ギャンブルに後悔は大事

23日お昼ごろ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040521-00000008-kyodo-soci

「後悔」しないと負けが大きい、というのが、根拠不明。

ルーレットが完全に「運」だけのゲームだとして*1、負ける確率が一定だとすると、「後悔してやめる」ことに、何か意味はあるのだろうか。「勝ってそこでやめる」能力なら、まだわかるけれど、完全な運勝負のギャンブルは、やればやるだけ、期待値に近づいていくわけで、その期待値を下回っているとき、続けてプレイすることを簡単に「後悔脳」が弱い、で片づけることはできないのではないか。

もちろんその期待値というのは、プラスではないだろうけど。

というか、また脳かよ、おめでてぇな! と思った。ギャンブルに負け続ける人を脳の機能障害のように言っていいのでしょうか。

実験結果はまともなものなのかも知れないけど、それが簡単に、日常の雑談などで演繹的に使えてしまう場合、その間に何か大きな省略があると思わなければいけないし、そのことを知っていて、発表者や報道者が、何かの自分の主張のためにこのような事実を並べようとしているのであればそういう人は信用おけないと思う。

*1:本当は、それに対する資源のマネジメントがギャンブルの面白さなのだろうけど、そういうところへの着目はあまりされていないような…? 実験では「金をかけてやってもらい」とはある

ギャンブルに後悔は大事(2)

google:ルーレット 魅力

単純な運ゲーなのになんでルーレットが廃れないのか、ちょっと疑問に思ったので検索。

  • 一つの数字にベットしたときの払い戻しは35倍。(掛けたチップの35倍が還ってくる)
  • ルーレットには、1から36までの数字があるので、一つの目の出る確率は、1/36。
  • よって、目がランダムに出る場合、プレイヤー側が圧倒的に不利ということはなく、チップが無限にあって、同じベットで繰り返し遊ぶ場合、確率に近い目が出ていけば、初期のチップは減らない(はず)。

このへんの「少なくとも、もとは取れるはず」という意識が、人を熱中させるんでしょうね。実際にはプロのディーラーは、ねらった目を出せるくらいの技術は持っていると聞きますので、金が減らないというのは嘘だと思いますけど。

後記:実際には0と00という数字があるので1/38ということです。

ギャンブルに後悔は大事(3)

webで見ていて、確率1/2、期待値1.0(?これは期待値でいいのかな…確率通りに目がでることを前提にして十分な回数プレイした場合の儲けの率)のギャンブルで勝つ方法を見つけたので紹介します。(URL失念)

  • 100円賭ける
  • 勝ったら、100円と掛け金100円が戻るので終了。
  • 負けたら、掛け金を倍にして再度賭ける。勝つまで、どんどん掛け金を倍にする。
  • どこかで勝ったら、終了。もし続けたい場合は、掛け金を100円にリセットする。

こうすると、

  • 1回目で勝ち= 100円のベット/200円の戻り
  • 2回目で勝ち= 100+200円のベット/400円の戻り
  • 3回目で勝ち= 100+200+400円のベット/800円の戻り

と、常に100円の勝ちとなる。

要するに、負けたら、今までの分を取り返せるだけ賭けるわけです。懐銭が無限にある場合にしかできませんが…この方法についてのみ言えば、「負けたときにやめる」というのは明らかに間違いであると言えます。