『にき鍼灸院』院長ブログ RSSフィード

2009-09-01 ていしんのDVD撮影に協力

小児鍼撮影のスタンバイ中

 今回は「ていしんを試作中」シリーズの番外編というのか、にき鍼灸院を会場にDVD撮影が行われましたので、その舞台報告です。メイキング・オブ・・・などというドキュメンタリーではないので、あしからず。

 まず撮影されたDVDですが、刺さないハリ ていしん入門 森本式ていしんを使った治療(岸田美由紀著):ヒューマンワールドの動画版という位置づけでした。ということで、著者と出版社からの依頼であり共同出演になるのかな?まぁおまけで出してもらったということで、夏期研の昼休みに打ち合わせはしたのですけど私はぶっつけ本番だけでした。

 それから「にき鍼灸院」が撮影会場になったのは、森本式ていしんの発案者である森本先生も出演されたのでみんなが集合しやすい地理的なことと治療室の広さから選ばれたものであり、小児鍼のモデルを集めなくても私の子供がいたという理由もありました。著者の岸田先生にとっては、助手として働いた思い出の場所でもありますけど。

 準備は前日の仕事が終了してから、撮影機材のセッティングで始まりました。カーテンをまくって西日が入らないように暗幕の設置もするだろうとは想像の範囲でしたけど、ベッドを大幅に動かすとは思いませんでした。約十年前に階層をしてから初めてベッドを大幅に動かしたものですから、ちょうどいい掃除になったかもです。余計なものは移さないということでもありますけど、あんなに沢山の撮影機材があるとは思いませんでした。

 大きなかなり強いライトがあるとは聞いていたのですけど、これは撮影中に本当に熱くなりました。またカメラは同時に三台動かしていたとのことで、カメラマンは二人おられてディレクターはモニタを見ながら音声チェックも同時にされているのでありました。マイクは腰にワイヤレスセットをくくりつけて、私の場合には白衣のボタンの間にセットしました。

 それから驚いたのは録画メディアにまだテープを用いていたということです。当然ハードディスクかメモリチップだろうと想像していたのですけど、最悪の場合は損傷をしても一部だけでも使えるということで信頼性はまだテープの方が高いとのことです。それをハードディスクにコピーして編集作業となるのでしょう。

 さて撮影なのですが、小児鍼は私の子供たちがモデルということで慣れていることもありますから私が実技を行うこととなりました。産まれたばかりと二歳と四歳の三人の子供がいますので、色々なパターンが収録できるということで全員出演がかないました。今のハイビジョンビデオカメラでも相当に綺麗には撮影できますけど民生用ですから、本格的な動画となって残してもらえることは子供たちにとっては将来に大きなお土産ができたと喜んでおります。

 トップバッターは二歳の長男で、第一回目の反抗期真っ最中ですからうるさいのでトップバッターです。じっとしていないだろうということで「見やすさ」と「自分の子供だったらこのようにした方がやりやすい」のコンセプトで、私の膝に乗せて小児鍼を行いました。意外に撮影中はじっとしていてくれました。

 次はまだ首のしっかりしていない次男です。「これくらい小さくても充分に治療できる」というのがコンセプトであり、本当に大きなトイレの具合が悪かったのですけど治療後にはおならが出ました。「惜しかった」の声が思わず出たのですけど、角度的に撮影できなかった部分を取り直した時には腹鳴がして、おならもしっかり出していましたから最高の役者でした。

 ラストは四歳の長女であり、今回掲載した写真は撮影に入る直前のスタンバイをしているところです。一番おとなしくしてくれるはずだった長女ですが逆にふざけまくってしまい、撮影中はカメラ目線でおとなしくはしていたのですけど一番冷や汗を出していたかもです。

 子供は時間を合わせられないので一番先に撮影を終了してもらい、ここからは本の内容に沿っての撮影になりました。撮影は予定通りには進まないものらしく出版社も業者も粘り強く撮影を続けられて、途中で昼食や休憩は挟みましたけど九時から撮影を始めたのに撤収を開始したのは二十時を回っていました。みなさま本当にお疲れさまでした。特に岸田先生は強行軍の中、最後は気力を振り絞っての撮影には思わず応援をしていました。

 編集がこれからなのでどのような作品になるのか楽しみにしているのですけど、ていしんのことがより広く深く理解され一人でも多く実践されるステップになればと祈っています。

 また、ていしんのみが鍼灸術でもなければ最高の技術と思い込んでいるわけでもないのですけど、痛みもなく衛生面でも全く心配のないていしんは患者さんサイドからは絶対に臨まれている技術のはずです。そして鍼灸師しかできない技術という意味では、ずっと独自性を守れる技術でもあります。だからこそ、ていしんのことがもっと広く知られればと願っています。