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2010-09-20

[]二人と一匹の家族が三人になりました 『ネコあね。』 1巻

ネコあね。(1) (講談社コミックス)

ネコあね。(1) (講談社コミックス)

幼い頃に両親を亡くし、祖母と飼い猫との二人と一匹でくらしていた少年・銀ノ介。

悲しい境遇ながらも細々と暮らしていた一般家庭であったが、

ある日の朝、銀ノ介が目を覚ますと猫の杏子が人間の姿になっていた・・・

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猫耳少女ものと言ってしまうとただ単に擬人化しただけの

キャラ萌え作品と思ってしまいがちですが、

本作は猫ながらに考えていることがあるんだって視点や

突然の出来事に驚きつつも家族として受け入れてゆく様子など、

実は家族愛を描いたヒューマンドラマだったのでした。

猫又になって妖怪化したとは言っても人間の姿になれる以外は害があるわけでもなく、

むしろ猫のとき以上に積極的に接してくるようになって

非常に微笑ましい家族像が描かれると共に、

普通ではなくなったことから覗かせる時折見せる雰囲気とに

思わずしんみりしてしまいます。

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派手なイベントもないし、本当に日常に則したのんびりとした空気が

心に確実に確実に染み入ってきます。

それはそうと作中に出てきた『姉弟日記』は読んでみたいです。

あらすじ聞いただけでも超展開すぎるし、作中作品スピンアウトとかで!


7年前に祖母と杏子が交わした一つの約束。

当時まだ幼かった銀ノ介が両親を亡くし、祖母の家に引き取られてくる前日、

祖母が杏子へ大して銀ノ介が悲しまないように願った一言。

『姉になってやってほしい』

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それから7年の時を経て人間になれるようになり、

今こそ本当の意味で約束を果たせると意気込む姿は

真っ直ぐでありいじらしく、その一途さに泣けてきます。

よく猫は三日で恩を忘れると言うけれど、

猫又に対しては当てはまらないってことですね。

基本的には姉として以上に銀ノ介大好きって気持ちが先行して、

あらゆることで姉らしく振舞おうとしたりするも、

耳や尻尾が付いている外見や猫のときと変わらぬ行動が

人間であると大胆すぎる行動であることとなって大半が空回り。

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傍から見ていても危なっかしく見えてしまうわけですから、

当人たちにとっては日常が大事件の連続です。

そしてその結果に一番落胆しているのは杏子自身であり・・・

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努力が決して報われるわけではないのが現実の無情さだけど、

杏子については報われてほしいですね。

猫又になって人間の姿になれるようになったのも、

きっと意味があるはずなんだ。


相手は猫であるとわかっていながらも、

ついついドッキリしてしまいそうな際どい衣装の数々。

杏子が姉として頑張ろうとする姿も魅力の一つですが、

この狙ってるんじゃないかってくらいの服の着こなしも気になります。

実際服を着てる生き物なんて人間くらいのものだからわかるっちゃわかるけど、

はじめて人間になったときは当然のようにマッパ。

全体的に裸ワイシャツ率も高いし、誘っているのか!?

ぃゃむしろ杏子の猫たる所以であり、それらしさが良く出ているポイントなんですけどね。

きっといつか家族以外で唯一杏子の正体を知る沙希さんと

水着とかそれに準じたシチュが出てくる予感がするんだ。

しかし沙希さんに限らず作中に出てくる女性キャラは年齢問わず惹かれるなぁ。

年長者ならではの落ち着きと順応性を持ちながら、

心根ではしっかりと家族のことを案じているお婆ちゃんしかり、

子供ならではの好奇心と遊び心を持ち合わせた

八百屋の娘の恵美ちゃんしかり。

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いずれは恵美ちゃんあたりにも杏子の正体がバレそうだけど、

人間の姿になったときの絡みも見てみたいですね。

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