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茗荷バレーで働く編集長兼社長からの手紙―ルネッサンス・パブリッシャー宣言、再び。 Twitter

2008-08-03 洋販、倒産とのこと。洋書和書の融合の可能性はなかったのだろうか このエントリーを含むブックマーク

2008/07/31 22:00【共同通信】によると洋販、倒産とのこと。

賀川さんを追い出して、投資会社主体になってしまった結果がこの倒産なのだろうか。賀川さんを追い出してしまった後、出版についての専門家もいない状態で、単に投資を回収するという投資会社的なやり方であったように思う。それではうまくいかなかったということかもしれない。

以上は、推測に基づいた感想にすぎないので、実際とは違っているかもしれない。

甘いかも知れないが、洋販は洋書の販売会社ということだったわけで、そのことによる可能性もあったのではないかと思う。洋書と和書を融合して販売する可能性もあったはずだ。実際にはなかったかもしれないが。たとえば、デザインというジャンルであれば、和書と洋書のデザイン書をいっしょに売ることで、利益を確保して、専門書店を成り立たせることも可能であったかも知れない。言語学洋書と和書を融合して売るということも考えられる。という可能性を考えると残念なことである。ブックオフが、洋販配下の青山ブックセンターを救済するということであったが、中堅和書取次が、買収するということもあってもよかったはずだが、かれらには余裕がなかったのかもしれない。

太洋社が吸収するようなことができれば、公共図書館洋書を売るということなども可能であったのではないか。和書と洋書の流通が別々であるというのは、20世紀的な発想だと思う。21世紀の段階では、意味がほとんどないのではないか。

何か斬新なことをして、失敗して倒産したというよりも、ただ、縮小していったというような感じ。洋書を販売するということは、店頭での地道な販売が必要で、その後ろ支えが取次だろう。そういう書店をサポートするという点で、十分ではない点があったということだろうか。洋書そのものについては、可能性はなかったということでもないと私は考えている。


日本洋販が自己破産申請 青山BCの営業は継続

 洋書輸入販売大手の日本洋書販売(洋販、本社東京資本金約15億円)が31日、東京地裁自己破産を申請した。帝国データバンクによると、負債額は約65億円。また、グループ会社で、書店「青山ブックセンター」を運営する洋販ブックサービスも同日、東京地裁民事再生法の適用を申請した。負債額は約54億円。

 洋販の申請代理人によると、同ブックセンターの営業は継続するという。洋販ブックサービスについては、同社に出資している新古書店ブックオフコーポレーションが、支援を検討している。

http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008073101000973.html