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すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

メチレーションとシスチン

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以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。

分子栄養学によって治療するクリニックのサイトの「なぜ、低メチレーション状態の人に、葉酸を投与すると悪化することがあるのか?」という記事に、「ウォルシュ博士は、…精神疾患においてはメチル化を促進するのはメチオニン、メチル化を抑制するのは葉酸だと結論した論文を発表」したと記され、ナイアシンもエピジェネティック的に、メチレーションを抑制することが報告されています」と書かれていた。
メチレーションとは「メチル基(CH3)がある物質から別の物質へ移る生化学的反応」のことだと記されているが、ここで取り上げられているメチレーションは、アミノ酸の一種であるメチオニンがホモシステインなどを経て元のメチオニンに戻るということのようである。その時に葉酸が必要とされるのだが、葉酸を投与すると逆に具合が悪くなる場合があることから、ウォルシュ博士は葉酸はメチル化を抑制している」と結論づけたと書いている。そしてナイアシンメチレーションを抑制する」ということである。

ここで新たに、メチレーションについて説明したサイトを見つけた。メチレーションとは(https://eiyouryouhou.jp/treatment-plan/epigenetics/what-is-methylation)」。ここでは、葉酸にはサプリメントや粉ミルクに含まれる人工のものと、非加熱の葉物野菜に含まれる葉酸塩とがあるように書かれている。どちらも、「「メチルテトラヒドロ葉酸」まで代謝されて初めて生体で使える形に代わる」と記されているのだが、人工のものは代謝されにくく、蓄積されやすいようである。

葉酸ナイアシンサプリメントで摂る場合と食物から摂った場合とでこういった違いがあるかも知れない。もう一つは、サプリメントで摂ったとしても食物で摂ったとしても、それだけで働くわけではないだろうということである。これまで何度も書いてきたのだが、摂取した栄養素の組み合わせによって、どこで使われるかが変わるのではないかと思われる。また、一部の栄養素を多量に摂ることで、他の栄養素不足に陥るということが考えられると思う。

最初のサイトでウォルシュ博士は、「メチル化を促進するのはメチオニンと結論付けたと記されていたのだが、食物のメチオニンの含有量についてはシスチンの含有量との割合を考えなくてはいけないのではないか、と私は思っている。

過去記事でも書いたのだが、メチオニンよりシスチン含有の高いものと銅などを摂った場合、タイプ1銅タンパク質となって働きやすくなるのではないか、その結果、メチオニンメチオニン独自の働きに使えなくなるのではないかと思ったのだった。

メチオニンをホモシステインからメチオニンへと戻すためには葉酸ビタミンB12が必要だということなのだが、たとえば、生で食べられて葉酸が多めのイチゴなどは、メチオニンよりシスチンの方を多く含有している。葉酸を摂るためにイチゴを食べたとしても、メチオニンよりシスチンを多く摂る羽目になる、というようなことが起こって来るように思うのである。
イチゴならばここにビタミンCも関わってくるのではないだろうか?
このように、食物で摂る場合は一つの栄養素だけが含まれているわけではないという問題がある。そして、サプリメントなどで摂る場合には、上で書いたように一つの栄養素を摂り過ぎるということ、代謝されずに体内に蓄積するという問題がある。

それだけでなく、メチレーションの問題には、このシスチンの摂取と働きが大きな鍵となっているように思われる。

ところで、娘は昨日、久しぶりに礼拝に出席したのだが、聖餐のパンを娘の分だけ粉乳の入っていないものにして頂いた。
脱脂粉乳や粉乳というのはアレルギーに大きく関わっていると考えられる。また、シスチンも肌の色や皮膚の酸化などに関わって、皮膚疾患には影響している栄養素だと考えている。少しずつ纏めていきたいと思う。