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英語と映画と府立大学 RSSフィード

2018-10-21 10月21日(日)に開催します「テレビドラマの外国語」

荒天のため延期させていただきました国際京都学シンポジウム「テレビドラマの外国語〜京都育ちアメリカ人の役者人生〜」は、10月21日(日)13時半ー16時、京都府立京都学・歴彩館で開催いたします。講師、パネリスト、プログラム変更ありません。よろしくお願いいたします。

前回お申込みいただいた方々には順次ご連絡しております。お手数ですが再度お申込みをお願いいたします。申込先 TVdrama@kpu.ac.jp

2018-07-07 シンポジウム延期のお知らせ

本日開催予定でした国際京都学シンポジウム「テレビドラマの外国語〜京都育ちアメリカ人の役者人生」(京都府立京都学・歴彩館)は、悪天候のため延期します。延期の日時は現在未定ですが、秋以降を予定しており、詳細が決まり次第お知らせいたします。

大雨のなか、皆様どうかお気をつけてお過ごしください。

2018-06-26 シンポ見どころ聞きどころ

7月7日に京都府立京都学・歴彩館で開催する国際京都学シンポジウム「テレビドラマの外国語〜京都育ちアメリカ人の役者人生〜」の見どころ聞きどころを紹介します。

1部、2部ともすべて日本語です。 (シンポ日程やチラシ画像はこちらです。 http://d.hatena.ne.jp/myama-kpu/20180617: )



第1部はバイリンガル俳優ブレイク・クロフォードさんの講演「京都育ちアメリカ人の役者人生」です。「わろてんか」で主人公の息子が騙された偽ハミル氏、「西郷どん」で又吉さん演じる将軍家定の奇行に驚いたアメリカ全権大使ハリスほか、「ドクターX」の謎の外科医、「奥様は、取り扱い注意」の謎の諜報員、「科捜研の女」の謎の被害者など、謎の外国人として、実はあちらこちらのドラマで見ている人も多いはずー

6歳のときに来日し京都で育った子供時代、特に神戸のインターナショナルスクールで歌舞伎に出会ったこと、京都南座での歌舞伎修業について話を聞きます。「歌舞伎は伝統芸能だから、古いものだからありがたいと思ったのではなくて、先輩たちがやっている歌舞伎をみて、すごい、これはおもしろい、と夢中になった」10代、20代の歌舞伎体験は、それからの演技にどのような影響を与えたのでしょう。

第2部は社会言語学者の渡辺宥泰さん(法政大学グローバル教養学部長)と小林めぐみさん(成蹊大学経済学部教授)を迎えて、クロフォードさんに質問をする形で「テレビドラマの外国語」について考えます。私(山口)はお二人と「英語をめぐる言語態度の東アジア比較研究」という科研の共同研究を行っていて、今回のシンポジウムもその一環です。

日本で放映されている日本語のテレビドラマの中で、外国語が使われることは増えていて、特に英語、中国語広東語を話す外国人キャラクターや日本人キャラクターが増えている印象です。2018年春のドラマだと例えば「 #コンフィデンスマン 」や「 #モンテクリスト伯 」など。では何のために外国語が使われているのか?

テレビドラマで外国語が使われるときには、その外国語を通して行われるコミュニケーションの内容それ自体よりも「外国語が使われていること」が大きな意味を持つことがよくあります。日本人キャラクターが「英語ぺらぺら」であるときのイメージは、たとえば有能、エリート、鼻持ちならない。また明治期を舞台にした朝ドラ「あさが来た」では英語ぺらぺらな五代さんは文明開化を体現した人物。イメージ、象徴としての英語。

日本人俳優が英語のせりふを言うときに「英語が上手」なキャラクターというイメージを視聴者に与えるために、求められているのは、複雑な構造の難しい言葉を使ったせりふ、を速いスピードで話すこと。でもそれでは通じないし、役者によっては負担になることも。(これは英語教育でスピーキングの能力を一分間に話す単語数で測定することとどこかでつながっていると思います)

逆に、アメリカ人俳優としてクロフォードさんが日本語のせりふを言うとき。「日本語が下手」なキャラクターを演じるために演技上求められる「下手さ」と、本当に日本語が話せない外国人が話す日本語は違うと感じる。日本人にとっての「日本語が苦手な外国人の日本語」は発音、抑揚重視の傾向。せりふ自体は説明ぜりふのように長く複雑なものでも、それを「下手な発音」でいえば「日本語下手」の演技とされる。

テレビドラマの外国語では、たとえば「上手な英語」「下手な英語」「下手な日本語」のイメージを伝えることが重視されているようです。パネルディスカッションではこうした現象を社会言語学者が、指標性(インデクシカリティ)やステレオタイプ、マーカー、などの概念を使って整理します。またクロフォードさんにフロアからの質問にも答えてもらいます。ドラマ撮影裏話から社会言語学まで。七夕の午後、京都市営地下鉄北山駅徒歩4分、京都学・歴彩館においで下さい〜。

TVdrama@kpu.ac.jp にお名前を添えてお申込みください。

または、こくちーずからもお申込みいただけます。https://kokucheese.com/event/index/525571/

2018-06-17 国際京都学シンポジウム「テレビドラマの外国語」

国際京都学シンポジウム「テレビドラマの外国語〜京都育ちアメリカ人の役者人生〜」のお知らせ

バイリンガル俳優ブレイク・クロフォードさんの講演と、社会言語学者をパネリストに迎えてのディスカッションを行います。

詳しい見どころ聞きどころについてはこちらをご覧ください↓

http://d.hatena.ne.jp/myama-kpu/20180626

ドラマ好きのかたはもちろん、外国語コミュニケーションに興味のあるかたにとって、興味深いトピックを取り上げます。

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「日本のテレビドラマのなかで英語のせりふを話すときは、どういうところに気をつけますか?」

「共演者の日本人俳優の英語のせりふにアドバイスしたりするの?」

「わざと外国人ぽいしゃべりかたで日本語のせりふを言うことがありますよね?」などなどの話をするなかで、

日本語や英語に対して私たちが抱いているイメージ、ステレオタイプ、といった言語態度についても掘り下げてみます。


楽屋ネタ、撮影秘話なども交えて、身近なテレビドラマから、言語と文化とコミュニケーションについて考える機会となることでしょう。

お気軽に聞きに来てください。

日時 2018年7月7日(土)13:30〜16:00 (開場 12:30)

会場 京都府立京都学・歴彩館 大ホール (京都市営地下鉄烏丸線北山駅 (1番出口) 南へ徒歩約4分)http://www.pref.kyoto.jp/rekisaikan/access.html

入場 無料 

定員 400名 

言語 日本語



【プログラム】

第一部 

講演 「京都生まれアメリカ人の役者人生」

講師 ブレイク・クロフォード(俳優)

講師プロフィール 

 幼少期に来日。歌舞伎に興味を持ち、外国人歌舞伎グループ「ジャパネスク歌舞伎」のメンバーとして多数舞台出演。近年のテレビドラマ出演作としてNHK連続テレビ小説「わろてんか」、「べっぴんさん」、大河ドラマ「西郷どん」、「八重の桜」、日本テレビ「奥様は、取り扱い注意」、テレビ朝日「ドクターX」「科捜研の女」など。

第二部 

パネルディスカッション 「テレビドラマの外国語」

パネリスト 

 ブレイク・クロフォード(俳優)

 渡辺宥泰 (法政大学グローバル教養学部教授)

 小林めぐみ成蹊大学経済学部教授)

司会 山口美知代 (京都府立大学文学部教授)


Email: TVdrama@kpu.ac.jp  

お名前を添えてお申し込みください。定員に余裕があれば(→余裕ある見込みです)当日参加も受け付けます。

こくちーずからもお申込みいただけます。

https://kokucheese.com/event/index/525571/

主催 京都府立大学文学部

共催 京都府立大学地域未来創造センター、京都府立京都学・歴彩館

後援 NHK京都放送局、京都新聞共同通信社京都支局

本シンポジウムは科研費研究課題「英語をめぐる言語態度の東アジア比較研究―映像メディア分析と教育的活用」基盤研究(c)研究課題番号16K02885の研究成果の一部です。

2018-04-04 東カリブ海最初の教会

先月再訪したネヴィス島。空港のあるセントキッツ島から船で渡ります。

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ネヴィス島Cotton Groundにある英国国教会の教会、Saint Thomas Anglican Churchは、東カリブ海最初の教会です。

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1649年に14歳でなくなった女性Elizabeth Lakeの墓碑銘があります。

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こんな綴りや表記(Y=th)を使う時代から、すでにイギリスはカリブ海進出(侵略)していたということですー。

この写真のことを覚えていて、後期の英語史の授業で使おうと思います。例年は教科書にのっているシェイクスピアの墓碑銘を使っているのでその補足として。

2018-03-18 聖パトリックの祝日、カリブ海モンセラート

歴史学科の川分圭子先生(イギリス史)が代表者を務める科研費研究課題「カリブ海旧イギリス領諸国における植民地時代の事物の現存と歴史的記憶」の調査で、東カリブ海英領モンセラートに来ています。モンセラートには、昨年10月に京都で「カリブ英語とその起源」講演をしていただいたロンドン大学名誉教授ジョン・ウェルズ先生の別荘があり、御邪魔させていただきました。また先生のご厚意で、地元のお祭り、聖パトリックの祝祭にも参加することができました。心よりお礼申し上げます。

3月17日は聖パトリックの祝日。聖パトリックはアイルランドにキリスト教を広めた聖人で、3月17日は命日にあたります。アイルランド共和国では祝日になっていて、アイルランド系移民の多いところでもフェスティバルが行われています。緑色のものやシャムロック(三つ葉)を身につけて参加します。オレンジと緑のタータンチェックは「ナショナルドレス」の柄です。

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モンセラートはアイルランド系白人のプランターや労働者が多く、彼らには3/17聖パトリックの日を祝う習慣がありました。そして白人が祝祭の日を狙って黒人奴隷が反乱を起こしたのが1768年3月17日。今年はその250周年にあたる、特別な年でした。

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とはいうものの、聖パトリックの日が国の祝日になったのは1985年、一週間かけて祝祭イベントをするようになったのは1995年と比較的新しい伝統です。私たちもSomething green.を身に着けてくるように言われ、緑服で参りました。 写真は、フェスティバルを案内してくださったウェルズ先生のご友人でモンセラート出身ロンドン在住のエミリーさんと。一緒に歩いていると、たくさんの人がエミリーさんに声をかけ、How are you? I'm good.ハグ!のような流れになるので、一緒にいる私たちも傍観者ではなく中にいるように感じました。そして、Good afternoon! How are you?と声を掛け合うひとのなかには、知り合いではない、まったくのすれ違っただけの人も多いとか(逆にいうと、知り合いならば、立ち止まってハグしたりする)。カリブ諸島のなかでもとりわけフレンドリーなモンセラート気質、ということでした。

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2018-02-16 『働く女子のキャリア格差』

『働く女子のキャリア格差』国保祥子、ちくま新書

おもしろかったです。これから就職するひとたち、また、既に働いている人たちにも、できるだけ多くの人に読んでほしい本だと思いました。以下、印象に残ったところを引用します。

1章女性にまつわる誤解と矛盾で事例5つあり、上司から見たストーリーA面と、当の女性から見たB面が描かれていて、問題の本質が見えます。育児中の女性に配慮したのに辞めると戸惑う上司と、配慮に罪悪感を感じ追いつめられる女性と。 上司としてはリスクヘッジのために欠勤しても影響のないタスクをあてるがその結果「達成感や成長の実感を味わう機会が少なく、また自分がチームのお荷物になっているという罪悪感を抱きやすいことから、女性は適応するためには図々しくなるか、自らの就労意欲を下方修正することが必要になる」(51)

「やっぱり女性はダメだ」という認知バイアス。「女性や母親と言う目立った特徴があることで「こどもを生んだ女性は仕事への意欲が低くなる」と一般化されて批判される傾向」「こうした職場環境では、自信のある男性と、自己評価の低い女性が育ちやすく」(65)

→そして、こうした他者からの認知バイアスを、当事者である女性が、内面化してしまいがちだということ。

手間や時間が愛情の指標になるような価値観から、次世代を解放してあげてください」「海外の母親は毎日キャラ弁を作りませんが、彼女たちのこどもにかける愛情は日本の母親よりも少ないと思いますか?」(184 )

→私自身、朝、中高生の弁当を作っていますが、ワンコイン渡して食堂に行ってと言えばいいところを、少々無理してもできるだけ弁当詰めようということもあり、そしてそれがいやでもなく、自分の内なる母規範を感じることがあります。

帯にもある△「権利主張型」と〇「組織貢献型」の二項対立や、「女性に対して能力開発の機会を提供することで、女性たちは権利主張者から組織貢献者に変わる」(116)というところには、正直ひっかかるのですが、4章の「ぶら下がりワーキングマザーvs働きがい」で詳述されている趣旨はよくわかります。 悪代官のように「悪意を持つ個人を退治することが問題解決になる」構図は社会では多くない、ということ。「個人の力ではどうしようもないこと…または個人が無関心であることが積み重なって、構造として問題が発生している」(181)

→自分のことを考えると大学教員という仕事は組織に貢献してさえいればよいわけではありません。個人プレーも大事というか、自分の研究を続けること、その成果を発表することは、やはり、とても時間がかかり、また、気力のいることで、そのためには、権利主張が大事というか、自分の時間とスペースの確保がかなり大事になるのです。そのあたりの職業別応用編については、各読者の宿題、ということでしょうー。

2018-02-12 先生と再会ランチ

f:id:myama-kpu:20180212171503j:image:medium:right京大の英語英文学科で3回生のとき授業を受けていたリンダ・クロフォード先生と、同じく先生の授業を受けていたアメリカ文学科の先輩と、ランチをご一緒しました。先生は非常勤でライティングを教えにいらしていて、文学部の旧東館の一階を入ってすぐ左のところの教室で授業を受けていました。

アメリカから来た、意志の強いフェミニストの先生!というイメージで、当時はちょっと怖かった。ライティングの授業の指定テキストがシソーラスとMLAスタイルガイドで、授業で使うというよりも、持っておくべき参考書として指定されたのだとわかったのは、随分後になってからのことでした。

英語のエッセイを書くときには、まず導入(introduction)でSay what you will say、次に本文(body)でSay what you want to say、それから結論(conclusion)でSay what you have said.だということを習ったことは印象的で、これは今でも授業で言っていますー。

先生の授業で、「書くこと」の本質を学んだという先輩は、先生のライティングの授業を受けた学年から女性が3人も記者になったこと、それは均等法施行前でもあり本当に大変なことであったこと、などを話していて、ああそうだったのかーとそれもまた新鮮な思いで聞きました。

また私にとってもう一つ忘れられないのが「根付」。先生は当時,根付を集めていらしたのですが、私は恥ずかしながらそのとき根付を知らなくて、ネツケなんていうものは日本にはありません、と言ったのですよー。。ああ本当に恥ずかしい。日本文化よりもヨーロッパ文化に興味を持っていたからこそ、英語英文学科に進んだわけですが、まあそれにしても、恥ずかしい限りです。いえいえ、あなたは間違っていますよ、というようなことをきっぱりと言われたことと思います。その後、私にとって、ネツケといえばクロフォード先生、クロフォード先生といえばネツケで、とにかく、日本人だからといって外国の人より日本のことを知っているわけでは決してない、という当たり前のことに気づいた最初の経験でした。

今日その話をしたら、先生は、似たような経験は何度もしたとおっしゃって、たとえば京都の通りについて「御池あがる」といったら、「のぼる」だと日本人の知人に注意されたとか、柏餅の味噌餡の話をしたら、そんなものないと言われたとか。まあ、私だけではないのですね、と思いながら先生のご苦労がしのばれました。。

でも今回、30年越しのリユニオンがかなったのはこの根付事件のおかげであるかもしれません。一昨年、京博の「禅」展で、英語で熱く語っている女性がいるなーと思ってみたら先生らしき方だったので、もしやクロフォード先生ですか、とお声をかけたところそうだったのでした。授業を受けて以来初めてお目にかかったのに、先生だとわかったのも、やはり日本文化通の先生、ということがはっきり記憶に残っていたからだと思います。

ところで、クロフォード先生、息子さんが、俳優としてご活躍だそう。ブレーク・クロフォードさん。現在公開中の『嘘八百』にも堺生まれのイギリス人役で出演されているそうです。ちょうど、見に行こうと佐々木蔵之介ファンの先輩と話していたところでした!

HannaHanna 2018/08/03 00:23  とても久しぶりにこちらのブログをおたずねしたら、なんとクロフォード先生とみちよちゃんのツーショットが! 懐かしい面影を拝見して嬉しくなりコメント欄にお邪魔しております。

 クロフォード先生の授業は私にとってはハードでしたが、やはり、とても印象的でした。

 つい先日、娘の英語の問題を見ていたら、「日本人はぐるぐる回りながら結論へ向かうが、米国では幼い頃から一直線に結論へと到達するすべを学ぶ」という主旨の英文があり、娘に「むかしクロフォード先生という方から「Central Idea!」ということを繰り返し教わったのよ」と話したところでした。

 先生いつまでもお元気で! そして、みちよちゃんも貴重なお話をありがとうございました。おかげでクロフォード先生の講義がさらによみがえってきました。外国語学部志望の娘に、この記事も紹介したいと思います!

myama-kpumyama-kpu 2018/08/05 20:36 Hannaちゃん
お久しぶりです! コメントありがとうございます〜。
みつけてくれてありがとう。
先生、お元気ですよー、本当に。
はなちゃんにとっても、クロフォード先生の授業が強く心に残るものであって、
今もお嬢さんにお話しされていると知り、感無量です。
本当にねぇ、大きなものを伝えていただきました。

外国語学部志望でいらっしゃるのですねー。
(ところで、今年、卒論で「ホビットの冒険」を扱っている学生さんがいて、
はなちゃんの「指輪物語」を思い出していたところでした〜)

クロフォード先生、10月21日のブレイクさんシンポジウムに来ていただける予定です。
もしお時間が許すようでしたら、お嬢様とご一緒にぜひおいでくださいませ。

2018-02-10 「世界遺産都市研修」一週間前

来週末、オーストラリアマッコーリー大学に「世界遺産都市研修」に出発する学生さん対象の、最後の事前研修を行いました。

マッコーリー大学の英語語学センターで4週間の語学研修を受け、

最後の週には、マッコーリー大学や英語語学センターで勉強する学生さんや・教員のひとたちに対して、英語で、京都について説明するプレゼンを行うプログラムです。

今日は、事前研修として、オーストラリアの歴史および言語についての講義を行ったあと、学生さんたちにプレゼンのリハーサルをしてもらいました。

初回のリハーサルですので、英語での質疑応答対応など、まだ慣れないところもありますが、

4週間の語学研修を受けたのちでのプレゼンは、かなり違ったものになることを、昨年の経験からも確信しています。

(今日は、フロアから出た質問に即答できないときはまずThat's a very good question. などと第一声を出して時間を稼ぐこと、というようなことをコメントしました)

また今年は欧米言語文化学科以外からの参加者もあり、3グループに分かれてのプレゼンをどの順番で行うのがよいかなど、主体的に話し合っている様子も頼もしかったです。

昨年の同行したときの様子はこちらに書いています。http://d.hatena.ne.jp/myama-kpu/20170319(写真は去年の研修)

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(本プログラムは京都市の「京(みやこ)グローバル大学」(採択事業「国際京都学と和食文化を通じたグローバル人材の育成」)に採択され、補助金をいただいています。)

2018-01-30 豪マッコーリー大学と国際交流協定締結

マッコーリー大学英語語学センターと京都府立大学の国際交流協定締結という記事が大学の国際センターニュースレターに掲載されました。

http://www.kpu.ac.jp/cmsfiles/contents/0000006/6212/NewsletterVol.11.pdf

マッコーリー大学英語語学センターは、「世界遺産都市研修I」の研修先で、昨年第1回研修が行われました。そのときの様子を、参加の学生さんと私が書いたニュースレター記事はこちらです↓

http://www.kpu.ac.jp/cmsfiles/contents/0000005/6000/NewsletterVol.10.pdf

今年度も、来月2月17日出発で研修実施予定です。

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2018-01-28 歴彩館リレー講座第一回「京都の文化再興」

歴彩館で京都府の文化・産業再興リレー講座第1回「京都の文化再興」。「ヨーロッパの万国博覧会と日本」。科研でご一緒の井野瀬先生のお話を拝聴。19世紀イギリスでシダやキノコブームだった話や、沙翁銅像が、ロンドンに博覧会に来た田舎者を見下ろすパンチの風刺画など。

「京都の起死回生ー博覧会の時代へ」畑智子京都文化博物館学芸課長のお話は、明治4年の京都博覧会、翌5年の第1回京都博覧会の話。写真技術出始めで写真が貴重なものとして出品されたこと。島津斉彬の写真が第1号で重文とか。

先日文博に「至宝をうつす―文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ」展を見に行ったところだったので、京都博覧会の時代というのはつまりコロタイプの時代だわと思ってきいていたら、第1回京都博覧会の入場者数が約5万人という話で、5万と言う数字は今でも京都ではなかなか難しい、たとえば今日まで文博でやっているコロタイプ展も大変いい展示ですが…というお話がでました。なるほど。。伝えたい人に伝わればいいというわけにもいかないのでしょうねー。。

ともあれ、最近「あさが来た」についてあれこれ考えているので、京都博覧会に尽力したのはあさちゃんのお父さんだわーとか、1867のパリ万博への薩摩藩出品に五代様が尽力したんだとか、そういう文脈でも面白かったです。

歴彩館で京都府の文化・産業再興リレー講座第1回「京都の文化再興」。「ヨーロッパの万国博覧会と日本」。科研でご一緒の井野瀬先生のお話を拝聴。19世紀イギリスでシダやキノコブームだった話や、沙翁銅像が、ロンドンに博覧会に来た田舎者を見下ろすパンチの風刺画など。

「京都の起死回生ー博覧会の時代へ」畑智子京都文化博物館学芸課長のお話は、明治4年の京都博覧会、翌5年の第1回京都博覧会の話。写真技術出始めで写真が貴重なものとして出品されたこと。島津斉彬の写真が第1号で重文とか。

先日文博に「至宝をうつす―文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ」展を見に行ったところだったので、京都博覧会の時代というのはつまりコロタイプの時代だわと思ってきいていたら、第1回京都博覧会の入場者数が約5万人という話で、5万と言う数字は今でも京都ではなかなか難しい、たとえば今日まで文博でやっているコロタイプ展も大変いい展示ですが…というお話がでました。なるほど。。伝えたい人に伝わればいいというわけにもいかないのでしょうねー。。

ともあれ、最近「あさが来た」についてあれこれ考えているので、京都博覧会に尽力したのはあさちゃんのお父さんだわーとか、1867のパリ万博への薩摩藩出品に五代様が尽力したんだとか、そういう文脈でも面白かったです。f:id:myama-kpu:20180128215503j:image:w360:left

2017-10-22 ワークショップ「未来の教員と考える英語教育―授業学の観点から」

京都府立大学英文学会第9回大会としまして、公開講演会・ワークショップを開催いたします。皆様のご来聴をお待ちしております。

テーマ 「未来の教員と考える英語教育 ―<授業学>の観点から―」


講師 村上裕美 (関西外国語大学短期大学部 准教授)

日時 2017年10月22日(日)14時〜17時 

場所 京都府立大学 稲盛記念会館1階102教室

参加 無料 (事前申し込み不要)

プログラム

14:00 開会のあいさつ

14:10 講演「未来の教員と考える英語教育―<授業学>の観点から」 村上裕美

<授業学>とは授業内で起きている問題や改善点を、自己内省を通して考察し、改善につなげる研究法です。未来の英語教員を目指す学生と一緒に、よい英語の授業とは? よい教員とは? を考えます。

15: 00 京都府立大学の学生・大学院生による発表

京都府立大学で村上先生の<授業学>の講義を受講している文学部欧米言語文化学科の学生、文学研究科英語英米文学専攻の大学院生が、よい授業とは何かについてグループ発表します。

16:00  質疑応答、ディスカッション

16:50  閉会のことば

17:00  閉会

 

みなさまのご参加をお待ちしております。

主催  京都府立大学英文学会 

問い合わせ先 文学部欧米言語文化学科 山口美知代 myama@kpu.ac.jp

2017-09-26 講演会『カリブ海英語の起源』10月28日京都

講演会のお知らせ 「カリブ海英語の起源」

10月28日(土)10〜12時

京都駅前キャンパスプラザ京都、第1会議室

講師:ジョン・ウェルズ氏(ロンドン大学ユニヴァーシティカレッジ音声学科名誉教授、ロングマン英語発音辞典

コメンテータ:ガブリエル・パーソンズ氏(カリブ海モンセラト出身)

事前申し込み不要、無料。使用言語、英語(逐次通訳あり。日本語資料あり)。

ウェルズ先生は2011年以来、6年ぶりの来日で、今回は日本英語音声学会、日本音声学会などでも講演会があります。

コメンテータのパーソンズ氏はカリブ海小アンティル諸島のイギリス領土モンセラト出身で、現在イギリス在住。モンセラト、アンティグアなどカリブ海英語圏の言語、文化、社会についてコメントしていただきます。

科研費研究課題「カリブ海旧イギリス領諸国における植民地時代の事物の現存と歴史的記憶」(研究代表者川分圭子 研究分担者 井野瀬久美恵、山口美知代) 

主催:京都府立大学文学部

共催:京都府立大学京都地域未来創造センタ

京都駅至近の会場、土曜日午前中の開催です。英語の歴史、世界の多様な英語、カリブ海地域に関心をお持ちの方、御来聴をお待ち申し上げております。

2017-09-10 『ダンケルク』

ダンケルク』素晴らしい映画でした。久しぶりに、もう一度映画館で観たいという映画を見ました。

状況が絶望的に悪く、そのうえなお、刻一刻と悪化する中で決行される竹槍戦法のような救出作戦。クリストファー・ノーラン監督流石です。トムハーディに惚れてまうやろ、という映画ですが、いえ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でこの方にはやられているのでした。『インセプション』『ダークナイト』など、ノーラン監督には愛されているようですので、次はノーラン監督で主演を!。

ケネス・ブラナーは英俳優で最も軍服が似合う自説を再確認しました。それにしても、ブラナーがこういう年の取り方をするとは、なんとなく思っていませんでした。90年代初め、エマ・トンプソンと夫婦で『ヘンリー5世』『から騒ぎ』など次々に撮っていたころ。「こういうという年の取り方」というのは、常に勤勉で禁欲的に仕事をしているイメージ。『ダンケルク』では、エリート将校らしい姿勢の良さと冷静さと、一方でHome.という一語の台詞に込められた感情、表現力が素晴らしい。

魂が抜かれてしまって、家に帰りたくなかったですー。ひと頃のように英語映画なら何でも見たい、というのは気力体力時間がついていかなくて、この夏7,8月映画館に一度も行かずじまいだったのですが、こういう映画に出会うと、映画って本当にいいですねーと思います。満足度の高い少数をじっくりと見たい。でもある程度数みないといいものがわからないのですよね。。

2017-07-04 ENJOY KYOTO紙

京都の観光情報を掲載している英文フリーペーパーEnjoy Kyoto 紙。発行者の方が、欧米言語文化学科の授業「英語で京都」で、Enjoy Kyoto紙を使っている同僚の研究室にバックナンバーを持ってきてくださったので、学生院生といっしょに私もお話をお聞きしました。

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記事コンテンツの充実した読み応えのある紙面作りのため、各号ごとにチームを組み「人を立たせる」記事をとのこと。作業工程としては、

1)日本人ライターが取材して記事を書く→2)翻訳者が日本語記事を逐語的直訳的に英語に訳す→3)英語母語話者が自分のスタイルで書き直す。

だそうで、翻訳者はとにかく直訳するのだそうです。

実はこの英文記事ができる過程については、学生の英語学習モチベーションに向けてというつもりで質問したのですが、こういう分業体制で魅力的な英文が確保できるなら、2)の部分をやがて機械翻訳が担うことになるのかなーなどと思ったり。実際には3)の英文ライターが1)に同行することもあるとか。

2013年11月刊行。web優勢時代に紙媒体で発行することについてお聞きしたところ、京都は(日本は)wifiが十分でない、旅行客にとってはペーパー版は持って帰れるのでちょっとした土産代わりにも喜ばれるとのこと。国内修学旅行生の事前学習用に送ることもあるそう。

最後に京都で学ぶ学生にひとことアドバイスをお願いしたところ、実際に行って体験すること、本人としゃべって学ぶ、そうすることで横のつながりが広がっていく、Enjoy Kyotoも体当たりで入っていくことで数珠つながりに広がっている、とのお話でした。

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こちらのFB、紙面のイメージつかみやすいです。#EnjoyKyoto https://m.facebook.com/ENJOY-KYOTO-373891732743216/

web版(http://enjoy-kyoto.net )は近日リニューアルだそう。

2017-06-28 大学院説明会のお知らせ(7月20日)

京都府立大学文学研究科 英語英米文学専攻 大学院説明会 のお知らせ

京都府立大学文学研究科 英語英米文学専攻では、夏期入試に先立ちまして、大学院説明会を開催いたします。なお、10月にも説明会開催予定です。

平成30年度京都府立大学大学院学生募集要項 | 京都府立大学


英語英米文学専攻大学院説明会 

日時 2017年 7月20日(木)16:10−17:40

場所 京都府立大学2号館2階 2260室 文学研究科 英語英米文学専攻陰性研究室

対象 本専攻に興味のある方 (所属、学年は問いません。留学生、社会人の方も)

事前申し込み不要  途中入退室自由

内容 

・英語英米文学専攻の概要 (英文学・アメリカ文学・英語学・英語教育学)

・カリキュラム説明

・入試説明

・学生生活について

アクセス

大学への交通手段 | 京都府立大学


主催 京都府立大学文学研究科英語英米文学専攻

問い合わせ先 山口 myama@kpu.ac.jp (説明会や本専攻につきまして、お気軽にお問合せください)


  

2017-06-08 祝「ドリーム 私たちのアポロ計画」日本公開

【追記】これを書いた次の日に邦題が『ドリーム』に変更になったようですが、こういう経緯だったので、とりあえず記事は残しておきますー 2017/6/8


3月にシドニー、マッコーリー大学に研修付き添いで行ったときに見た映画、Hidden Figuresの日本公開が決まったようです。

邦題は「ドリーム 私たちのアポロ計画」で、9月に公開。ネット上では、この邦題について、「間違いでは?」とちょっと話題になっています。つまり、このときの宇宙開発計画は、アポロ計画ではなく、マーキュリー計画だったのに、なぜ、アポロ計画という邦題を付けたのか、ということらしい。

詳細はこちらに↓

https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/dream-apollo?utm_term=.tgVwxDdX7#.lvdYqZgP7

なるほどー。

確かに、それは問題ですね。

ただ、詳細を聞くとなるほどけしからん!と思うものの、ともあれまあ、日本公開を喜びましょうか、という気持ちが先に立ちます。

原題はHidden Figures.

figuresが、人々、というのと、数字、というのの掛詞ですね。白人男性開発者の陰に隠れていたアフリカ系女性開発者たち。そして彼女たちが見つけた数字。

邦題の話題性も含めて、ひとりでも多くのひとが映画館に足を運んでみてくれますように、と思います。いい映画です。本当に。

シドニーで見たときの日記はこんなかんじです↓

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マッコーリー大学近くのショッピングモールのシネコンで映画Hidden Figures見た。

日本公開間近な気がしてたけど未定。IBM大型計算機導入前夜の1960年代NASAでエンジニア、「コンピュータ」(複雑な計算をばりばりこなす仕事)として勤務し、その後も各キャリアで「最初のアフリカ系女性」であり続けた3人の実話ベースの物語。

NASAのトイレさえカラード用と分け隔てられていた時代。前例がない道を拓いて行く物語は極めて痛快。でも結局実力とやる気があっても、ケヴィンコスナーのような偏見のない(なぜなら任務遂行をブラックなまでに至上命題とするから)上司が見出してくれて初めて上に上がれるという物語でもある。(ところでケヴィンコスナーは、映画館を途中で出てしまったボディーガード以来苦手な俳優でほとんど見ていないのだけれど、これはいい役で、えーこのかっこいいおじさんだれ?と思っていたらケヴィンコスナーということでびっくりした。ごめんなさいごめんなさい!)

白人女性との連帯もキルステンダンストが美人憎まれ役を好演していて比較的丁寧に描かれつつ、しかし白人男性と白人女性の関係はまた別の物語というかんじでほとんど描かれない。題のfiguresは人物でもあり数字でもあるのね。日本語字幕がつくと女性語尾があちこちにつくんだわ、きっと。

私生活のロマンス面もそれ自体かなりいい感じで個人的にはツボ展開だけれど、ただ、「私生活も充実してこその仕事の成功!」的な女の成功物語ひな形がちらつくことも確か。いや、文句言ってるみたいだけど、見ながらここまでの今年マイベスト1と思って勧めたい女友達の顔思い浮かべてた。特に、20人近い部下をとりまとめる管理職的仕事をさせられながらカラードが管理職する前例はないから、と管理職supervisorとして認められない女性のストーリーなど敬愛する某先輩にぜひ見ていただきたい!

日本公開熱望!

それにしても、21.5豪ドル=約2000円。安くないですねー。ショッピングモールのシネコン。オペラ3階席が45豪ドルなのよねー。映画はこれからどこへ行くのでしょう。。

2017-05-11 教えてほしいです

学生さんからのメールで、「〜を教えてほしいです」「送ってほしいです」という文末表現に出会うことが、ここ数年増えていて、毎回少しとまどってしまいます。

(I want you to , , ,と言われているようで、遂行文かーと思ってしまう、というのはおいておいて)

「〜を教えていただけませんか」などのほうが、印象がよいと思うのですが、なかなか伝えるに至りません。(就活中の方からのときは、返信に書き添えましたが、就活ではそういう風には書かないかもしれません)

「いただけませんか」までいかなくても、「教えてください」「送ってください」のほうが、「教えてほしいです」よりもよいと思うのですが、「ください」形に抵抗があるのかもしれません。もしかすると、「〜ください」は、なんだかむき出しで、ぶしつけのような気がして、使いにくいのでしょうか。相手への依頼をストレートに出すよりも、自分の願望として表現したい、ということでしょうか。

「ほしいです」形の依頼が目に入るようになってきたのは、ここ数年くらいですが、もちろんもっと以前からあったことでしょうね。教えてほしいです。(>とわざと書いてみて、こういうふうに、不特定多数に書くなら大丈夫か、と思ったり)

英語のポライトネス(丁寧さ)に関連させて考えるとー

・主語(視点)を自分にするか相手にするか。一般に、相手にしたほうがポライトネスはあがる。

・平叙文か疑問文か。これも疑問文のほうが、返答の選択可能性を形式的に残しているので、ポライトネスはあがる。

なので、Will you tell me about that? Could you tell me about that? (教えていただけませんか)のほうが、I want you to tell me about that(教えてほしいです)よりもポライト(丁寧)。

もちろん主語をI にして、平叙文にしても、

I would be grateful if you kindly let me know about that.みたいな風に一周、二周まわって自分に戻す場合もあるわけで、一概には言えませんがー

というような話を今度授業でしてみましょう。

2017-04-14 授業参観

新年度が始まり、授業も二巡目に入りました。

今年度、「英語学研究」という科目で、関西外国語大学の村上裕美先生に、英語学習者、英語教員にとっての「授業学」を講じていただいています。学科の教員も随時オブザーバー参加させていただいていて、先日は授業のあとに先生を囲んでお話を聞きながら各自の授業について話すなど、思いがけぬFD(Faculty Development)の機会となりました。

大学教員がお互いの授業にオブザーバー参加する、というのは、実は私の20数年間の大学教員生活では(複数教員で担当する授業をのぞいて)ほとんどなかったことなのですが、ここ1,2年でそういう機会を得ることが増えてきました。

私自身の最近の経験としていうと、マッコーリー大学での研修の事前指導を複数教員で行うなかで他の教員の講義を学生と受けるとか。よければご参加くださいといっていただいた集中講義の語法・文法講義を聴講するとか。マッコーリー大学での研修に行ったときに、あちらでの授業にオブザーバー参加したことも、同様の経験です。

実際問題として、同僚の授業参観というのは、するのもされるのもなかなか緊張しますし、受講生(学生)への影響ということも考えます。また、他教員の授業の参観、オブザーバー参加について、義務化されるなどということになったら抵抗があります。けれども、そうしたもろもろを含みつつも、自発的な流れのなかで出てくるものは、やはり学ぶところも多く、貴重な機会だと感じています。

2017-04-01 科研報告書『英語文化圏としてのカリブ諸島』

歴史学科の川分圭子先生(イギリス史)と行った昨夏のカリブ調査の報告書ができました。プランテーション跡地を探して回った写真いろいろ。熱帯の植物を英国庭園に見立てたわずかな痕跡など探すのは探偵みたいと思いながら付いて回っていました。

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報告書は府大に出講いただいている竹下幸男先生にもご発表をお願いして2月に開いた報告会をもとにした報告書です。

『英語文化圏としてのカリブ諸島ーグローバル化の中のコロニアル・ヘリテージ』

「コロニアル・ヘリテージの現況と課題」(研究代表者 川分圭子) 、

「Mary SeacoleとMichael Goveー歴史認識をめぐって」(竹下幸男)、

「旧英領西インド諸島の英語ーマップタスクによる調査」(山口美知代)

川分先生は以前、一緒に国際文化学科に所属していたときは、自分の授業と研究をするのが精一杯で、共同研究の余裕はありませんでしたが、その後、別の学科所属になり、ここにきてようやく何か一緒にできるようになった感じで、いわゆる学際的な研究とかなかなかできるものではないなあと、そんな話ばかりカリブ海でしていたのでした。先月刊行された大部のご著書。

本年度から3か年予定で採択されたの科研費(基盤研究c)の新しい研究課題「カリブ海旧イギリス領諸国における植民地時代の事物の現存と歴史的記憶」(研究代表者 川分圭子)の分担研究者に入れていただいたので、西インド諸島の英語を近代英語の歴史と多様性のなかでとらえる研究を続行予定です。