誰でも好きな人を2chアク禁にできる方法
児童ポルノ規制など、さまざまな名目でインターネットプロパイダの情報の検閲が(警察以外の機関でも)行われるようになった。例えばこれなど。 他人にネットのログを見られるぐらい大したことないと思っている人が多い様ようだ。しかしログがみれると、こんな大変なこともできるということを示そうと思う。
こうして得られたネットのアクセスログ情報を使うと、2chだけでなく様々なウェブサービスから誰でも好きな人をアク禁とほぼ同じような状態にすることができる。
2chなど軽さが売りのウェブサービスのほとんどは、mySQLなどのデータベースを使わないでperlのflock等の簡易の排他制御機構を使っている(mixiの様に自分で軽いデータベースを作ってしまうところもあるが)。
- もっとわかりやすく説明すると、同じタイミングで何人もの人が2chに書き込みした場合、交通整理するのをあきらめて最初の一人だけ書き込み成功にして、残りの人には「混んでるので書き込み失敗」と表示させる仕組みを使っているということだ(mixiなどのデータベースを使ったサイトではこういう現象に遭遇したことはない)。この仕組みは排他制御と呼ばれる。この排他制御を簡易化してサイトを軽くする方法でよく使われるのがperlのflockだ。
flock等で簡易排他制御されたウェブサイトで誰かと書き込みが、かちあったときの変な挙動は、自分で一度体験してみるとなんとなくわかる。こういった変な書き込み失敗などの現象はインターネットプロパイダのログをリアルタイムで入手できる人なら高確率で起こさせることができる。
やり方は簡単だ。ログに何か特定のキーワードが出てきたら同じタイミングで掲示板に(目的のCGIに)に負荷をかければいいだけだ。そうすれば高確率で書き込みは失敗する(タイミングが同じことが重要。これはf5アタックとは違う)。
児童ポルノ規制などの名目でプロパイダーのログ監視が可能になると、他にもいろいろな技ができるようになる。プロパイダーのログが監視されるぐらい大したことないと思ってる人が多いみたいなので、今回はそんな技でも実害の大きそうなものを発見したので指摘してみた。
ところで
可能なことは示せたけれど、本当にそんなことをやる人はいるの?
と思う人もいるようだ。私は可能性はあると考えている。
(この方法に限らないが)一般的に実現可能なことでお金になることを誰もやらないなんてことは、めったにない
特に児童ポルノ規制が叫ばれ始めたあたりから変な挙動に出会う事は多くなったように思える。私の場合は、特に阿修羅掲示板で変な目にあうようになったことを以前に書いた。
2chでもネトウヨをうまく皮肉ったジョークを書き込もうとしたら何度も失敗して、その間にスレッドの話題が変わってたなんてことも良くあった。これは単なる偶然の可能性もあるが、お金の絡んだ話題の場合は疑うのが自然なのではないだろうか。
そんなめんどうなことしないで直接、家のパソコンにアタックすればいいじゃない?
Winnyやshareでポート解法を試したことがある人ならみんな知ってるだろうけど、NTTが配布している家庭用ルーターは優秀なので穴がない(デフォルトでポートが全部閉じてる)。ので攻めようがない場合がほとんど。
本当にそんなことできるなら大さわぎになるんじゃないの?
大騒ぎになるはずなのに、まったくならない事件なんて山ほどありますよ。たとえばアンサイクロペディア エクストリーム・自殺 テクニック部門あたりをみてみましょう
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