注文の多い料理店 原稿の渡し方

ワープロデータをネットでやりとりをすることが多くなって、原稿の渡し方がめちゃくちゃになってきた。


きちんとしているかしていないかで、仕事の効率が全然変わる。ぶっちゃけいうと、出版が採算を取りにくくなったからこそ基本をきちんとしてほしいのである。ムダな手間をかけても、その手間の分、本を高く出せるのなら、よいわけだが、残念ながらそうではなく、反比例なのだ。


データを作って送るのが容易になったその容易に比例して、コスト回収の困難さがあがっている。容易さと出版の容易さは反比例なのだ。


原稿は、きちんと黒で印刷されているものを送って下さい。部分的に色つきである場合、そのコピーを送るのはこまります。色つきの部分をコピーするとかすれてしまいますので、見えにくくなります。受け取った印刷所は、何だか中途半端なデータ、原稿だと思いますので、モチベーションがさがります。

○文字が明確にプリントアウトされているものであること(コピーにより不鮮明になるのであれば、元のものを送る)
○片面印刷のものを送る(両面ですと出版社での割付、印刷所での組版の効率をさげます)
○打ち出されたものを目で見ること(文字化けや体裁が壊れていることを発見できます)
○割付作業ができる大きさ(A4サイズをB5サイズに縮小したりしない。A4をA5にするというのはもってのほか)
○文字はプロポーショナルフォントを使わない。(文字数が変わってしまうので。)

注文の多い料理店、といった風情ですが...

どうぞよろしくお願いします。