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みんなどこか変わってるから大丈夫

2018-03-14

「政治主導」って言うとったのにな…

つい最近まで「政治主導」って言う言葉があちこちで語られてたのに

どういうわけか、最近はこの「政治主導」っていう言葉があんまり聞かれなくなりましたね

政治主導っていうのは、官僚主導の対語みたいなもんで

要するに、政治は政治家が主導権を持ってするべきもの…であり

官僚が主導権をもって政治を動かすのは妥当でない…という価値判断から導かれるもので

この価値判断には一応の合理性が認められます


なぜなら、民主主義のもとで市民の政治意思を反映しているのは言うまでもなく政治家…であるのに対して

官僚(公務員)は選挙で選ばれたわけではない…し

市民の支持を失えばその地位を失う…ということもなく、

(憲法に「全体の奉仕者」という抽象的規定はあるものの)

職務の遂行に関して市民に直接的な(政治)責任を負わなくていい立場にある官僚が政治を主導するならば、

政治に民意が反映されず、民主主義にも合致しないやんか…となるからです

(よって、政治主導のもとでは、官僚は政治家の言うことを聞くべき存在であって、
 官僚自らが政治を動かしたらあかん…ということになります)


で、政治主導のかけ声のもとで、例えば官僚人事に関して

それまでは各省庁で自律的な人事が行われてきたところが

(形式的には各省庁の大臣が人事権者ではあったものの、
 大臣が省庁作成の人事案を拒否することは稀だったので…)

官僚の人事は内閣府の官房におかれる内閣人事局が仕切ることになりました

(これは、官僚人事を各省庁が…ではなくて官邸が最終的に決める…ということです)


この点、官僚にとって…というか、働いてる人にとって人事というのは、最大の関心事…ですので

その人事を官邸が握る…ということになると、

官邸(=内閣)の官僚に対する指導力(…というか影響力)は格段に大きいものとなり

政治主導は(人事の)仕組みとしても完成したのです



でも、政治主導は「政治(家)が官僚を動かす」というもの…なので

政治の責任は政治の側が…特に与党の政治家が責任を負う…ということになり

政治の失敗に関して、「それは官僚が…」という言い方では誤魔化せなくなったはず…なのに

今日の「野党欠席の参院予算員会」で自民党の国会議員と晋三くんとの間で

こんなやりとりがあったんです…↓

森友問題 首相「みずからの関与なし明確」「書き換え指示せず」(NHK:3月14日)

「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられた問題をめぐって、安倍総理大臣は参議院予算委員会で、行政全体の信頼を揺るがしかねない事態だとして陳謝しました。また安倍総理大臣は、書き換えられる前の文書でも、みずからや夫人の昭恵氏が関与していないことは明らかだと強調したほか「文書の書き換えを指示したことはない」と述べました。

この中で自民党の西田昌司氏は「改ざんは許しがたい。正しい情報を国民に伝え、政策判断をしなければならないが、財務省の今の体質でできるとは思えない。政治が官僚に牛耳られ、官僚に情報操作されているというのが問題の根本的なところではないか」と質問しました。

これに対し安倍総理大臣は「行政全体に対する信頼を揺るがしかねない事態となっており、行政の長として責任を痛感している。改めて国民の皆様に深くおわびを申し上げたい」と陳謝しました。

そのうえで「全容を明らかにするための調査を進めるため、麻生副総理兼財務大臣にはその責任を果たしてもらいたい。また全容が明らかになった段階で組織の立て直しに取り組まなければならず、麻生大臣に取り組んでもらいたい」と述べました。

また、みずからが書き換えの報告を受けたのが今月11日だったと説明するとともに、「書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないことは明らかだ。私や妻が国有地の払い下げや学校の認可に事務所も含めて一切関わっていないことは明確にしたい」と述べました。

さらに書き換え前の文書に、森友学園側から「安倍総理大臣夫人の昭恵氏を現地に案内し、『いい土地ですから前に進めてください』との言葉をいただいた」と発言があったと記述されていたことについて、安倍総理大臣は「妻に確認したが『そんなことは言っていない』ということだった」と述べました。

また安倍総理大臣と麻生副総理兼財務大臣はそれぞれ「文書の書き換えを指示したことはない」と述べました。

公明党の横山信一氏は「国民がこのような大それたルール違反を財務省理財局だけの判断でできるのかという疑問を持って当然だ。もっと別の力が働いたのではないか、上からの指示があったのではないかと考えるのが普通だ」と指摘しました。

これに対し麻生副総理は「書き換えは、国会対応を担当する当時の理財局の一部の職員が行ったものだと想像され、不当な圧力等々ではないと思う」と述べたほか、安倍総理大臣も「国民から厳しい目が向けられていることを真摯に受け止めている。今後とも、国会審議の場などを通じてしっかりと説明責任を果たしていきたい」と述べました。

一方、財務省の太田理財局長は一連の書き換えについて「国会で答弁していたのは佐川前局長だ。佐川前局長の関与は大きかったのではないかと思っている」と述べました。
また財務省が今月5日に国土交通省から書き換え前の決裁文書の写しの提供を受けていたにもかかわらず、国会に報告していなかったことについて、太田局長は、財務省では情報を確認できずに捜査当局に問い合わせるなどした結果、報告が遅れたと釈明しました。


財務省理財局長の佐川くんが(元の文書が表に出たらマズい…と)

「改ざん+虚偽答弁」までして「必死でがんばった」のに

それを自民党の西田は「政治が官僚に牛耳られ、官僚に情報操作されているというのが問題の根本」…と

真逆のストーリーを開陳して、晋三くんもそれに呼応するかたちで

「全容を明らかにするための調査を進める」…と、完全に「被害者モード」に入っとるがな…

(麻生くんだって、「書き換えは、国会対応を担当する当時の理財局の一部の職員が行ったものだと想像され、
 不当な圧力等々ではないと思う」と加勢しとるし、さらには、
 現職の理財局長までなんだか佐川くんに冷たい態度…)


…ということで、自民党が実践する「政治主導」とは…

内閣人事局によって内閣主導で官僚を任命しながら、総理の答弁に従って文書を改竄した官僚に罪を負わせ、職員が死んでも、自らは責任を取らない内閣が、データ隠しによって、経団連、つまり経営者の意向で労働者をこき使える裁量労働制を押し通そうとしたという一貫性。
(ひとさまのtweetより)

政治は政治家が主導する(+官僚人事も主導する)けど、

何かやらかしても政治責任は取らずに「官僚が悪い」にすること…

という、かけ声とはかけ離れた中身なのでありました…






※晋三くんね、アンタ、モリトモ事件で配偶者の昭恵さんが出てくるたんびに

「家で妻に聞いたらそんなこと言うてないってゆうてました」…とか

「そんなことしてないってゆうてました」…と国会で答弁してはるんだけど

そういうことはアナタが伝書鳩のように伝えることではなく

当事者たる昭恵氏に直接問いただすべき事柄…なので、

国会で「夫婦の会話」を開陳するのは止めてもらいたいんですわ


それに、改ざん前の文書に昭恵氏の名前と自分の名前が出てきてもなお、

「妻と私は関わってない」と言うのだったら、

特に、改ざん前の文書に記載されている事柄を否定する必要もない…ところ

アナタが昭恵氏の言動をたびたび否定してる…ってのは、

それが「事実であればマズい」と考えてるから…ってことになるんですけど

そのあたりのことは、どない考えてはるんでしょうかね…?

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