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2009-10-14 記憶と情動のブラウン運動

主観恐怖症」の日本 - Zopeジャンキー日記

主観恐怖症」は、自分の考えや意見をつねに押し殺していくので、自分の考えや意見を持つ必要もなくなり、<10分しか記憶できない金魚>になりやすい。自分の考えや意見を持つよりも、「場に同調する力」ばかり鍛えることになり、そのときに支配的な流れ、「空気」に対して同調し、付和雷同するだけの存在になっていく。個々の人間自分なりの基準を持たず、「勝ち馬に乗る」「みんなと同じことをする」ことしか考えないような社会は、効率的な面もあるが多様性を欠くので、イノベーションが出にくくなるし、全体主義ファシズムに対しても脆弱である。


こうした「主観恐怖症」、日本的な「空気」から比較的自由なのは、海外文化を知っている帰国子女や、人文系芸術系の人たちなどだろう。「個性が評価される」「個性が強みになる」という評価基準、その「文化」を身をもって体験していれば、個性を発揮すること、主観を出すことに自信がつく。


海外でもフランスなどは特に、人文系芸術系にめっぽう強く、「個性」が評価される文化だろう。上記コラム自由闊達でユーモラスな書きっぷりにも、それがあらわれている。日本の大手新聞社記者では、この書き方はちょっと考えられない。


フランスがどれくらい個性を重視しているかは、次のエントリを読むとわかる。


フランスの日々 - センター入試バカロレアに見る日仏の違い

http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2009/06/blog-post_23.html


フランス大学入試バカロレア)には「哲学」があり、次のような問題が出るという。


La langage trahit-il la pensee?(言語は思考を裏切るか?)

 Est-il absurde de desirer l’impossible?(不可能を望むことは非合理か?)>


大学入試でこんな問題が出るなんて、日本では到底考えられない。「こんなもので合否を決められてはたまらない」と、非難ごうごうだろう。「客観的」でないからだ。


これについて、ブログ主のMadeleine Sophieさんはこう書いている。


日本人の多くが受験するセンター試験では、正解が一つである問題が出題されますが、バカロレアでは以上のような正解のない問題が出題されます。正解のない問題に論理を用いて他者を説得する文章を書く能力が問われることになります>。


もう学校教育レベルで、ここまで考え方に開きがあるわけだ。


日本教育における「正解主義」に対して、もっと「仮説ドリブンアプローチ」が必要ではないかという話を以前書いたが、その話にも重なる。日本教育における「正解主義」は「客観主義」でもあり、これが「主観恐怖症」につながっている。主体的な情報発信や思考、表現の訓練をせず、ただ受動的に暗記するだけなので、思考力や創造力が育たない。


日本の「主観恐怖症」は、日本人の「精神」そのものに根ざしているという以上に、教育制度といった「構造」のレベルでも、その傾向を助長するように仕組まれている部分が少なくないように思う。

http://mojix.org/2009/10/11/shukan_kyoufu


バカロレア哲学2008 - ね式(世界の読み方)

文系/Série L (littéraire) coefficient 7

  • La perception peut-elle s'éduquer ?
  • Une connaissance scientifique du vivant est-elle possible ?
  • Expliquer un extrait des "Cahiers pour une morale" de Sartre.

科学系/Série S (scientifique) coefficient 3

  • L'art transforme-t-il notre conscience du réel ?
  • Y a-t-il d'autres moyens que la démonstration pour établir une vérité ?
  • Expliquer un extrait de "Le monde comme volonté et comme représentation" de Schopenhauer.

経済社会系/Série ES (économique et social) coefficient 4

  • Peut-on désirer sans souffrir ?
  • Est-il plus facile de connaître autrui que de se connaître soi-même ?
  • Expliquer un extrait de "De la démocratie en Amérique" de Alexis de Tocqueville

テクノロジー系/Série Technologique (toutes séries sauf TMD) coefficient 2

  • Peut-on aimer une œuvre d'art sans la comprendre?
  • Est-ce à la loi de décider de mon bonheur?
  • Répondre à des questions d'après un texte de Kant

http://neshiki.typepad.jp/nekoyanagi/2008/06/2008-39af.html


フランス大学入試 バカロレア この問題、解けますか? - FRENCH BLOOM NET-main blog

http://frenchbloom.seesaa.net/article/122032261.html

肌の白いアルビノ黒人たちが集まって、サッカーチームを結成 - らばQ

http://labaq.com/archives/51279453.html

こういうチームが存在するということと、それがトピックとしてウェブ上で流通しているということが

何だか心をざわざわさせて、落ち着かない気分になってしまいます。

ニントモカントモ、ニンニン。。。

忍者の悪口を言わなければこんな事にはならなかった筈でござるの巻 - Sukima Windows Plus

http://skmwin.net/archives/003598.html

経済学関連メモ

行動経済学本質、それは「にんげんだもの」にあった! - 日経ビジネスオンライン

 行動経済学研究第一人者であるリチャード・セイラー米シカゴ大学ブース経営大学院特別招聘教授が、現在オバマ大統領法律顧問を務める法学者キャス・サンスティーン米シカゴ大学法科大学院教授との共著『Nudge』の翻訳本、『実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』を出版した。

 日本でも『セイラ教授行動経済学入門(原題:The Winner's Curse)』の著者として知られている。伝統的な経済学で想定する、常に合理的で最適な選択をする「人」について「人類ではない、言わばイーコン類だ」とバッサリ斬り捨てる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20091002/206138/


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ジョージ・A・アカロフ ロバートシラー『アニマルスピリット』(訳:山形浩生 東洋経済新報社

http://www.toyokeizai.net/shop/books/detail/BI/e172ff47941860c8e3663b4b40769555/

http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32257263

http://www.amazon.co.jp/dp/4492313982


◇ アニマルスピリット 人間の心理がマクロ経済を動かす ジョージ・A・アカロフロバート・J・シラー著/山形浩生訳 〜経済学研究が進むべき方向を示す提言の書 - 投資経済ビジネス東洋経済オンライン

http://www.toyokeizai.net/life/review/detail/AC/cfb9536802b9c180a8f293a54bc11390/

http://www.toyokeizai.net/life/review/detail/AC/cfb9536802b9c180a8f293a54bc11390/page/2/


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◇ 進む経済学の領域拡大 人間行動を多面的に解明 - 仮想制度研究所 VCASI

http://www.vcasi.org/column/expantion-of-economics


西条辰義『実験経済学への招待』(NTT出版

http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001806

http://www.amazon.co.jp/dp/4757122055


◇ ExpSS21 実験社会科学実験が切り開く21世紀社会科学

http://www.iser.osaka-u.ac.jp/expss21/index.html


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◇ 感情と勘定、どっちが合理的?「行動経済学」は心とお金の橋渡し--友野典男氏(前編) - 日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081203/179073/


◇ 『蟹工船』よりリアル幸福の下降線「行動経済学」は心とお金の橋渡し--友野典男氏(後編) - 日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081203/179078/


◇ 友野典男『行動経済学 経済は「感情」で動いている』(光文社新書

http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334033545

http://www.amazon.co.jp/dp/4334033547


行動経済学 経済は「感情」で動いている/友野典男 - DESIGN IT! w/LOVE

http://gitanez.seesaa.net/article/20185398.html


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◇ #254 無知につけ込まれて生きることのないために必要なこと。田中 秀臣 さん(上武大学ビジネス情報学教授) - mammo.tv

http://www.mammo.tv/interview/archives/no254.html

田中秀臣さん(id:tanakahidetomi)のインタビュー


田中秀臣不謹慎経済学』(講談社

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2820811

http://www.amazon.co.jp/dp/4062820811