赤イ刎ね

10月1日後の営業日ということで、街には赤い羽根の共同募金が出ていた。会社の駅でもやはり女子高生が「赤い羽根共同募金、ご協力お願いしまーす」と大きな声で呼びかけていた。基本的に私は募金はほとんどしないのだが、コンビニで細かいお釣りがきた時と、女の子がかわいいときの赤い羽根はするようにしている。

今朝のその子も、サラっとした髪の毛が愛らしい、結構好みの女の子。会社の人に見られたら恥ずかしいな、と思いつつも、フラフラと募金箱に向かう。するとその子は一瞬目をキラッと光らせた後、「ありがとうございまーす!」と向かい入れてくれる。小銭だと若干恥ずかしいので、財布から千円札を取り出し、その箱の中へストンと入れる。

その子はお札が中に吸い込まれたのを見届けると、小悪魔的な笑顔で再び「ありがとうございます!」と笑いかけながら、手元の赤い羽根を取り出した。「失礼します。」とささやきながら彼女が近づくと、シャンプーの香りが鼻腔に吸い込まれ、一瞬我を忘れそうになる。

遠のきかけた意識が戻ったのは、その手が私のシャツのボタンにかかったときだ。えっ??スーツの胸元じゃ、、、と考える暇もなく、彼女は「失礼します。。。」とうっすら再び笑いかけ、そのボタンをあっさりと外した。次の瞬間、首元にチクリとした衝撃が走る。

ん!!!

ちょうど鎖骨の上のくぼみ。冷や汗が流れるのとは違う、暖かいものがつーっと骨を伝う感触が伝わってくる。その流れを下からすくうように、別の暖かい感触が反芻する。


「ちょ、、!何を、、」


体を離そうとする私を、彼女はその瞳で止めた。


「、、、あ、、まい、、、」


じわりと溢れ出る赤い液体を、彼女はじっくりと堪能していた。与えられたキャンディを嬉しいそうになめる子供だった。無心にしたたる液体を舐めまわし、喉を鳴らした。やがてくぼみに溜まった湖をうつろな瞳で眺めつつも、彼女の指先はするすると私のシャツのボタンをすべて解放していた。くぼみから溢れ出た液体が、私の胸を伝う。彼女は待ち構えていたかのように肋骨の間に顔をうずめ、いとおしむ様にその舌で受け止めていた。


ボタンの解放を終えたその指先は、羽根とその先端を従え、私の心臓のやや左、一つ目の突起部を探っていた。柔らかな指先が、時折羽根の先端で私の皮膚をこすりながら、やがてそれを探り当てた。そして、その羽根の先端を、私の突起の先端へ、と優しく、突き刺した。


「ぐっっっ!」


もうそれは痛みではなかったのかもしれない。二つ目の快楽の起点から流れ出る赤い液体は、三つ目にして最大の起点へと向かって流れ落ちていた。気づくとその流れを遮る物は何もなく、最大の突起物が露にも天を向いていた。彼女はその突起と向かいあい、やがて優しく手を触れた。充血した海綿体の、その流れを確かめるように。一番太い管に沿って、指先を動かした。それを凝視する彼女の瞳が、そして時折吹きかかる吐息が。次に期待される包み込まれる感触を、もう私は欲していた。

しかし彼女はそれを見透かしたかのように、上目遣いで私を覗き込んだ。


「、、、、どうして、、欲しいの?、、」


もうどうしようもない。既に理性を失っていた私は、奴隷となるしかなかった。


、、、、舐めて、、、ください、、、、


「きこえない」


「、、、舐めてください!!、、、、」




しばらくの沈黙の後、彼女は微笑んだ。


「ダメ」


<続く>

(勢いで妄想を書きなぐってしまいました。。。多分明日には恥ずかしくて消します。多分続きません)
(追記:色抜きしました)