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茗荷バレーで働く編集長兼社長からの手紙―ルネッサンス・パブリッシャー宣言、再び。 Twitter

2010-10-20 パブリックコメントしました。雑感。 このエントリーを含むブックマーク

昨日のブログに続いて、もう少し詳しく書きます。

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19日、締め切りでしたので、もう、昨日のことになってしまいましたが、「平成23年度概算要求(一般会計)における予算の組替えについて | 「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメント」にコメントを送りました。


そもそもの発端は、こうです。このところ、奨学金に関心を持っているのですが、何かのタイミングでウェブにでている文言をふと見たら奨学金が、ずいぶん削減されるように見えたのでコメントを募集しているのなら、コメントしようと思ったのです。奨学金事業は、22年当初予算額と比べると概算要求額が766億円も少ない額なのです。(△で削減となっていますが、財務省との折衝で766億円減らされたのか、そもそも少ない額で申請したのか、理解していません)復活させる枠として、「元気な日本復活特別枠「要望」」というものがあるのですが、こちらでは要求額はゼロとなっていると見えたのです。私は、要望が最初にあって、財務省との折衝があって、その結果、要求額を決めているのかと思いました。その要求額がゼロとは文科省奨学金の確保するのをあきらめたのか、と思いました。もし、そうならば本当に困ったことです。


mixiでどうなんだろうと書いたりもしましたが、そうじゃないのじゃないかとの反応があって、結局、よく分からないので、文部科学省に電話してみました。そうすると話しはこうです。私のことばで説明しますが、充分、分かっているとはいいがたく、私自身の将来的な課題として予算の決まり方について基礎知識はきちんと知っておきたいと思いますので、これを機会に勉強をはじめます。そういう勉強途中であるということを、前提にお読み下さい。予算の作られ方についてよくご存じの方は、何のバカなことを思われる点があるかも知れません。理解したところによると8月に概算要求をし、それに財務省が査定し、これまではなかったということですが、復活させる枠が新たにでき、その枠を「要望」というふうに名前が付けられたということです。


ということですので、奨学金の予算を復活させるために、要求の枠で再折衝するのではなく、要望の枠で全ての予算獲得を目指すと言うことです。それは一か八かという考えですか、と電話で聞いたところ、要望額の中でかなりの分は認められるだろうから、一か八かでゼロになるということはない、とのことでした。このあたりは、文科省の方はそれなりの手応え、確証といいますか、落としどころはこのくらいになるだろうという見込みがあるのかも知れません。しかし、悲観的に考えると結果は政策コンテストの上で決まるのでしょうから、ゼロになるあるいは大幅に要望の方でも削られてしまう危険性はないわけではないでしょう。昨日は、パブリックコメントの最終日でした。文科省による「学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育成プログラム」の要望をコメントを支持する旨を送りました。


ささやかな1票ということですが、声は見えなければ、存在していないと見なされることになるので、なるべく顕在化させたいと思ってのことです。


今回思いましたのは、事業仕分けははなばなしく、報道されるのに、予算策定のパブリックコメントについての情報は非常に少ないということです。事業仕分けは、はなばなしく、報道されても、予算策定のプロセスが公開コンテストになっているのに報道が皆無だということです。また、勉強不足を棚上げしていえば、国家予算策定リテラシーが市民側に存在せず、公開されているページも、策定のプロセスの順番さえ、よく分からない、日付も入っていない文書だし、そうであるなら、新聞などが解説記事をだしてもいいはずなのに、そういうものもないし。


これは予算策定プロセスについての入門書を出版するべきということなのかもしれない。