Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

細馬宏通さんのツイッターより

◇ Hiromichi Hosoma (kaerusan) on Twitter

Σ論というのを思いつく。現在のいわゆる「構造化されたテキスト」のタグは、文字の上下に何かをまといつかせることをほとんど許さない。このことによって不便が生じるのは縦書きの日本語やルビだけではない。例えば数学者はΣ式をHTMLで表せるか?

数学者は、文字をレイアウトし、レイアウトの中で思考しようとする。LaTexMathematicaはかろうじて、そのレイアウトを表すことができるが、HTMLではほとんど無理だ。同じ悩みが、日本語にある。

世界標準の構造化テキストは、文字の上下に何かをまとわりつかせることを前提としていない。「世界標準」からすると、文字の上下に文字がまとわりつく言語はことごとく、希少種なのだ。

むしろ、Σを復権せよ、というべきではないか。Σの下に始まりの合図を書き、Σの上に終わりの合図を書き、Σの右に手続きを書く。文字の周囲にそのような立体配置をする思考を、シンプルなタグとして表現する方法。Texを、思考方法として捉え直すこと。

そして、文字の周りで考えることを、世界標準にすること。効率重視の一次元思考を世界標準としてありがたがり、文字の周りの思考を絶滅種と考えるのではなく。

現状のEPUBに見られる横書き一次元思考を見て、「日本が電子書籍においていかれる」と考えるのは、おかしい。むしろ、文字の周りに文字をレイアウトするタグを考え、一次元思考では足りないことばがあることを、日本語ユーザーが率先して示すのはどうか。

HTMLを内包する形でオプションに加わるルビのイメージ。「り」って打ったら、「周り」の上にルビがつくとか。そういうタグって難しいかしらん。前の行との行間を遡って調節するから面倒でしょうけど。

会話分析のトランスクリプトは、横書きの垂直思考の典型。上下の文字関係が鍵。ところが、フォントの種類やサイズが変わると、垂直関係がすぐガタガタになる。フォントの一個一個が仮想コラム持ってるといいんだけどなー。

わ、もうあったのか。Firefoxは未対応らしく表示されず…。ブラウザの問題っすかね。ルビ問題は。 RT @QJN @kaerusan いちおうルビタグはありますが、使ったことありません。。。http://bit.ly/98gAWF

http://twitter.com/kaerusan

想田和弘さんのブログとツイッターより

尖閣諸島「流出ビデオ」について - 観察映画の周辺 Blog by Kazuhiro Soda

実際のところ、「よく分からない」のだ。

たしかに漁船が巡視船に衝突した様子は映っている。しかし、2、3度見直しても、「故意に」漁船が衝突したのかどうかは、よく分からないのである。

ただし、ビデオを撮った人は恐らく「故意に突っ込んできた」と信じていて、そういう「解説」をしながらカメラを回しているので、それがナレーションのように機能して、視聴者はその解釈に引きずられ易い。けれども、撮っている人は恐らく興奮状態にあるわけだし、従ってその「解説」は極めて主観的なものであるわけで、本当に正確かどうかは分からないはずだ。だから相当差っ引いて考える必要がある。

つまり今回の件は、映像を解釈することの難しさを教えていて、ドキュメンタリーの作家としては非常に興味深い。映像は「決定的な真実」を映し出すと思い込んでいる人が多いけれども、実際には、映像は物事の表層しか捉えることができず、本質的にグレーで曖昧なものである。そしてそれをどう「読む」のかは、まさに「羅生門」の世界なのである。

なのに、人々は単に「観る」だけでは踏みとどまれなくて、すぐに勝手な解釈をしたがる。

http://documentary-campaign.blogspot.com/2010/11/blog-post.html
泥酔説はともかく、改めて「映像の非決定性」という当たり前のことが再確認されると同時に、
それでもなお映像が人々を善かれ悪しかれ揺り動かしてしまうということが浮き彫りに。。。


想田和弘 (KazuhiroSoda) on Twitter

同感。でも耐えないと!@ayiuayiu 「見えてはいるけど、それがなんなのかよくわからないふわふわした状態」ってのに耐えられる人は少ないのかもしれない。@KazuhiroSoda: ブログに書きました。「尖閣諸島『流出ビデオ』について」http://bit.ly/bFhwds

RT @NTYjp 巷に流れる情報には、流れる理由と、流した者の意図が存在する。だからと言って僕たちは、安易に流されていいはずがない。即断を排し、誰が何を語るか注視しよう。RT @KazuhiroSoda: ブログに書きました「尖閣諸島『流出ビデオ』について」http://bit.ly/bFhwds

分からない。でも、故意かどうかも分からないでしょ?@eizo 確かに良く分からないかもしれないけれど、じゃあなんで止まったままでいないの。 @KazuhiroSoda: 尖閣諸島の流失ビデオ。たしかに漁船が巡視船に衝突した様子は映っている。しかし、2、3度見直しても、「故意に」…

なぜ?@eizo 泥酔は議論の対象じゃないんじゃないかな、冷静に考えて。RT @KazuhiroSoda: 漁船の船長が泥酔してたという報道もあり、彼らの不可解な行動には様々な理由が考えられます。ただ、泥酔説と矛盾するような要素は今回の流出ビデオにはないですね。

僕にも漁船の行動は変にみえます。でも「故意に衝突」したかどうかは分からない。@ayumu_t @KazuhiroSoda すぐに止まれない、曲がれない船なのであればなおさら大きく方向転回するか、停船するのが正しいのではないでしょうか。しかもどのような海域なのかは理解しているはず。

ですね。でも僕は映画作家なので…笑@Ryokoak @KazuhiroSoda 芥川龍之介の原作によれば「藪の中」ですよ。黒澤明の映画だと「羅生門」ですが…。

「故意にぶつけた」と解釈すると「中国許すまじ」になるわけですが、泥酔が原因なら「飲んだら乗るな」で済む話でしょう。だから大いに関係あります。@eizo 例えば泥酔して韓国/北朝鮮の国境勝手に越えて射殺されても文句言えないから泥酔関係ないと思うんですけどどうですか。

RT @TadaKhaos 「人々は単に「観る」だけでは踏みとどまれなくて、すぐに勝手な解釈をしたがる。」って部分が印象に残ったな。先入観持たず、客観視することがいかに大切かと。 RT @KazuhiroSoda 「尖閣諸島『流出ビデオ』について」http://bit.ly/bFhwds

その人は何を根拠にそう言うの?@p_mint めざましテレビでコメントしてる先生は全く正反対のこと言ってる。中国人乗組員が落ち着いているのは事前に衝突を知らされてるからだって。 @KazuhiroSoda「尖閣諸島『流出ビデオ』について」http://bit.ly/bFhwds

漁船の行動に問題がないなんて、僕は言ってません。そう言っているように感じるとしたら、それは貴殿に先入観があるからじゃないかな。そういう先入観を極力排して映像を観ようよと、僕は申し上げているのです。@eizo

なるほど、だとしたらその「先生」の説は信頼できるかどうか分かりませんね。@p_mint @KazuhiroSoda 当たり方が故意だからっていう前提で中国人船員が落ち着いていることの理由を後付けしてるように聞こえましたよ。

僕は「故意がなかった」と断定してるわけではないですよ。「故意があったのかどうか、分からない」と言ってるだけです。貴殿は「故意だ」という確信が持てるのですか?@eizo

http://twitter.com/KazuhiroSoda
あの映像が本物だとするのなら、ぶつかってはいるという。。。
(さすがに政治的には「飲んだら乗るな」だけでは済まされないデリケートな事態と思いますが)

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◇ 「止まれ」「来るぞ」=グシャ、揺れる巡視船−流出映像に衝突場面 - 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010110500073


尖閣ビデオ、ネット流出か=内部が関与? 海保調査−44分、国会提出より長く - 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110500070

11月5日: エキソニモ先生「カーソルをめぐる冒険」 - 東京藝術大学芸術情報センター

■ 日時:2010年11月5日 (金) 5限 (16:20〜17:50)
■ 特別講師:エキソニモ先生
■ 概要:「カーソルをめぐる冒険」
エキソニモが今まで制作した作品の中で、特に「中途半端な存在としてのカーソ
ル」をフィーチャーしたものを取り上げ、ライブ的実演をします。また40台の
iMac無人操縦し、音と映像を使ったフィードバック実験でコンピュータを限界
まで追い詰めたりしてみたいと思います。
■ プロフィール:怒りと笑いとテキストエディタを駆使し、様々なメディアにハッキングの感覚で挑むアートユニット。
1996年、千房けん輔と赤岩やえにより結成。以後、実験的なウェブ作品やインス
タレーション、自作装置によるライブパフォーマンスなど、 ソフトウェア/
ハードウェア、デジタル/アナログ、多種メディアを横断した活動を展開してい
る。2006年、アルス・エレクトロニカ・ネット部門にてゴールデンニカ受賞。国
内外の展覧会やフェスティバルに多数参加するほか、 “電気で変なことをす
る”世界的コミュニティー「ドークボット」東京支部の運営など、活動を多方面
に拡張し続けている。活動の拠点は東京とhttp://exonemo.com/
■ 本講義は、受講登録生以外の、本学在学生・教職員及び、学外の方へも公開しています。聴講希望の方は下記申し込みフォームより登録お願いします。(応募者多数の場合、申し込みを事前に締め切らせて頂きます。)ストリーミング視聴に関しては現在検討中です。

http://amc.geidai.ac.jp/?p=2947

エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA003」のフォト・レポート

エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA003」(オクトーバー・サイド) - 406
http://www.406tokyo.com/2010/11/journal0015/


エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA003」(ノヴェンバー・サイド) - 406
http://www.406tokyo.com/2010/11/journal0020/

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20051231#p2)

■2005年11月のメモより
ドラゴンボールを7つ集めるぐらい難しい byゲッツ板谷(……だったと思う)

ドラゴンボール7個コンプリートばりの難易度」
という言い換えもアリかもしれません。

で、タイトルとはまったく関係ありませんが、
ここからが本題です。

http://pcastle.cocolog-nifty.com/p_castle/2005/11/or_f2fc.html

という記述を最近読みました。
すでに直接リンクを張っていることからもわかるように、
僕はリンク禁止という考え方に反対です。
インターネットは、
どこまでいってもプライベートな空間ではなく、
パブリックな空間だと考えているからです。
もちろんパブリックであるがゆえに、
最低限のマナーは必要だとは思います。

インターネットの空間は、
例えるなら公園のようなものだと思います。
インターネット上では、それが個人のサイトであったとしても、
誰からもアクセス可能な開かれた場所である以上、
それは公園の敷地にレジャーシートを敷いて
一時的に仮設のプライベート空間を築いているようなものでしょう。

ネット上に、屋根付き壁付き塀付きの個人の家を建てる、
というような考え方には、どうにもなじめません。

http://pcastle.cocolog-nifty.com/p_castle/2005/11/post_fcfe.html
http://pcastle.cocolog-nifty.com/p_castle/2005/11/post_f352.html
http://pcastle.cocolog-nifty.com/p_castle/2005/11/post_62cc.html