muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

赤毛のアン 2008カナダ大使館公演 本番

場当たり中

 青山のカナダ大使館内「オスカー・ピーターソンシアター」にて、赤毛のアン公演 本番があり、行ってきた。
 カナダ大使館の前は(草月会館に行ったりで)何度も通ったことがあるが、中に入るのは初めてだ。今回は関係者のみの招待公演。
 会場のオスカー・ピーターソンシアターは大使館の地下にある。(写真。)すごく立派な劇場で、ピアノもスタインウェイだった。
 今回のマリラは鈴木智絵さん。国連クラシックライブ協会ではすごく久しぶりにお会いした。お元気そうだった。
 ステージがあまり大きくなく、その点での苦労はあった。
 ゲネプロ終了後、大使館からお料理が出されてレセプションがあった。酢豚やサンドイッチ、小さなレンゲに乗ったミニハンバーグなど、おいしかった。(飲み物はソフトドリンク。)
 レセプションは劇場ロビーで行われ、隣のギャラリーではエッチング展が開かれていた。見学したので、こちらの感想は後日書きます。
 今日は19:00からの1回公演だった。「森生き」でお世話になっている廣野先生、参議院議員の広中先生、慶応大学の名誉教授の方や、カナダ大使館の関係者もお見えになった。
 今回は、先日の「森生き」札幌公演にいらしてくださって、その後急にお亡くなりになった、NTTドコモの野田さんの追悼の意も込めて、最初は追悼のご挨拶が続いた。(野田さんのご冥福をお祈りいたします。)
 「アン」は20:00頃から始まった。今回はピアノに台本すら置かず、唯一暗譜のできない「お茶会のM」の楽譜だけ置いた。なぜ暗譜ができないかというと、この曲(モーツァルトの「手紙の二重唱」)の尺が今年から変わって、長くなったからだ。以前の短いバージョンで覚え込んでしまっているので、新たに暗譜は危険との判断だ。(曲自体、伴奏者にも歌い手にも紛らわしいところがある。)
 ステージの広さ上、写真を撮るときに僕が写ってしまうとかで、袖に椅子を置き、ピアノの出番のないときはそこで待機した。
 僕は大きなミスはしなかったが、少女時代が「Candle on the water」で終わって、大人アンの独白になるとき、BGMを「さよならマシュウ」にしなければいけないのを、一瞬「野ばらに寄す」を弾き始めてしまい、すぐに訂正した。そのくらい。
 終演後、皆さんにご挨拶して大使館を退出した。この日は北京オリンピックの開会式。時間的に見られなかったのだが、前回のアテネオリンピック開会式の日も、水戸で赤毛のアンがあり、深夜にホテルで見たのを思いだした。不思議な縁である。
 今日ご出演の皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました!