2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『橋の上の霜』平岩弓枝著の大田直次郎

世の中は われより先に用のある 人のあしあと橋の上の霜 人の世の苦痛も、ほろ苦さも、俺一人ではなかったと思った。 誰も彼も、それなりに霜を踏んで我が道を歩いて行く。 そう思うことで虚しさが消えたわけではなかった。 しかし、歩かねばならなかった。 …