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栗岡奈美恵の「雨の雫」

2012-01-29

「今日と明日の間で」

| 13:24

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ダンサー首藤康之ドキュメンタリー映画を観た。

この有名なダンサーのことを、全く知らなかった。

映画館の壁に貼られたポスターが

あまりに美しかったので、なんの予備知識も無く

吸い寄せられるように映画館に入った。

伝統的なバレエの世界で踊り続けた彼が、

コンテンポラリーダンスへ挑戦した軌跡を追っている。

現代美術の作品展示スペースを舞台空間にした

中村恩恵振り付け「時の庭」

小野寺修二振り付け「空間に落ちた男」

シディ・ラルビ・シェルカウイ振り付け「アポクリフ」

椎名林檎書き下ろしのソロ「Between Today and Tomorrow」

そして、かつてモーリス・ベジャールに指導された過去の映像や、

本人と、共演したダンサーたちのインタビューなど

バックステージが挿入される。

この一本の映画で彼の虜になるには、十分だ。

積み重ねて行く鍛錬と精神の持続は、

こんな肢体を作り上げて行くのかと、

舞踏する姿のあまりの美しさに息をのむ。

舞踏の神様は、彼を選び祝福し、

さらなる試練を与え続けるのだろう。

2012-01-27

「無言歌」

| 15:09

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2012年の最初に観た映画は、ワン・ビン監督の「無言歌」(2010年/109分)

香港フランスベルギー合作の、決して中国で上演されることの無い、若い中国人監督の作品だ。

私の頭の中で、常にもっと知りたい、謎だらけのもどかしい隣国、中国

文化大革命」より数年前の「反右派闘争」のお話。

1956年毛沢東は、「百花斎放・百家争鳴」を提唱。共産党への批判を歓迎すると言った。

その数ヶ月後、一転「反右派闘争」が始まり、国の将来のために発言した人々をことごとく弾圧して行く。

映画は、労働教育農場という名の見渡す限り砂漠のような荒野を、ひたすら開墾し、

土豪に収容された人々を淡々と描いて行く。

あまりに寒く、ひもじい日々が、人々の命を次々に奪って行く。

土豪の中の暗闇と差し込む光、

濃い青空と砂漠に吹きすさぶ風、

映像はあくまで美しい。


他者や自分に対する尊厳を守り抜こうとする者と、

人間としての一線を越えてしまう者。

監督は、2003年から2007年の3年間,

実際に収容所に送られた生き残りの人や家族を取材し続けた。

映画の中の過酷なシーンは、全て真実であるらしい。

私は、映画館のシートにへばりついて、最後迄必死に観た。

後は、現実の世界で、必死に生き抜く迄だ。

2011-08-25

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」

| 15:50

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アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた

イギリスのストリートアーティスト、バンクシー初監督作品だ。

LAの古着屋の主人ティアリーが、ビデオ撮影が趣味で、

ひょんなことから、ストリートのグラフィティアートの撮影をすることから始まる。

警察の目を盗んでビルの壁面に作品を描くアーティスト達。

キンコーズで、超特大コピーを切り貼りして(普通に地味な作業です)、

深夜素早く壁をよじ登り貼付ける姿は

違法行為でありながら、微笑ましい青春映画のようだ。

映画の中盤、ティアリーは、イギリスのストリートアーティスト界のスター

バンクシーに遂に出会う。

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撮影の膨大なテープは、エンドレスでただただ増幅すると思われたとき、

ティエリーは、尊敬して止まないバンクシーから、編集して映画にしろと言われる。

でも、出来上がった作品が、あまりにひどいので、

「もう、ビデオを撮るのは、いい加減でやめにして、自分でARTをやってみろ」

と言われて、アーティストに転じることになる。

ここから、映画の主人公が、

ビデオを撮っていたティエリー自身に取って代わる!


かつて80年代、バスキアやキースヘリングがストリートからスターになったように、

ティエリーが映していた彼らも、オークションで高値で売られるアーティストに時代は変貌していた。

すべてのノウハウを長年見続けていた男は、

コンセプト無きまま、(なんだかウォーホールの偽物みたいな作品)で

見事エキシビジョンを成功させて

有名アーティストの仲間入りを果たしてしまう!!

一枚の絵も描いたことの無い男が、

一夜にして、億万長者のアーティストに転じてしまう、

嘘のような本当の話。


アート市場の滑稽さを皮肉たっぷりに描いた

アーティストが監督したリアルな映画だ。

あっけにとられ、笑いながら、最後はなんだか哀しくなる。



よい作品を生み出すこと、よい作品に出会い感動すること、

そんなシンプルなことを、あらためて問わずにはいられない。

http://www.uplink.co.jp/exitthrough/top/index2.php

2011-07-20

「海洋天堂」

| 23:52

大阪のガーデンシネマで、「海洋天堂」を観た。

アクションなしのジェット・リーだ。

21歳の自閉症児を持つとっても優しいお父さんの役。

二人っきりの家族、

余命宣告を受けたお父さんと息子の日常がきめ細かく綴られて行く。

ユーモラスに、温かく、そして切なく・・・

ジェット・リーの新たな魅力に出会える、心が温かくなる映画だ。


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http://kaiyoutendo.com/

2011-06-06

「こころクッキー」展 終了しました。

| 20:02

展覧会、昨日終了しました。

たくさんの方々に観に来て頂いて、

心から感謝しています。

展覧会のために作品を作るのは

暗闇の中

何かを手探りで探し続けるようなものです。

苦しいけれど、発見があり、喜びがあります。

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これからも

ひとつひとつ、新しい絵に

真摯に向き合いたいと思っています。


また、会期中「こころバッジ」で東日本大震災の募金を集めました。

合計金額13735円を、ユニセフ東日本大震災緊急募金)宛にお振込致しました。

多くの方々のご協力、感謝しています。

本当に有り難うございました。

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http://www.namie-kurioka.com/

ホームページでもご報告しています。