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2017-01-22 12:13

電動ケットラ充電物語part3 「天ぷら廃油で走るハイブリッド軽トラ登場?」

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 電動軽トラをなんとかして天ぷら廃油(再生可能エネルギー)で走らせたい、と思い、中古の電動ケットラに付いてきた単相交流200V用の充電ケーブルを小細工していたのでした。交流100Vでも充電できるようにならないものかと悪あがきをしてみたり……。

 アダプターを自作してみたり、初期の頃の200V用ケーブルをお借りして試してみたりと、いろいろやってみたのだけれどもなかなかうまくいかず、電気に詳しい友達に助けを求めたところ「10KWhリチウムイオン電池って《NT火薬にすると何kg分だか分かってる? 大容量の電池を舐めてはいけません」と叱られ、仕方なくメーカー純正の100Vケーブルを購入することにしたのでした。一瞬、200Vのディーゼル発電機を買おうか、とも思ったのですが、我が家の経済状況と今後、出先での充電などの汎用性を考えて100Vケーブルを買うことにしました。

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↑下が中古の電動ケットラに付いてきた新しめの200V用ケーブルで、上がお借りした比較的初期の頃の200V用ケーブル。古いタイプであれば、アダプターを自作することで100Vも自動認識する……との情報があったので試してみたのですが、上記のタイプのケーブルではダメでした(詳しく知りたい方はこちらのブログを)。

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↑そして右が新しく購入した100V用ケーブル。プラグの形状が違うだけで、他はほぼ同じに見えるのですが中身に違いがあるようです(最初期のケーブルは100V、200V兼用で使えたのだけれども、その場合、100Vでも15Aが流れてしまい専用コンセントを使わない人が多く危険なので、100V用ケーブルを別に設定して100Vの場合は10Aしか流れないようにしたのではないか? とのウワサがあります。あくまでウワサです。裏は取ってません)。

 そんなわけでネットで一番安いところを探したのだけれど、それでもたかがケーブルなのに5万円近くもしました。5万円あれば普通に動くケットラの中古車が1台買えるご時世なわけで、届いたケーブルを見て、ああ、やっぱりもう少し時間をかけて中古のケーブルを探すべきだったかも、と一瞬後悔(ドラゴン製のSAE J1772であれば電圧や電流値を任意に選べるものもあるらしいのですが、果たしてそれがMiEVに使えるのかは不明)。

 気を取り直してさっそく試してみました。我が家にあるオールドタイマーな交流100Vディーゼル発電機からの充電です。

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 まあ、当然といえば当然なわけだけど、うれしいことに久しぶりに充電ランプが緑に灯りました(写真の赤いコードはアース線。なくても充電はできるけど、危険なのでアースはしっかり取っておいたほうがいいと思います)。

 ところでこのディーゼル発電機ですが、天ぷら廃油で走ることができるように改造が施されています。

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 などと書くとまるで世紀の大改造が施されているかのように思うかもしれませんが、実際にやった改造は、エアクリーナーとインマニに間に直径3ミリほどの小さな穴をあけただけ。この穴、普段はゴミを吸ってしまわないようにネジでふさいであるのですが、冬場、気温が低く、天ぷら廃油ではエンジンがかかりにくい時に、ここからCRC556(モドキのMonotaROの安物浸透性潤滑剤)を吹き込むと、それを燃料と勘違いしてエンジンがかかる、という寸法。

 また、直接道路を走るためのエンジンではないので天ぷら廃油に軽油や灯油を混ぜても脱税にはならないはず(もしこれが脱税になるなら‥V用の電力は一般の発電とは分けて課税された燃料を使って発電してはいけなくなってしまう、と思うのだけれど、でも日産の新しいノートに搭載されているレンジエクステンド用の発電機とかは道路税が課税されたガソリンを使っているものと思われ、そのあたり、法律の方が追いついていっていない可能性もありますね)。そんなわけで冬季など気温が低い時期には灯油や軽油を天ぷら廃油に混ぜて粘度を下げる、という方法も可能と思われ、とりあえず現状では天ぷら廃油を暖めるための熱交換器は不要だったりします。

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↑エアクリーナーより先なので、この穴からゴミを吸わないように普段はネジと廃タイヤチューブで作ったパッキンとでフタをしておきます。ちなみにウチでは草刈り機や藁切り機など、長時間放置され機嫌を損ねていることの多い農機の多くにもこの穴があいています。また、天ぷら廃油自動車には、シャンプーボトルなどを使って運転席から軽油がインマニ内に噴射ができるように改造されていたりします。

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↑インパネを見ると、キーが抜いてあるのに電量計が液晶表示され、メーターパネルの右下には「赤いプラグのマーク」が点灯しています。

 最大が100V10Aなわけで、最初から分かっていたこととはいえ、やっぱりちょっと気になるのは充電のスピード。時間がたってもなかなか電量計の目盛りは増えません。

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↑どのくらいの電気が流れているのか、クランプタイプの電流計で測ってみたところ8A以下だったので(ちょっと冒険だけれども)ケーブルとコンセントの間にエコワット(簡易電量計)をはさみこんでみました。その結果、やっぱり電力は800W弱。これだとエコワットが壊れることはなさそうだけど、ひと晩中以上、発電機をまわしている必要があります(200V15Aでも満充電まで4.5時間、100V10Aだとその約3倍、15時間近くかかることになります)。

 写真では音を伝えられないのが残念なのですが、我が家のディーゼル発電機はオールドタイマー(お年寄り)なので、昔の村祭りの縁日を彷彿させ、なおかつ余りあるような壮絶な音を発し続けるのでした。ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ。

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↑そんなわけで、発電機のマフラーに乗用車の消音器を接続! 

 しかしそれでもまだ「ユンボをエンジン全開で家の前で使っているときよりもウルサイ!」と家族からクレームが入り、そしーて僕は途方に暮れる、のでした。

 ならば……、ということで、新たな善処策!

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↑チェンブロで発電機を吊り上げ、電動ケットラの荷台に載せ、周囲にひとっこひとりいない村はずれまでひとっ走り、そこで充電すれば……問題解決?

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 ということで期せずして、天ぷら廃油発電機を搭載したハイブリッド軽トラが登場したのでした。しかも、いま流行りの「クルージングレンジ・エクステンダー」タイプ。市販のハイブリッド車と違ってちょっと不便だったりもするのですが、こちらは「ラブ・ミー・テンダー」タイプ。優しく愛してね。


まだ読んでいない方は「電動ケットラ充電物語Part2」もぜひどうぞ。

2016-12-12 00:04

電動ケットラ充電物語part2 単相200Vコンセントを作る

 ウチから距離にして6kmくらい離れたところに道の駅があります。娘がハーブ、母が漬物などを出荷させてもらっているのですが、電気自動車の場合、ウチからそこまでうまく走ると、家を出たときより航続可能距離が伸びていたりするのでした。エンジン車にはない不思議な感覚。おかげで軽トラEV、すっかりハマってしまっています。

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 MiEV系電気自動車の場合、シフトレバーには「P」「R」「N」「D」「E」「B」の6種類のモードがあるのですが、「E」の位置で踏んでいたアクセルペダルを離すと、エンジン車で一段シフトダウンしてエンジンブレーキをかけたのと同じくらいのブレーキがかかります。

 一方、回生発電最大モードである「B」の位置でアクセルペダルを離すと、エンジン車でフットブレーキを軽く踏んだときと同じくらいブレーキがかかります。いずれの場合も、慣性エネルギーを回生、つまりはモーターを逆に発電機として使い、発電の負荷をブレーキとしてエネルギーを回収し発電してくれるのです。

 だからといって下り坂は常に「B」で走るのがいいのかというと、そういうことでもなくて、レンジをうまく使いいい感じでスピードに乗せながら回生発電をした方が、(クルマにはある程度の質量があるので)多くの電気を回収できるようで、定速を維持しながらフライホイールをまわしている状態をイメージしながら運転するのがどうもよさそうだったりします。

 また、そうした感覚は若者のほうが優れているようで「きょうはループ橋のくだりで12kmも回生した」などと、娘に自慢されたりします(私はせいぜい8km)。あるいは、「暖房付けたら走行可能距離が猛烈に減ってしまったので、モッタイナイから(氷点下の中)震えながら帰ってきたよ」などと「イマドキのクルマ」としては珍しくヒトに我慢を強いることもあったりします。モータージャーナリストの方がレポートしている「アルミステッカーを貼ったときの操縦性」や「応接室のような快適性」などとは違った次元で、電動ケットラの魅力にすっかりハマっています。クルマなんて少し不便で、気遣いが必要なくらいの方が面白いと思うんだよね。仮にもジャーナリストという肩書なんだから、こういうクルマの面白さももう少しまじめに広報して欲しかった(軽トラEV、たった1500台しか売れなかったらしいです)。ついでに言うと化石燃料を使うことを前提とした燃料電池車なんてカスだと思う(すみません、変わり者で)。

 そんなわけで、普段、電気自動車に乗っていて、たまーに内燃機関で走るクルマに乗ると、下り坂で発電できないのがなんとも悲しく、なんだかそれが犯罪のようにさえ思えてしまうのでした。

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↑これが航続距離計。「電動軽トラを作ろう!」と思っていた身からすると、走り方によって航続距離数が変わったり、素晴らしく分かりやすくて良くできていると思うのだけれど、いまどきのクルマしか知らない自動車評論家にとってはかなりファジーであてにならないと評判の悪いメーターだったりもします。

 この他に、駆動用バッテリーの残量計が別に付いていて、少なくなるとアラームを発してくれたりもします。


 とはいえ、いくら回生発電がうまくなっても、いつかはバッテリーの電気はなくなります。てなわけで、ここからは前回のブログ「電動ケットラ、充電物語」の続き、です。

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 新車が販売中止になってしまったとのことで、軽トラEVの中古を慌てて買ってしまったのはいいけれど、後期型の充電ケーブルに互換性がなかったことから100Vの天ぷら廃油発電機では充電ができず、ウチには200Vのコンセントはないし「はて困った」というところまでが、電動ケットラ充電物語のpart1でした。そのあたり、もし興味のある方がいらしたら「電動ケットラ充電物語part1」も読んでみてください。

「オプションの100V充電用ケーブルを買う」という選択肢もあったのですが、100V用のケーブルは5万円もします。さすがに5万円では家は建たないけれどゝ万円は我が家にとっては足クルマを1台買う際の値段に相当、100V用ケーブルは格安の中古などが出るのを待つことにして、別の手段を考えることにしました。

 天ぷら廃油で充電できるように単相200Vが発電できるディーゼル発電機を手に入れる、という魅力的な方法もあるのですが、それにもやはりたくさんの資金が必要で、中古とはいえ高額のケットラを買ったばかりで経済状況は厳しく、とりあえずは、家に200V(ボルト)の電気自動車専用コンセントを作ることにしました。

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↑で、まずは家の近くの電柱の確認。右が上流で、左が下流。どうにかウチまでは電線は3本で来ています。ということは、単相3線で接続されていて、分電盤までは単相200Vが来ている可能性あり? だとすると、単相200Vのコンセントの接地もそれほど大変な作業ではないのでは? と期待に胸を膨らませたのでした。


 ついでに説明すると……。

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↑写真は最寄りのトランス(電柱の上に置いてあるグレーのゴミバケツのようなものがトランス)。ここまでは、普通(三相3線で)6600Vの高圧電気が流れています(写真の赤い矢印の3本の電線がそれ)。

 高圧のほうが途中での電気の損失がないからなのですが、そんなに遠くから電気を運んでくるということ自体がナンセンスなように私には思えます。「太陽光発電はトランスを越えないから意味がない」などという原発ムラのお抱え学者と同じことを言う人がいるのだけれど、山梨の家庭で発電した電気を東京に送る必要なんかぜんぜんないのです。もしもトランス管内で消費できないくらいに太陽光発電による発電量が多かったとしたらそのトランス管内を広げればいいだけの話。トランスは案外頻繁に定期的に交換しているわけだし、それをしないのは送電網を掌中にしている電力会社の怠慢のように私には思えます。

 電気に関してはいろいろあって、この手のことにいちいち引っかかっていると話が進まないのでこれくらいにして話を進めます。

 三相3線の6600Vは電柱上のふたつのトランスにV型結線され、右の小さなトランス(Tr2)では、たぶん電灯線と動力線が共用の三相4線式で、お隣の洋ランの温室に供給されているものと思われます(青い矢印の4本)。

で、我が家には左の大きなトランス(Tr1)から単相3線式(緑の矢印の3本)で配電されています。


 そしてTr1のトランスの中の配線はどうなっているかというと……こんな感じ。

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↑トランス(変圧器)は一次側コイルと二次側コイルの巻数を変え、その相互誘導によって電圧を変える装置なわけですが、単相3線式用では、二次側コイルの両端(L1とL2)の他に、真ん中(N)でも電線を取り出しています。

また、真ん中の「N」のラインは地面と接地(アース)されています。これは中性点接地と呼ばれ、この場合の接地は系統接地であって、洗濯機や電子レンジなどの電気機器の金属部分などを地面にアースする機器接地とは少し異なります。、

そんなわけで、この「N」のラインを境に「L1」と「N」、「N」と「L2」の電圧はそれぞれ100V。そして「L1」と「L2」間の電圧は200Vになっています。

 余計ごとですが……そんなわけで単相3線式は_00Vを取るには便利なのですが、配線図を見てもらうと分かるように、もしも中性線「N」が欠損してしまった場合「L1」と「L2」は直列配線になってしまい、100Vの電気機器に200Vが流れてしまうという危険性もあったりはします。

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↑続いて分電盤の確認。カバーを外したら中はこんな感じでした。

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↑赤・白・黒の極太線が、漏電ブレーカーにつながれていました。これなら比較的簡単に単相200Vのコンセントが作れそうです。(しかもこの漏電ブレーカーはありがたいことに「単3中性線欠格保護タイプ」でした)。

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↑分電盤を細かく見ると、こんな感じになっています。

写真の白の矢印の端子が中性線「N」(=グランド)で、赤の矢印の端子は「L1」。(多線式屋内配線の規程通りに正しく配線されていればL1相にはメインブレーカーからの赤のラインが配線されています)。一番下の黒の矢印の端子は、これも電圧線でL2。黒の電線で配線されていてこちらの相がL2相(L1相やL2相、同相別回路や異相回路などが問題になるのは屋内電力線を利用したPLCなどの場合ですが)。

 また家庭配線の識別色ですが、自動車の電装系のようにしっかりと使い分けられておらず、しかも自動車とは異なるので注意が必要です。ちなみに自動車電装系では、黒がマイナスでボディアース、赤はプラス、白は始動系、緑は信号系だったりします。


 ところで_00V用のコンセントを設置する場合、普通は3芯のFケーブルを新たに引きまわし、ブレーカーも追加するのだと思うのですが、分電盤をよく見てみたら、アース線の入った3芯のFケーブルで配線されたスタンドアロンなブレーカが見つかったのでした。2馬力(1500W)という100Vとしては限界ギリギリのモーター出力を備えたエアコンプレッサー用に設置したコンセントで、しかもポンコツコンプレッサーなので室内でタンクが爆発すると危険だと思い、コンプレッサー本体は屋外に設置していたのでコンセントも屋外にあるのでした。最近コンプレッサーは殆ど使っていないので、今後コンプレッサーを使う場合は、子ブレーカーを落とさない用に注意しながら別の屋外100Vコンセントから使うことにして、このブレーカーの「N」が刺さっていた端子に「L2」のラインを接続してあげれば‘ケーブルを新たに引きまわさなくても200Vのブレーカーが簡単に作れそうです。

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↑L1相(上)の右から3つ目。ひとつだけ緑になっているブレーカーがコンプレッサー用の独立したブレーカー。ここのN端子にL2を接続することでコンプレッサー用に使っていたコンセントを単相200Vとして使えることになります。また、写真の緑の矢印はこのブレーカーのFケーブルに混ざっている(機器用)アース線です。

 ここまで作業手順をひと通り確認した後、専門家の意見を聞くことにしました。第一種電気工事士他、たくさんの免許を持っている大阪の友達に写真を送って、これで間違いがないか教えを乞うことにしました。

 すると、さすがは和田さん! 新しいアイデアが出てきたのでした。

「右から三番目のブレーカーの結線を変更するのはブレーカーを一度外すなど少し面倒だけど、右端のひとつ外れたところにあるブレーカーと、コンプレッサーのブレーカーとを入れ替えれば、結線も簡単だし、うまくすると配線が届きそうなので線を新たに用意しなくてもすむのではないか?」とのアドバイスをいただいたでした。

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↑これは結線後の写真ですが、右端のブレーカーの上側にコンプレッサー用コンセントに向かっていた配線を接続し(緑のアース線は従来通り)、入力側(ブレーカーの下側)にはL1とL2を接続。

また、和田さんからのアドバイスで「簡単な作業ではあるけれど、それでも電気工事士の資格を持った人に必ず確認してもらってください」とのことで、同じ町内にすむ友人の電気工事士の方に最終チェックをお願いしました。中村さん、ありがとうございました!

 そんなわけで_00V用のブレーカーを作るという分電盤での作業は、圧着さえも必要なくホンの5分ほどの作業で、残るはFケーブルの末端に200Vのコンセントを取り付けるだけ。

 コンセントは、電気自動車用の専用コンセントなるものがあり、少し高いのですがそれを使用することにしました。東芝製とPanasonic製とがあり、迷わずPanasonicを選びました。

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↑屋外用とのことでパッキンなどはしっかりしているのですが、それでも雨ざらしは心配なので栗の丸太を割ってコケラを作り小さな屋根をセット。

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↑コンセント自身はなかなか良くできていて、下向きの差し込みながらもヒネることなく、抜け止めのロックができる構造。しかしそれにしても我が家には不似合いなモダンなデザインのものが付いてしまいました。

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↑下側に開くフタの部分に突起があって、プラグ側にある溝がそこに刺さり抜け止めになるという寸法です。 


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 そしてついに電気自動車に接続! 今度は「FAULT」の赤いライトは点灯せず、グリーンの「Charge」が点灯! ようやくどうにか充電ができるようになりました。

メデタシ! メデタシ!! ヤッター!!! と思った次の瞬間、メインのブレーカーが落ちるというトラブル発生。どこか漏電したかと心配になったのですが、よくよく考えてみるとこの充電ケーブルでの充電は電圧200V(ボルト)電流15A(アンペア)で、つまりは消費電力3000W(ワット)なわけで ̄00Vで換算すると3000W=100V×30Aなわけだからヽ11以降アンペアダウンをして20A契約にしていた我が家のブレーカーではたとえ他に一切電気を使っていなくてもブレーカーが落ちてしまうのでした。

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↑基本料金が倍になってしまうのですが涙を飲んで40Aに変更。おかげでそれ以降はブレーカーが落ちるようなことはなくなりました。また、電力計がスマートメーターなので、手動ブレーカーは必要ないとのことだったのですが、留守中に断絶しても自動復帰してしまっては断絶したことが分からないので、スルーではなく無理を言って手動ブレーカーを取り付けてもらいました(契約アンペア変更の工事は電力会社が無料でやってくれました)。

 さらに、ブレーカーの工事に来た人に聞いたところ、内線作業を行う場合、ブレーカー(メイン)は中性線がスルーなので、工事をする際などはブレーカーではなく漏電遮断器で断絶した方がいい、とのことでした(停電時に発電機をつなぐような場合もたぶん同様)。

 そんなわけで天ぷら廃油での充電はできずヽ000Wの消費電力を独立型太陽光発電で供給するにはかなり大掛かりな設備が必要そうで、ここしばらくはグリッドタイインバーターにつなぐパネルを増やし、電気自動車の発電はなるべく晴れた昼間に行う、ということにしました。、

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 グリッドタイインバーターの場合も〔1相とL2相にそれぞれ別のグリッドタイインバーターをつないだら、どうなるのだろうか?(中性線での位相のズレとかは問題にならないのだろうか?) だとかヽ000Wを3〜5時間供給するためのバッテリーはどのくらいの容量が必要なのだろうか? あるいは、電動ケットラ3年落ちなのになんでこんなにサビが多いのだろうか?(車体の個体差なのか?)、などなど分からないことがたくさんあって、電動ケットラ、このさきもまだしばらく楽しませてくれそうなのでした。

追記

ブログ読者の方から教えていただいたのですが、MiEVトラックは1500台も売れていないとのこと。2,016年10月の時点で総販売台数は1001台、残りの新車が25台あってそれが全部売れたとしても、販売総数は1030台弱とのことでした。ありがとうございます。


このあとは、電動ケットラ充電物語part3 に続きます。

2016-12-08 21:10

電動ケットラ充電物語

 足グルマであるジープは天ぷら廃油で動いてくれるのですが、農的な暮らしをしていると、どうしても軽トラが必要だったりします。燃し木(薪)を運んだり、田植え機や脱穀機の運搬、それに大量の落ち葉やモミガラを運んだりすることもあるわけです。

 でも軽トラを走らせるたびに「ああ、化石燃料使っちゃってるよなぁ」ってことがどうも気になっていたのでした。

 そんなわけで田んぼへの往復などには出来る限りディーゼルのテーラー(これも天ぷら廃油を燃料として走らせることができるように改造してあります)を使っていたのですが、ギアを6速に入れても最高速は20/h前後。しかも屋根のないオープンカーなので雨の日は厳しく……「いつかは電動ケットラに乗り換えるぞ!」と心に誓い、歯を食いしばりながら冷たい雨に打たれていたのでした。

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(↑その割には楽しそうで、歯を食いしばって耐えしのでいるようには見えませんね)

 ところがなのです。

狙っていた電動ケットラ、三菱のミニキャブMiEVが「なんと、まさかの製造中止!」との情報(唯一、欲しいなぁ、と思わせる現行車だったのですが、どうも売れなかったらしいのです。私って完璧なるマイノリティ?)。

で、三菱のディーラーに問い合わせたところ「全国で16台だけど、まだかろうじて新車が眠っていますよ」とのこと。慌てて見積もりをお願いしたのですが、補助金を差し引いても見積り価格は170万円。

 八ヶ岳の金銭感覚だと、家が建ちそうなその金額に圧倒され、悲しみに打ちひしがれていたところ、3年落ちながらも走行距離は6000辧値段は69万8000円(本体価格)という(電気自動車としては)割安な中古車をネットで見つけ、思考回路をショートさせ、あわてて買ってしまったのでした(てなわけで、これから先、お金稼ぎも頑張ります)。

 そんなわけで電動ケットラこと「ミニキャブMiEV」がある日、積載車に載って我が家にやってきたのでした。やってきたのはいいのだけど、よく調べてみると「我が家では充電ができない!」という致命的なことが遅ればせながら発覚したのでした。

 ケットラだからとタカをくくっていたのですが、コムスや電動自転車などのようにそこらの家庭用コンセントから気軽に充電してはまかりならぬ、と取説に書かれているのです。標準装備の充電ケーブルで充電する場合、なんと!単相200Vの電気自動車専用コンセントが必要とのこと。

 しかも、最近よく目にする道の駅や高速パーキングなどにある電気自動車用の急速充電器を使うには会員である必要があるのだそうです。会員になるためには、クレジットカードの登録が必要で、しかも一番ランクの低い安い会員であっても(まれにしか使わなくても)年会費6000円を払わないといけないとのこと(このお金、どこに流れているのだろう?)。

 こりゃ困った……。でもね、ネットで調べてみたら、どうも裏技があるらしいことが分かってきたのでした。

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↑軽トラのサイド部分、ガソリン車だと工具箱になっている白い箱をあけると、その中に充電用のジャックがあり、こんな風に充電ガンを刺して充電します。ところが、充電ケーブル&ガンはクルマに付いては来たのだけれど、充電用の単相200V(ボルト)のコンセントがわが家にはないのでした。

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↑そしてこれがクルマに付いてきた普通充電用の単相200Vのケーブル。ネットで調べてみたら、変換アダプターを作ることで100Vでも認識してくれる(らしい)のです。

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↑単相200Vの(接地極付き)コンセントは、あやまって100Vが刺さってしまわないようにこんなユニークな顔をしています。単相200のコンセントには、片目から「涙を流しているもの(最大許容電流250V20A)」と、「涙を流していないもの(同250V15A)」、それに丸型などがあるのですが、MiEVのケーブルには許容量に余裕のある泣き顔の方のプラグが使われています。

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↑安全マージンを取るため2mm三線のぶっといキャブタイヤケーブルコードと接地極付き100Vプラグなどを駆使し、こんなものを作ってみましたが、良い子のみなさんは真似しない方がいいですよ。「MiEVのカタログにも専用品以外のアダプターの使用はやめてください」と書いてあるらしく、三菱は責任をとってくれません。申し訳ないけど、もちろん私も責任は取れません。

 100Vで使用する場合でも、スタンドアロンの接地極付きコンセントでの使用が必須条件とのこと。でも、やってみたかったのは私の場合、東電が化石燃料を使って作った電気ではなく、それとはちょっと違った方法だったのでした。


 まず、水道の止水栓ボックスの中に鉄筋棒と銅パイプを打ち込みます。

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↑ここから2スケアの太いコードでアース線をとり、それを年代物の100Vディーゼル発電機のアース端子に接続します。

 もちろん、ディーゼルエンジンの発電機なので、燃料は天ぷら廃油で稼働。

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↑こんな感じ。このサイズのディーゼル発電機であれば軽トラの荷台に載せることもできるので、旅先で充電することもできるし、専用のインバーターを使うことで、天ぷら廃油で発電した電気を家庭で使うこともできたりします。自然屋さんmountain*mountain、それにたんぽぽ食堂さんなどから良質の天ぷら廃油をいただけるし、それに加えて娘がときどき、(美味しい)お蕎麦屋さんにアルバイトに行っているので、天ぷら廃油の供給は十分。しかもこの電動ケットラには10kWhものリチウムイオン電池が使われていて、専用のインバーターは1500Wも取り出せるので(でも15万円もするので高くて買えないのですが)、家庭用の大型冷蔵庫も使えるほどの十分な電力をストックできる……との目論見なのでした。

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 デコンプを引いて圧を落とし、セルモーターの回転があがったところでデコンプを戻したら気持ちよく天ぷら発電機のエンジンはかかりました。

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 ところがなのです。充電ケーブルのコントロールボックスには赤の「FAULT」が点灯。なんどやっても、また家庭用の100Vにつなぎ変えて試してみたりもしたのですが、症状は変わらず、残念ながら充電できませんでした。

 天ぷら廃油燃料の先輩でもあり、電気自動車にも詳しい方に助けを求めたところ、どうも年式によってケーブルが異なり、私が購入した2013年式のMiEV付属のケーブルは、100Vでは使えないことが判明。

i-MiEV HA3Wに付属している200V充電ケーブル 品番9499 B 157 (部品価格 8万円)は100V/200V 切り替えできますが 現行 MiEV アイやバン、トラックに付属している200V 充電ケーブル 品番9482 A 122 (部品価格 5万円)は200V専用とのことでした。見分け方は、前者のコントロールボックスのランプには「READY」と表示されているけれど、後者のコントローラーのランプには「POWER」と表示されていてそこで区別がつくようです(このブログの最後に追記しましたが、旧タイプのケーブルを使っても使えない場合もあるようです)。

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↑100Vでは使用できない新しいタイプの充電ケーブルの表示。「READY」ではなく「POWER」と表示されています。


 これは推測ですが、家庭用の普通の100Vコンセントから充電をする人が多く、その場合に200Vでも100Vでも使える旧型のケーブルでは100Vでも15Aが流れてしまいスタンドアロンのコンセントでないとブレーカーが落ちてしまったり、アースが取れていないと危険だったりするので、後期型では100Vでの充電には専用のケーブルを設定し、流す電流値も10Aに落としたということかもしれません(そのため200V15Aであれば満充電まで5時間のところが、100V10Aだと満充電まで15時間もかかってしまうのですが企業としては安全を選んだ、ということなのでしょう)。

電動ケットラ充電物語2」につづく。


緊急追記

「品番9499 B 157」の古いタイプのケーブルを貸してくださった方がいらして、それに100V3線用のアダプターを接続し、アースもしっかりとって試してみたのですが、私のMiEVトラック(2013年式)では100Vでの充電はできませんでした。

できる方もいるようなので、クルマ側の制御機構の違いかもしれません。取り急ぎの追記メッセージでした。

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↑コントロールボックスのチャージランプは点灯するのですが、車両側のチャージランプは点灯せず、電流を測ってみたらわずかしか流れていませんでした。

2016-11-25 00:23

EV軽トラとトラクションコントロール

降ったものだから、ついつい遊んでしまったのでした。

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エンジン車のように車輪の回転を知るための特別なセンサーを付ける必要もなく、車輪に生じるトルクの変動の把握と変更が比較的容易で、エンジン駆動の車両と比べ入出力の応答が速い、しかも変更はプログラム上だけでできてしまうことなどから、新しく手に入れたクルマは、軽トラックのくせにかなり優秀なトラクションコントロールが付いていたりするのでした。

2駆だけど、果たしてEV(=電気自動車)の場合、積雪路でどのくらいの能力を発揮してくれるのか? 試してみたいと思っていたところだったのでした。

(他にも面白いことがたくさんある最高のオモチャなのですが、今回は雪が降ったのでまずはこのあたりの話から!)。

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普通の登り坂であれば、後輪だけの2輪駆動だけど、とりあえず普通に走れました。上の写真くらいの坂であれば、ゼロ発進も問題ありません。このくらいの積雪になるとエンジン車の場合、ペダル操作が荒いとホイールスピンして雪を固めスタックしてしまうことがあるのですが、この軽トラの場合はかなり荒くアクセルペダルを操作しても、派手にホイールスピンするようなことはありませんでした。

じゃあ、どのくらいの坂道までいけるのか? 試してみたところ、下の写真の坂くらいだったら、途中で止まらなければ走り抜けることは可能。

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ただしこの坂の途中で止まってしまったら、リスタートすることはできませんでした。

リスタートどころか、止まっていることもできませんでした。アクセルペダルをかなりていねいに踏んでもホイールスピンしてしまい、その後、ブレーキを踏んだらタイヤはロックしたまま坂道を後ろ向きに傾斜がゆるくなるところまで滑り落ちてしまいました。ブレーキがかかるのは_駆も4躯も4輪にかかることは同じなわけで、たぶんこれは4躯のエンジン車でも同じであるように思われます。

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でも、実はこのトラクションコントロールとEVの組み合わせ、驚かされたのは雪道ではなく、乾いた舗装道路でのことでした。

ドライブレンジをいつもの「E」から「D」に切り替え、ゼロスタートと同時に全開でペダルを踏むとモーターならではトルクとトラクションコントロールによって軽トラであることが信じられないような恐るべき加速をするのです。

モーターなのでオートマのような途中のシフトショックもなしで最高速まで。しかもこれはバックも同じで、超高速で走るフォークリフトのような危険な走行が可能だったりします。

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いつかはEV軽トラを……と密かに狙っていたのに、突然「製造中止!」と聞いて、慌ててディーラーに電話し、新車の見積もりをお願いしたのだけど、わが家の経済状況では新車はやっぱり買える値段ではなくて、意気消沈していたところに格安の中古車の情報が入ってきて、手に入れることになった、というのがことの次第なのですが「よくぞ、こんなEVケットラを作ってくれた!」とヒザを叩きたくなるようことがたくさんあって、予想以上に楽しませてもらっています。

ただ、再生可能エネルギーを使って充電し、蓄えた電気を使って暮らすという当初の夢は、意外と難しくて(お金をかけることができるのであれば簡単なのですが)、いまいろいろと画策&実験中。今後、このブログでもときどき紹介させてもらおうと思っています。軽トラEV「虫草(農園)号」、どうぞ4649。

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電動ケットラ、充電物語」に続きます。

2015-06-09 13:05

インドのバジャージベースの三輪EVが日本で型式認定されたらしい……。

 待っていたものがついに現れたか?

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電池はリチウムイオンらしい。

モーターは4.5kW×2で左右で逆回転が可能とのこと。

(ジャメ・コンタント・オマージュは4輪車だから独立操舵である必要があったけどヽ輪だったらその必要もなく、前輪支点でも回転が可能?)

車検の有無と値段が気になるなぁ。


天ぷら廃油燃料の発電機で充電したり、

独立型ソーラー発電のための電池としても使えると面白いのだけれど……。


主要諸元表


開発・製造・販売: 日本エレクトライク

http://www.electrike.co.jp/etrike/index.html

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わたなべあきひこのblog…です。ホントは、不便でビンボ臭い「地給知足的な暮らし」がどんなに楽しいか、を紹介したいと思ってはじめました。