アクロバット卵白(佐々木さん×福永さんトーク・終了しました)

凄かったです。ご来店頂いたお客様、ありがとうございます。今回は福永さんが、登場から席の配置にいたるまで、さまざまなアイデアを出して下さり、視覚・聴覚・触覚全てが常に開かされているような、そんなトークショーとなりました。
画像で表すとこれ(お二人ー書店員の扮装)



詳細は追い追い(いつになるやら)まとめますが、ともかくすごく印象に残ったフレーズを。

福永:ふつうじゃないことをふつうにやる、っていうのが、ふつうなんじゃないでしょうか。小説というのは、ふつうじゃないことを書いているのだから


福永:猫が角をまがったんです、すごい跳躍もできるのにそれをしないで人間みたいに角をまがったというのは


佐々木:村上春樹の『1Q84』の1巻を、買わずに本屋で殆ど立ち読みし、その作業を終えようとしている男性を見て)凄いことですよね。そうまでして読みたい、って思うってことですよね。買って読み終わるのと、これとでは、こっちのほうが多分(著者にとっては)嬉しいんじゃないかな(略)ぜんぜん知らない人なんだけど、間違いなくこのおじさんの中には、『1Q84』の成分がいま流れ込んでいますよね


佐々木:(文章を書いて、その翌日その文章を読んで反省するということについて)僕はほとんどその感覚にはなったことがないんです。翌朝見たら『やった!もう書かなくていい』とか思っちゃう。1回断絶するだけ。そのあとがあるだけなんですね


トークは佐々木さん、福永さんの最近のお仕事にまで及びました。2時間以上!恒例、物凄く中身の詰まったトークでしたが、始終笑いがおこる、和やかな時間だった印象しかありません。素晴らしいアイデアと質問とを出して頂いた福永さん、佐々木さん、ありがとうございました!

福永さんのお好きなお菓子がマカロンと教えて頂いたのですが、マカロンって卵白から出来ているんですね。ていうか卵白を泡立てるという作業を昔からうまくできたためしがありません。物凄い長い時間をかけても角が立たない。これこそ凄いアクロバットなお菓子だな。まず昔、卵白を泡立てる(長い時間かけて)ということを思い付いた人がいたのに感心します。なんでそういうことをやろうと思ったんだろう。

卵白に関する記事を書かれた方のブログを参考にしていました。すごい(情報量とか、あとお食事に関する姿勢とかが)ページで度肝を抜かれました。
全体的にこれはなんというか・・・ものすごいものを背負われた方のページだと思う。使命とか。ほんとうにすごい。