「金融仲介機能のベンチマーク」発表(by金融庁)

 9月15日に、金融庁「金融仲介機能のベンチマーク」を発表しました。銀行経営を監督するための55の指標です。企業の本業支援、事業性評価による融資、創業支援、再生支援などに力を入れるように細かく設定しています(共通ベンチマーク5、選択ベンチマーク50)。きらやか銀行の本業支援、広島銀行の事業性評価融資、f-Bizの伴走型支援などを参考にしたようです。
 これらの指標を使って金融庁が銀行に求めているのは、企業の経営改善を通じて地域の活性化を実現することです。資金+情報で結果を出せる支援をしてほしいという金融庁の痛切な願いがこもっています。
 ベンチマークは銀行の自己点検・評価用に使用されるものであり、よりふさわしい独自指標があれば、その使用も認められています。とにかく銀行が地域の役に立っていることを示してほしいということです。
 銀行はどれだけ地域の活性化に貢献できるか。新たな挑戦が求められています。