど無視されてしまいました。本当に、科学の知識の無い人には困ってしまいます。
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>君達が科学の世界を離れた日常的な場で科学的思考をしたいと思うのは勝手である。だが、それを他人に要求するのはお止めなさい。科学的な思考は科学の場において要求するものである。

その通りだと思います。ありがとうございました。

ABOFANABOFAN 2007/11/25 14:30 ニセ科学の問題点は「科学でない」ということではなく、「科学であると誤解させる」ということですね。

よく分からないのは、普通の血液型性格診断には「科学であると誤解させる」部分はあまりないように思うのですが。
例えば「A型は神経質だ」といったような主張だけなら、それが科学だと誤解させる部分はありません。

ABOFANさんのやっているようなことには科学であると誤解させる部分は確かに多いのかもしれません
(私自身は、ABOFANさんの発言で「A型は神経質だ」というような主張が科学的である、と思ったりした訳ではないので、それもあまりよく分からないのですが)。
しかし、血液型性格診断全般を、ABOFANさんで代表をさせるのは不適当なように思います。

皆さんは、血液型性格診断のどういった部分が「科学であると誤解させるのだ」とお考えになりますでしょうか?
ニセ科学という観点に絞ってみた場合、そういった科学として誤解させる部分を具体的に挙げて行かないと、「どこがいけないのか」が伝わって行かないと思うのですが。

けいすけ ? November 25, 2007 @13:02:40
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1191758412#CID1195963360