ロベール・クートラス展「僕の夜」

恵文社一乗寺店は、お気に入りの本屋さんだ。
私の家からバスと電車を3回乗り継いでたどり着く。(けっこう遠い!)
一番奥のギャラリーで、ロベール・クートラス「僕の夜」展を観た。

ロベール・クートラスは、1985年に55歳で逝去。
パリの古い小さなアパートで、毎夜12センチ×6センチほどのカルトに
隠遁者のように生き、6000ほどの絵を描き残した。

一枚一枚の絵は、実際の年月よりももっと古びたように見える。
とても懐かしく、心地よい猥雑さを持ち、
ユーモラスで、哀しい。

そっと手に取って、トランプ遊びのように
幾通りにも並べてみたい。