一時閉店のお知らせ

はてなダイアリーの停止に伴い、本「あずき残雪」も一時閉店をします。
コンテンツは「はてなブログ」に移転されるそうです。再開は未定です。今までご来店いただいた皆様に感謝いたします。
最終回記念に「メイドインアビス(後編)」のフィルムを。ラストの伝報船のシーンです。

メイドインアビスの世界には、電話や無線や写真が無いんですよね。だからこそ情報が貴重になり、人は未知にあこがれる。ネットの情報の洪水の中で、自分も情報の価値を見失っているように感じます。

サザエさん(フジテレビ) 2019年2月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 2月3日 「ぼくは冷血動物」
  • 2月10日 「カツオのすすり泣き」
  • 2月17日 「イクラと中島くん」
  • 2月24日 「ワカメとワビちゃん」

イクラと中島くん」は既視感がありましたが、少し前のは「イクラと花沢さん」でしたね。
本題とは関係ないですが、上映が始まった小島正幸監督の「メイドインアビス」後編がすばらしかった。派手な演出とは無縁の方ですが、原作とスタッフの能力を最高に引き出すことのできる方だと思います。「あずきちゃん」はいつも雪室さんの脚本のことばかり言ってしまいますが、小島監督だったからあんな名作になったというのも間違いないです。

メイドインアビス2回目

フィルム特典につられて、「あずきちゃん」の監督である小島正幸さんの「メイドインアビス」前編を見てきました。

アビスに出発する二人がナットに会うシーンです。夜のシーンだと思っていたのですが、既に朝日が昇ってきているのに初めて気がつきました。
ネットに上がっているフィルムも見ていましたが、背景だけのフィルムが無いようですし、音声トラックが入っていないので、特典用にわざわざ作ったのですね。いまどきのシネコンでは、フィルムで上映してないでしょうし。

「サザエさん」初期のOPの音程

昔の記事(「サザエさん」OP曲と絶対音感)にコメントいただいたので転記します。
http://d.hatena.ne.jp/mycophobia/20141231/1419994852

【第1回〜25回】
 前奏(ニ長調)→ 歌(ニ長調)→ 後奏(ニ長調
 とても自然に感じます(笑)
【第26回〜50回】途中で少し変わっているかも
 前奏(ニ長調)→ 歌(ニ長調下がり)→ 後奏(ニ長調
 歌に入って下がるところがすごく気持ち悪い
【現在】
 前奏無し → 歌(ニ長調下がり)→ 後奏(変ニ長調
 後奏が半音下がっている!

「サザエさん」過去作ネット配信開始

今晩から「サザエさん」の第1回〜第53回放送(1969年〜1970年)のネット配信が開始されるそうです。
https://eiken-anime.jp/%e3%80%8e%e3%82%b5%e3%82%b6%e3%82%a8%e3%81%95%e3%82%93%e3%80%8f%e3%82%92%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82%bf%e3%83%ab%e5%8c%96%ef%bc%81%e7%ac%ac1%e8%a9%b1%e3%81%8b%e3%82%89fod%e3%83%bbamazon%e3%81%a7%e9%85%8d/
今日は4月1日だっけ?と思わずカレンダーを見直してしまいました。エイケンのサイトに出ているのでフェイクニュースでもなさそう。(疑い深くなっている)
配信は1978年までとのことです。どうせなら再放送かメディア化してほしいのですが、ネット配信は原作者が禁止していなかったから、みたいな理屈だとダメなんでしょうね。

サザエさん(フジテレビ) 2019年1月放送予定、Theかぼちゃワイン

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 1月6日 「映画のオカズたち」
  • 1月13日 「ぼくは磯野先生」
  • 1月20日 「ハヤカワさんの電話帳」
  • 1月27日 「白菜のシロちゃん」

6日のスペシャル(秩父旅行編)は浪江さんです。
ところで、九州工業大の学園祭で「サザエさんの各話タイトルから雪室さん脚本の作品を当てるクイズ」があったそうです。すばらしい。もしや、徳井青空さんの企画?
https://lineblog.me/tokuisora/archives/1462776.html
他作品情報ですが、CSの日本映画専門チャンネルで「Theかぼちゃワイン ニタの愛情物語」(劇場版、25分)が放送されます。
https://www.nihon-eiga.com/program/detail/nh10008108_0001.html
この劇場版はメディア化されていないはずで、自分も未見です。1/17と1/25の放送で、12/22にも放送があったのに見落としてしまいました。
サブタイトルの話が出たついでになりますが、TV版の「Theかぼちゃワイン 」後半の雪室さんのサブタイトルはかなりすごいです。「キテレツ大百科」と並ぶ、雪室さんの本気と思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/The%E3%83%BB%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3

サザエさん(フジテレビ) 2018年12月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 12月2日 「ボウズ頭に花束を」
  • 12月9日 「秀才になるコタツ
  • 12月16日 「カツオ夢の長財布」
  • 12月23日 ちびまる子ちゃんスペシャルのため放送休止
  • 12月30日 年末特番のため放送休止

なんと2週連続の休止とは。

サザエさん(フジテレビ) 2018年11月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 11月4日 「ステキなダンナさま」
  • 11月11日 「オテント様が見ている」
  • 11月18日 「横綱になった穴子さん」
  • 11月25日 「ボウズ頭に花束を」

サザエさん(フジテレビ) 2018年10月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 10月7日 「イクラの足あと」
  • 10月14日 「中島くんは百点王」
  • 10月21日 「タラちゃん柿だより」(柿か梅か椿か楢のどれかだと思います)
  • 10月28日 「やさしいマメ台風」

サザエさん(フジテレビ) 2018年9月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 9月2日 「18才でやりたいこと」
  • 9月9日 「姉さんと花沢さん」
  • 9月16日 「夢のイーダおばさん」
  • 9月23日 「わが家は目じるし」
  • 9月30日 「うわさの美人たち」

それから日本脚本家連盟の発行する業界紙「脚本家ニュース」2018年8月1日号の「ヒロインアニメの現場から」に雪室さんが「魔法使いサリー」についての思い出話を寄稿されています。この記事は、毎回違う脚本家の方が書いているようです。読める方はほとんどいないと思いますが…。

サザエさん(フジテレビ) 2018年8月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 8月5日 「トイレに行けない本」
  • 8月12日 「カツオの試着室」
  • 8月19日 「イクラはサラリーマン」
  • 8月26日 「穴子さんの神さま」

サザエさん(フジテレビ) 2018年7月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 7月1日 「カミナリさまの孫」
  • 7月8日 「ただいまソンケー中」
  • 7月15日 「ぼくは米とぎ童子
  • 7月22日 「おとなりの五年生」
  • 7月29日 「日本一の観察日記」

待望の制作ナンバー#7777は7月1日の七夕ネタ(浪江さん)でした。エイケンの人、数字で遊んでるような。

サザエさん(フジテレビ) 2018年6月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 6月3日 「穴子さんデパートの術」
  • 6月10日 「うそ泣きの天才」
  • 6月17日 「いきなり開けないで」
  • 6月24日 「父さんは落第生」

サザエさん(フジテレビ) 2018年5月放送予定

サザエさん」の雪室さん脚本作品です。

  • 5月6日 「ホリカワくんの手帳」
  • 5月13日 「ぼくたちのお嫁さん」
  • 5月20日 「カツオのいない磯野家」
  • 5月27日 「宿題ちゃん、こんにちは」

雪室さんのサブタイで「、」が入るのは珍しい気がします。

東芝の「サザエさん」最終回にこめられたメッセージ?

本日の「サザエさん」は東芝がスポンサーとなる最終回でした。そんな日のAパート「いその家の屋台」(作品No.7740)が、ラーメンの屋台を引退して屋台を売り渡す話で、何だかスポンサーの看板を下ろしてしまう隠喩にも見えてしまいました。

脚本の雪室さんはエッセイ本「テクマクマヤコン」で、川崎に暮らしていたこともあるのでしょうが「中学を卒業したぼくは、東芝の入社試験を受けた」「もし、あのとき、ぼくが合格していたら、定年を迎え、安穏な年金生活を過ごしていたかもしれない」「不合格のおかげで、まだ細々と働けるのだから世の中、捨てたものではない」と東芝との不思議な縁を書かれています。

花沢家の夫婦ゲンカから始まる展開が雪室さんっぽいですが、屋台の譲り先についての話がどうしても東芝のスポンサーやその後釜の話に重なってしまいます。
花子「だれか引き取ってくれないでしょうか」
マスオ「今どきリアカーの屋台は売れないんじゃないかな」
サザエ「あんな重い屋台をだれが引くのよ」
マスオ「近くで見ると意外に大きいですね」
花沢「今希望者が殺到してましてね」
丸川「親父は30年以上この屋台を引いて…」
冒頭の原作ネタはこの時期にこのような話になることを期待して脚本家に呈示したわけではないと思いますし、作品番号にも不自然さはない(あらかじめ用意しておいたり、急遽差し込まれた様子が無い)ところを見ても、本当にこれがスポンサー交代を意識した話だったかどうかはわかりませんが、どうしても引っかかってしまいます。「いその家の屋台」というサブタイトルも、長年支えてくれた「屋台骨」という意味を感じるのは深読み過ぎるでしょうか。
ちなみに、セル画での最終回だった回についても雪室さんが書いており、同じように閉店する床屋さんの話になっています。しかしこちらは、偶然だったのではないかと思います。
サザエさん作品No.7008「まわれネジリン棒」 セル画最終回 - あずき残雪

演出の人は「この世界の片隅に」を見たでしょう。(笑)

そして、何となく、東芝は再生して今後もがんばってほしいというメッセージがこめられているように感じてしまいました。
自分も最初に買ったβビデオデッキが東芝でしたし、この録画のHDDレコーダも東芝を使っていますので、本当に東芝には復活してほしいという気持ちです。