これぞ宇宙麻雀!? 『ムダヅモ無き改革』 8巻

ムダヅモ無き改革 (8) (近代麻雀コミックス)

ムダヅモ無き改革 (8) (近代麻雀コミックス)

JAXA事業仕分けを賭けた三番勝負の一戦目を征した真田たち。
続く二戦目に早くも大将と思われたレンホーが登場し、
勝負は苛烈を極めるが・・・
新章獅子の血族編の第二弾となる今回。
神々の黄昏編があまりにも全力でクライマックスを迎え、
一気に規模が国内へと変わったものだから、
さすがに勢いが衰えたりするんじゃないかなんて思ってましたが、
むしろ身近になった分だけ話の危険度が大幅に増してますね。

以前から巻末の番外編でアレなキャラとしての描写ばかりで、
露骨なまでのアンチ民主党っぷりは描かれていたから、
それが本編になるとどれだけぶっ飛んだ話になるかってことですよ。
麻雀漫画としても常識の範疇を遥かに超越しちゃってますからね。
しかも今回は帯のコメントに石破茂を起用してたりするし、
どこまでも自重しないで突っ走ってますね。
帯書かせるってことは本人に読ませてるってことですよね?
自民党の人たちはまともなキャラで描かれているからともかくとして
(タイゾーは過去最高のウザキャラになってるから別格)、
本物の鳩山とか蓮舫が読んだらどう思うんだろう・・・
笑い飛ばすか激怒するかのどっちかだろうなぁ。
危険度MAXすぎて発禁になったりしないか心配になってくるわ。
兎にも角にもクレイジー、この一言に尽きます。


国内は国外首脳陣以上に化物揃いだった・・・
二戦目でいきなりレンホーが出てきちゃったりして、
おいおいこれって三番勝負だったよな?
ヒトラーのときじゃあるまいし三戦目とかどうするんだよと思ってたら、
その相手がまさかの・・・

鳩山きたー!
三番勝負は中ボス戦程度だと思っていたらラスボス戦だった罠。
この鳩山がとにかくヤバすぎてレンホーが全然まともなキャラに見えてくるから困る。
さすがに作中では伏字になってるけど、キチガイすぎるにも程があるわ。
鳩山自体は一昨年前に出たOVAにも登場してたりしましたが、
あっちは中国贔屓に傾倒してる程度のレベルでまだ人間としてマシだった。
が、今回登場して蓋を開けてみたら人間の常識が通用しやがらねぇ・・・
ぃゃ、見た目からして十分すぎるほど人外なんだけど、
行動は更に人外すぎる。
タイゾーを殴って卓上の山崩壊、雀卓自体をぶん投げるとやりたい放題。

開幕から親チョン2連続で罰符24,000点放出したの直後に
親倍8,000点オールで全員25,000点の振り出し状態リセット。
わけがわからないよ・・・

完全に様子を見て混乱してる四条さんと全く同じ状態です。
ヒトラーハイゼンベルクストライクを軽く超越する変態っぷりだわ。
当然のように婦人も人間離れしたのが顔だけじゃないし、もうやだこいつら・・・
頼むから人類に理解できるようにして・・・


ぶっ飛んだ話の中にも癒しを。
キャラも勝負の内容も常識の範囲を超越しすぎてて、
唖然としてしまうこと必至ではあるものの、
そんな中だからこそ四条さんの存在が貴重ですね。
巻末では学園ゆる系4コマが展開されてイゾルデとか出てきてるけど、
そっちは番外編なのでまぁさておき。
女性キャラでも奇人変人が多い本作において、
数少ない清純派ヒロインキャラとして大活躍ですよ。
ちょっとエロいし。
60話目の扉絵ではゆかりタンと二人で水着姿を披露し
(四条さんもしかしてトップレス!?)、
レンホー戦後には台詞だけだと事後にしか思えない意味深すぎる一言。

天然であざといぜ!
一応他にもお色気シーンのあるキャラはいるにはいるんですがね・・・
レンホーだけど・・・

スーパージョッキー熱湯コマーシャルとか懐かしいな。